#148 Article 13479 Posted at 1994/11/21 01:11:42 by .*わぴ (MAP3233) [NOVEL.ORG]

Subject: Re: Re: Re: チャチャ第1部終了へ向けて /13386 /13251 /12983

スレッド関係
元スレッド #148/12983 — 「チャチャ第1部終了へ向けて」 1994/11/09 22:58:46 · .*わぴ · MAP3233
ある日、チャチャは自分の身体に異変が起こっていることに気付いた。 「(どうしたんだろう。マジカルプリンセスから元に戻ると、身体中が ちょっとだけど痛くなっちゃう。)」 「チャチャさん、どうしたんですか? どこか痛いんですか?」 「ううん、ちょっとね。でも、なんともないよ。大丈夫。」 「あっ、チャチャさん・・・」 しいねちゃんはちょっと勘違いしてるようだ。チャチャはいつものチャ チャのこと。別段、気にしているようすはなかった。 ところが、…
     参照 #148/13251 — 「Re: チャチャ第1部終了へ向けて /12983」 1994/11/15 19:35:54 · .*わぴ · MAP3233
どのくらいの日がたっただろうか。チャチャも元気になったころ、大 魔王からの手紙がチャチャのもとへ届けられた。 「う゛っ、よ、読めない・・・」 大魔王の妙な癖の字のせいでチャチャには読めなかった。 「セラヴィー先生、これ読めないのぉ」 「貸してごらんなさい。・・・、おやおや、大変なことになりましたよ、 チャチャ。大魔王がとうとう戦いを挑んできました。もし、大魔王の もとへこないと石にされた王様と王妃様の像を粉々に壊してしまうそ うです」…
         返信元 #148/13386 — 「Re: Re: チャチャ第1部終了へ向けて /13251 /12983」 1994/11/19 00:04:58 · .*わぴ · MAP3233
3人は大魔王の城の前に着いた。だが、城の門はかたく閉ざされていた。 「ちぇっ、なんだよ大魔王のやつ。手紙まで出しといてお出迎えもなし かよっ」 「ふははははは、よくきたなチャチャ。私は城の奥の大広間にいる。早 くくるがよい」 閉ざされていた門がゆっくり開いた。城の中は暗くてよく見えないが、 奥のほうからわずかな光がもれている。 「リーヤ、しいねちゃん・・・。がんばろっ」 チャチャはふたりの手をとり、そう言った。だが、その手はかすかに 震…
             現在 #148/13479 — 「Re: Re: Re: チャチャ第1部終了へ向けて /13386 /13251 /12983」 1994/11/21 01:11:42 · .*わぴ · MAP3233
                 返信先 #148/13494 — 「Re:*4 チャチャ第1部終了へ向けて /13479 ... /13251 /12983」 1994/11/21 11:16:52 · サメくん · MAP5059
・・・感動してます。 素直な自分が、ちょっとだけ好きになれたような気がします。 わぴさん、すてきな物語をありがとう・・・続きも楽しみですね。 さて、そろそろB.チャチャの方の続きも書かなければの、サメくん .
                 返信先 #148/13508 — 「Re:*4 チャチャ第1部終了へ向けて /13479 ... /13251 /12983」 1994/11/21 23:22:18 · ろいたー共同 · MAP4427
チャチャの涙が奇蹟を、奇蹟を呼び起こしたのですね!! 背中がぞくぞくしてきました。 わぴさんの小説、読ませる内容だわ~。 続きがとっても、気になります。 ろいたー共同 (Lev.432)
                 返信先 #148/13654 — 「Re:*4 チャチャ第1部終了へ向けて /13479 ... /13251 /12983」 1994/11/25 21:45:59 · .*わぴ · MAP3233
「チャチャ? お前がチャチャなのか?」 「お、おじいちゃん? そう、そうよ。わたしがチャチャよ! おじい ちゃん、会いたかったよー!」 チャチャはジーニアスに抱きつき、大声で泣き出してしまった。 「大王さま! お久しぶりです」 「おぉ、お前はセラヴィーじゃな。チャチャをここまで育ててくれてあ りがとう。お前自身もずいぶん立派になったもんだな。こんなに美し いお嫁さんももらいおって、ははははは」 「誰がお嫁さんよーっ!」 どろしーは真っ赤…
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戦いが終わりチャチャは変身をといた。だが、やはり激痛がチャチャ
を襲った。
「あぁぁぁぁぁぁーーー」
「チャチャぁ、しっかりしろ、チャチャ!」
「チャチャさん、しっかりしてください、チャチャさん!」
 リーヤとしいねちゃんはチャチャの手を握り、チャチャを心配してい
る。痛みをこらえるようにチャチャは手に力をいれるので、痛みの強さ
はリーヤとしいねちゃんにも伝わった。

 とそのとき、プリンセスメダリオンが光り出した。そして光りながら
中に浮き、その光は柔らかく、そして優しくチャチャを包みこんだ。す
ると、チャチャはさっきの痛がりようがうそのように安らかな表情に
なった。そしてだんだんチャチャの傷が少しずつ治ってきた。もう痛み
もないようだ。しばらくして傷がすべて治るとその光は静かに消えて
いった。

 光が消えると、チャチャはゆっくり目を覚ました。
「お、おじいちゃん?」
というとすぐチャチャは飛び起きた。
「おじいちゃん? 今の、おじいちゃんだよね!?」
「何を言っているんですか、チャチャさん。僕たちの他には誰もいませ
  んよ」
「でも、わたし見た! おじいちゃんが、おじいちゃんがそこにいたも
  ん! 『元気に生きるんだ』って頭なでてくれたもん! あっ」
 チャチャは胸のプリンセスメダリオンに気付いた。
「そうだ、おじいちゃんはメダリオンの宝石になっていたんだ! あ、
  あれーっ!?」
 メダリオンの宝石が輝きを失っていることにチャチャは気付いた。
「今の光は・・・やはり・・・」
 セラヴィーには今の光が何なのかをわかっているようだ。
「セラヴィー先生~! メダリオンの宝石が・・・おじいちゃんの宝石
  がこんなになっちゃったぁ!」
「やはり、そうでしたか。チャチャ、心して聞くんですよ。」
「うん!」
「あなたのおじいちゃん、ジーニアス大王は・・・、なくなりました」
「えーっ!?」
「大魔王の力で大王さまはメダリオンの宝石にされてしまったことは前
  に話しましたね」
「はい」
「チャチャが大魔王を倒したのに、その宝石は大王さまには戻らなかっ
  た。それに、さっきの光・・・。きっとさっきの光が大王さまだった
  のでしょう」
「光?」
「チャチャ、あなたはさっきの戦いでたくさんの傷をおいましたね。で
  もよくご覧なさい。今は傷ひとつない。さっきチャチャは光に包まれ
  ていました。大王さまが自分の生命力を使ってチャチャの傷を治して
  くれたのです」
「おじいちゃん・・・、そんなぁ。会いたかった、会いたかったのに・
 ・・」
 チャチャはメダリオンを見つめながらつぶやいた。大粒の涙がいくつ
もこぼれていた。こぼれた涙がメダリオンの宝石に当たったとき、メダ
リオンが光り始めた。
「あ、光ってる! メダリオンが光ってる!」
 輝きを失っていたメダリオンの宝石が、ふたたび輝き出した。
「こっちも、こっちも光ってます!」
「オレのもだ!」
 リーヤとしいねちゃんのブレスレッドと指輪も光り始めた。メダリオ
ンは宙に浮きブレスレッドと指輪のほうへ行きたがっているようだ。
「りーや、しいねちゃん。指輪とブレスレッドをこっちに持ってきて」
 チャチャはメダリオンを首から外し、指輪とブレスレッドと共に床に
置いた。みっつは輝きながら宙に浮いた。すると急に輝きが強くなった。
眩しくて見ていられないほどの光を放っている。みんなは目を閉じてし
まった。光がおさまり目をあけると、そこにはジーニアスが立っていた。

つづく
                                                    赤ずきんわぴ