#148 Article 13983 Posted at 1994/12/02 10:38:39 by サメくん (MAP5059) [B.CHACHA]
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『聖なる光のもとに』 --チャチャ VS B.チャチャ 宿命の対決-- その7 「ピー助・・・」 「ピィ・・・」 胸に抱く不死鳥の体から、ぬくもりがどんどん流れ出していく。 かすかに体を震わせながら、ピー助はその蒼瞳を大チャチャの亜麻色の瞳に合わせた。 涙に煙る瞳の中で、薄く微笑んだように見える。 ・・・くっ 細い首をおとし、ピー助はぴくりとも動かなくなった。 「ピー助ぇぇぇぇ!!」 号泣する大チャチャに、カオティックプリンセスはぴたりと照準を合わせる。 「このまま朽ちるなら、それも宿命。・・・さよなら、チャチャ!」 振り上げるスティングクリスに、周りから力が流れこんでいく。 絶望と恐怖、そして憎悪の思念が・・・ 「スティングクリス!・・・」 妖しく輝きを増す血色の短剣が、虹色のオーラを放ち始めた。 「フリージングフラーッシュ!!」 天から振りおろした虹色の刃が、白銀の光と化して大チャチャの足元に迫る! 「!?」 ほとんど反射的にバードシールドを展開する大チャチャ。だが、白銀の風刃はバード シールドをあっさりと突破し、彼女の足元から一気に吹き上がった。 大チャチャの全身を、白銀の凍嵐が包みこむ。 「きゃああああっ!!」 ぴきぴきぴきっ! カン高い異音が響きわたり、白い霧が辺りを染めあげていく。 「・・・チャ、チャチャー!!」 (チャチャさ~ん!) 自らの境遇も忘れ、リーヤとしいねちゃんが絶叫する! 『チャチャー!!』 結界の外のセラヴィ達が、絶叫をはもらせた。 ゆっくりと晴れていく霧の中に立つ影は、今なお血色の輝きを放ち続けるスティング クリスを右手に下げたカオティックプリンセス。 そのどこか哀しげな眼差しの先に、そそりたつ氷柱がきらりと陽光を反射していた。 「・・・チャチャ・・・」 セラヴィ達は見た。氷柱の内に封印されしその姿。胸中にピー助をかき抱き、まるで 眠るかのようにたたずむ大チャチャの姿を・・・ 氷中に広がる金の髪がきらきらと輝き、その肌の色はいまだ瑞々しい。 されど、生命の気はどこにも感じられない。 さながらそれは、美しい彫像のごとくそこに存るのみ。 「チャチャーーぁ!!」 セラヴィの絶叫が、静寂を破った。 その7終わり、サメくん