#148 Article 13479 Posted at 1994/11/21 01:11:42 by .*わぴ (MAP3233) [NOVEL.ORG]
Subject: Re: Re: Re: チャチャ第1部終了へ向けて /13386 /13251 /12983
戦いが終わりチャチャは変身をといた。だが、やはり激痛がチャチャ
を襲った。
「あぁぁぁぁぁぁーーー」
「チャチャぁ、しっかりしろ、チャチャ!」
「チャチャさん、しっかりしてください、チャチャさん!」
リーヤとしいねちゃんはチャチャの手を握り、チャチャを心配してい
る。痛みをこらえるようにチャチャは手に力をいれるので、痛みの強さ
はリーヤとしいねちゃんにも伝わった。
とそのとき、プリンセスメダリオンが光り出した。そして光りながら
中に浮き、その光は柔らかく、そして優しくチャチャを包みこんだ。す
ると、チャチャはさっきの痛がりようがうそのように安らかな表情に
なった。そしてだんだんチャチャの傷が少しずつ治ってきた。もう痛み
もないようだ。しばらくして傷がすべて治るとその光は静かに消えて
いった。
光が消えると、チャチャはゆっくり目を覚ました。
「お、おじいちゃん?」
というとすぐチャチャは飛び起きた。
「おじいちゃん? 今の、おじいちゃんだよね!?」
「何を言っているんですか、チャチャさん。僕たちの他には誰もいませ
んよ」
「でも、わたし見た! おじいちゃんが、おじいちゃんがそこにいたも
ん! 『元気に生きるんだ』って頭なでてくれたもん! あっ」
チャチャは胸のプリンセスメダリオンに気付いた。
「そうだ、おじいちゃんはメダリオンの宝石になっていたんだ! あ、
あれーっ!?」
メダリオンの宝石が輝きを失っていることにチャチャは気付いた。
「今の光は・・・やはり・・・」
セラヴィーには今の光が何なのかをわかっているようだ。
「セラヴィー先生~! メダリオンの宝石が・・・おじいちゃんの宝石
がこんなになっちゃったぁ!」
「やはり、そうでしたか。チャチャ、心して聞くんですよ。」
「うん!」
「あなたのおじいちゃん、ジーニアス大王は・・・、なくなりました」
「えーっ!?」
「大魔王の力で大王さまはメダリオンの宝石にされてしまったことは前
に話しましたね」
「はい」
「チャチャが大魔王を倒したのに、その宝石は大王さまには戻らなかっ
た。それに、さっきの光・・・。きっとさっきの光が大王さまだった
のでしょう」
「光?」
「チャチャ、あなたはさっきの戦いでたくさんの傷をおいましたね。で
もよくご覧なさい。今は傷ひとつない。さっきチャチャは光に包まれ
ていました。大王さまが自分の生命力を使ってチャチャの傷を治して
くれたのです」
「おじいちゃん・・・、そんなぁ。会いたかった、会いたかったのに・
・・」
チャチャはメダリオンを見つめながらつぶやいた。大粒の涙がいくつ
もこぼれていた。こぼれた涙がメダリオンの宝石に当たったとき、メダ
リオンが光り始めた。
「あ、光ってる! メダリオンが光ってる!」
輝きを失っていたメダリオンの宝石が、ふたたび輝き出した。
「こっちも、こっちも光ってます!」
「オレのもだ!」
リーヤとしいねちゃんのブレスレッドと指輪も光り始めた。メダリオ
ンは宙に浮きブレスレッドと指輪のほうへ行きたがっているようだ。
「りーや、しいねちゃん。指輪とブレスレッドをこっちに持ってきて」
チャチャはメダリオンを首から外し、指輪とブレスレッドと共に床に
置いた。みっつは輝きながら宙に浮いた。すると急に輝きが強くなった。
眩しくて見ていられないほどの光を放っている。みんなは目を閉じてし
まった。光がおさまり目をあけると、そこにはジーニアスが立っていた。
つづく
赤ずきんわぴ