#126 Article 9263 Posted at 1993/11/13 02:38:32 by UZAWA (MAP2990) [PARADOX]
Subject: Re: 時間跳躍のパラドックス /9262
私の勝手な解釈ですが、
「過去も未来も1セットづつしか存在しないが、未来は自由意志の選択によって
無限に変化しうる」
さらに、「未来は、自由意志の選択だけでなく、外部要因によっても変化する」
そして、現在も過去から見れば未来ですから、
「現在確定しているように見える事象でも、過去の自由意志及び外部要因によって
変化しうる。」
そして変化した場合、
「変化が起きた時点からの、全ての事象、関係者の記憶は、一瞬にして再構成される
ため、関係者は変化が起きたことに気づかない」
あなたが、今コーヒカップを持っているとします。
もしかすると、あなたがカップを落として割った現在があったかもしれません。
しかし、割れていないカップを持っているあなたは、そんなことは気づきもしない。
こういうことを言ってます。
以上の解釈をすると、前の2つの疑問は解決します。
1 スタンドのメモは姫子が考えついたのであろうが、それは「いつ」か?
メモを張らなかった未来が、あったはずです。
この場合、姫子は未来に行っても、自分には会えず、何とか未来の自分から
現在の自分に連絡を取る方法を考えたはず。
そして、メモを張ることに決めた瞬間に時空間の再構成が起きます。
メモを張らずに自分に会えなかった記憶は、全ての時間から忘れられて、
メモを張って自分に会った記憶だけが残り、誰がいつメモを考えついたかは
当人にとっては永遠の謎となるのです。
2 未来から帰った姫子が、メモを張らないことに決めたらどうなるか。
まず、メモを張らないと決めた瞬間に時空間の再構成が起きます。
すると、未来に行ってもメモはなく、メモを張らないと決める理由が
なくなりますから、また再構成が起き、「張らない」と考えたことがない
ことになります。
さらに、今度は「張ってある」わけですから、「張らない」と考える
ことができ、そう決めた瞬間に、また再構成が起きます。
こうして再構成が連続して起き、事象は確定しません。
結局、気まぐれで「やっぱり張る」ことに決めるか、外部の影響で
「張らないと考えることなど思いつかない」となるまで、再構成が続き
このどちらかになった瞬間、事象は確定します。
最終的に、姫子はメモを張る運命にあるわけです。
これは他のことにも同様で、姫子が未来の自分を見てしまった瞬間に、
姫子は現在以後どうあがいても、そうなる運命になったわけですね。
無論、過去に変動が起き、未来には行かないように事象が再構成されれば
この限りではありませんが、あとは大きな部分の再構成と、小さな部分の
再構成のどちらが起き易いかで、未来及び現在の確からしさが決まるわけです。
以上の時空間モデルは、J・P・ホーガン「未来からのホットライン」に
基づいています。
UZAWA