#148 Article 12983 Posted at 1994/11/09 22:58:46 by .*わぴ (MAP3233) [NOVEL.ORG]
Subject: チャチャ第1部終了へ向けて
ある日、チャチャは自分の身体に異変が起こっていることに気付いた。
「(どうしたんだろう。マジカルプリンセスから元に戻ると、身体中が
ちょっとだけど痛くなっちゃう。)」
「チャチャさん、どうしたんですか? どこか痛いんですか?」
「ううん、ちょっとね。でも、なんともないよ。大丈夫。」
「あっ、チャチャさん・・・」
しいねちゃんはちょっと勘違いしてるようだ。チャチャはいつものチャ
チャのこと。別段、気にしているようすはなかった。
ところが、大魔王との決戦も近づいたある日、チャチャはとうとう倒
れてしまった。
「チャチャさーん、大丈夫ですかっ! しっかりしてください!!」
「チャチャー! どうしたんだ!? 大丈夫かっ!!」
「リーヤ、しいねちゃん。大丈夫・・・、大丈夫よ・・・」
とは言うが、チャチャは立ち上がることができない。
「大丈夫なわけないじゃないですかっ! こんな立てないほどなのに」
リーヤとしいねちゃんに支えられてやっとチャチャは身体を起こした。
「リーヤ、しいねちゃん。今まで黙っててごめん。痛いのはずっと前か
らなの。それが、最近、前よりずっと痛くなっちゃって。マジカルプ
リンセスから戻ったときに急に身体中が痛くなるの。」
「どうして今までそれを・・・」
「ふたりに心配かけたくないもん・・・」
「それよりしいねちゃん。早いとこチャチャを家まで連れてかないと。」
「そ、そうですね。チャチャさん、歩けますか?」
「オレがおぶってく」
「ありがとう、リーヤ、しいねちゃん」
リーヤに負ぶさってチャチャは家まできた。ベッドに横になると、こ
れまでのことをセラヴィーに一部始終話した。
「それはきっと、マジカルプリンセスになることでチャチャの身体に負
担が掛かっていたのでしょう。大人の身体になるわけですから、無理
があるのもうなずけますね。」
「しばらくは変身しないほうがいいわね、チャチャ」
「うん・・・」
「敵なんかはオレがやっつけてやるから、チャチャはゆっくり休むんだ
ぜ」
「そうです、チャチャさんは僕が守って見せます!」
「いやっ、チャチャはオレが守るんだ!」
「力だけのバカ犬になにができるぅ?」
「なんだと、しいねちゃん!」
「ふたりともやめて! ありがとう、リーヤ、しいねちゃん」
「おおうっ」
「はい・・・」
つづく
赤ずきんわぴ