#148 Article 13644 Posted at 1994/11/25 17:00:36 by サメくん (MAP5059) [B.CHACHA]
Subject: Re:*4 私を忘れないでよね /12722 ... /12669 /6715
『聖なる光のもとに』 --チャチャ VS B.チャチャ 宿命の対決--その4 「リーヤ、しいねちゃん!?」 顔を上げた大チャチャの眼前で、二人は絶体絶命の危機に陥っていた。 痛む両足に力をこめて、大チャチャは立ち上がる。 「・・・二人を助けなきゃ」 「そんな暇、貴方にあるのかしら?」 そう言うなり、カオティックプリンセスが飛びこんでくる。 浴びせられる痛烈な斬撃に、受け止めた大チャチャの左手がしびれた。 ばりばりっと異質な魔力をスパークさせながら、二人は必死の表情で対峙する。 「・・・まだまだね、あいつはもっとうまく神器を使っていたわよ・・・」 つぶやくカオティックプリンセスの口調は、大チャチャが知っている彼女では無い。 (だ、誰? 貴方はいったい・・・?) 混乱する困惑する大チャチャの視界に、カオティックプリンセスのタリスマンがとま った。 (B.チャチャちゃんが普段持っていたのは、こんなんじゃない。色こそ違っていたけ ど、私のプリンセスメダリオンにそっくりだったはず・・・) 「どうしたの、気が抜けてるわよ。チャチャ!」 「きゃあっ!!」 がっと、カオティックプリンセスに跳ね飛ばされる大チャチャ。 よろけつつも、ウィングクリスを握り直す。 「貴方は、ブランデーちゃんじゃないわね!!」 きっとにらみつける大チャチャに、カオティックプリンセスはふっと微笑んだ。 「いいえ、貴方の前にいるのは、確かにブラッディ・チャチャ。貴方の影よ!」 「そんなことない!! ブランデーちゃんは友達だもの、こんなにひどい事するはずな い!!」 戦意も新たにウィングクリスを構える大チャチャに、カオティックプリンセスもまた スティングクリスを正眼に構えてみせた。 「・・・この娘は幸せね・・・でも、今は貴方を倒す! 行くわよ、マジカルプリンセ ス!」 二人の剣の軌跡が幾度となく交差し、激しく魔力の火花を散らす。 そうしてる間にも、リーヤとしいねちゃんの生命は刻々と削られていくのだ。 (バーニングフラッシュも跳ね返されちゃうし、いったいどうすればいいの?) 迷いの剣筋は、確実に自身をも傷つけていく。 「・・・さあ、どうだ。貴様の希望はもう絶えるのだ(ボソボソ)」 全身の骨が軋む音を聞きながら、しいねちゃんはかすむ目でチャチャの姿を求めた。 カオティックプリンセスの手慣れた剣が、彼の大切な人を切り刻んでいく。 彼の希望を・・・ (チャ、チャチャさ~ん・・・) 締め上げられ、幾ばくも空気が入らなくなった肺を振り絞るようにして、しいねちゃ んは叫んだ。しかし、その声はほとんど出ない。 「・・・死ねぃ、絶望にうちひしがれながら(ボソボソ)」 ダーク・死ー音の低い声が不気味に響く。 「はははははっ、どうした。んん? こんなもんで終わりか?」 げしげしっと地面にリーヤをうちすえながら、V・リーヤはその狼顔を醜く歪ませた。 右手に握ったリーヤから、急速に抵抗の意志が抜けていくのがわかる。 「うがっ。く、くそっ~。どひゃっ。チャ、チャチャ~!!」 抵抗しようにも、こんなにボロボロになるまで叩きつけられれば、身体の方がいうこ とを聞かない。 「そらっそらっ、どうだ。力の差を思い知ったか? お前は俺には勝てん、勝てんのだ。 がははははっ!!」 V・リーヤのおたけびが、リーヤの心まで傷つけていく。 (勝てないのかよ、チャチャ。こんなので終わりなのかよ・・・) 恐怖を知らぬ心がひとたびそれに屈すれば、 立ち上がることなどできはしない。 「お前の負けだーっ、リーヤぁぁぁ!!」 V・リーヤは、ひときわ高くリーヤを振りかぶった。 その4終り、サメくん