#148 Article 13654 Posted at 1994/11/25 21:45:59 by .*わぴ (MAP3233) [NOVEL.ORG]
Subject: Re:*4 チャチャ第1部終了へ向けて /13479 ... /13251 /12983
「チャチャ? お前がチャチャなのか?」
「お、おじいちゃん? そう、そうよ。わたしがチャチャよ! おじい
ちゃん、会いたかったよー!」
チャチャはジーニアスに抱きつき、大声で泣き出してしまった。
「大王さま! お久しぶりです」
「おぉ、お前はセラヴィーじゃな。チャチャをここまで育ててくれてあ
りがとう。お前自身もずいぶん立派になったもんだな。こんなに美し
いお嫁さんももらいおって、ははははは」
「誰がお嫁さんよーっ!」
どろしーは真っ赤になって怒っている。
「お師匠さまぁ。大魔王もいなくなったことだし、いっそのことセラ
ヴィーさんと結婚したらいいんじゃないですかぁ」
「しいねちゃんまでなに言ってるのーっ!!」
「ごめんんさい、お師匠さまー」
「ははははははは」
どろしーは真っ赤になっている。皆はついさっきまで大魔王と戦って
いたことも忘れたように笑っていた。
「王女さまっ!」
ソーゲスがチャチャたちのところへ入ってきた。
「あっ、あなたはソーゲスさん。どうしてここにきたの?」
「大魔王の叫びが聞こえたのでここまできてみたでゲス。大魔王を倒し
たでゲスね。これで安心して暮らせるでゲス。おぉっと、いけなかっ
たでゲス。ささっ、王女さまこちらへ。王さまと王妃さまがもとに
戻ってるはずでゲス」
ソーゲスに案内されて、皆は王さまと王妃さまの石像のあった部屋へ
行った。
「お父さん! お母さん!」
チャチャが王さまと王妃さまのもとへ駆け寄った。
「ここは? あ・・・、あなたは誰なの?」
ずっと石像にされていた王さまと王妃さまは、まだ状況がつかめてい
ない。
「わたし、チャチャ、チャチャよ。お父さんとお母さんね、大魔王に石
にされちゃってね、それで、わたし、こんに大きくなったの!」
お父さんとお母さんに会えた嬉しさのせいか、ちゃんと説明ができな
い。
「私が説明しましょう。お久しぶりです、王さま、王妃さま」
「お、お前はセラヴィーなのか?」
セラヴィーが今までチャチャを育てていたこと、王さまと王妃さまが
石像にされて 13年が過ぎていたこと、大魔王はチャチャが変身して倒
したことなどを話した。
「そうか、そんなことがあったのか・・・。チャチャ、よくやってくれ
たな」
王さまはそう言うとチャチャの頭を撫でた。チャチャはとても嬉しそ
うだ。
「さて、こんなところにいてもしょうがないですね。王さま、王妃さま、
私の家へどうぞ。ゆっくり身体をお休めください」
「これからはずっとお父さんお母さんと一緒なのね」
「そうね、チャチャ」
王妃はチャチャに向かってにっこりと微笑んだ。
「よかったですね、チャチャさん」
「よかったな、チャチャ」
「うん!」
大魔王を倒し、王と王妃ももとに戻った。それを喜ぶチャチャの顔は
最高の笑顔だった。
おわり
赤ずきんわぴ