#75 Article 483 Posted at 1994/12/20 12:54:37 by しっぽ☆ (MAP2611) [NAUSICAA]
Subject: Re:*4 ナウシカ読書後の感想 /482 ... /480 /475
最終巻がいま手元に無いんで、あまり突っ込んだ事は書けないんですが。
「王蟲の体液と墓のそれとが同じだった。」
ってのは、要は「卵」の変わりをいずれ王蟲が果たしてくれるだろう、って
意味でしょう?
ただ、それは言わば結果オーライで、それがなくても
ナウシカの「卵を壊す」という行動には変わり無かったでしょうけれども。
「旧世界」の人々の「予定」が完璧な物で、世界がその通りに動いているのなら
それはそれでも良かったのかもしれない。しかし、今までの物語を通して言える
事は「否」であり、すでに「予定」を外れ「予定」以上に動き出している世界に、
半ば強引に「予定」を押し付けようとしつづける「墓所」は害しか与えていない、
破壊すべき存在だとナウシカは確信したのでしょう。
以下、RESモード。
浅茅さん:
>そこで、なぜナウシカは自分たちの子孫の希望に成り
>うる墓所を破壊したのでしょうか?
墓所は「自分達の子孫の希望」になど成り得ないと判断したからでしょう。
灰原さん:
> ナウシカの倫理だと、コントロールされて生きるくらいなら、滅びた方がま
>しなのでしょうか。
人も王蟲も、すでにコントロールされてなどいないのに、墓所はかつて定められた
プログラムに従いコントロールを続けようとします。現状を見てそれに納得し
合わせるとか妥協するとか成長するとか言う事がありません。
破壊するしかないのです。
月ぽんさん:
> 「人口で作り替えられていても私達の生命は私達のものだ。」
> だそうですが、これは、たとえ清浄なだけの非人間的な生き物でも
> ナウシカが壊した卵にも言えることじゃないでしょうか?
このセリフは、「私たちを作り出した人間には私たちは新しい世界が出来るまでの
『つなぎ』にしかすぎないかもしれないが、私たちには愛したり悲しんだり怒った
りする心がある、そういう生命を駒のように扱うのは許せない」というような意味
だと思うのです。卵には心が有りません。
> と言っています。墓が変ることを否定しているわけですが、
> 墓と同じ体液を持つ王蟲も変れないということを言いたいのでしょうか。
墓は変われないが、王蟲は変われるという事だと思うのですが。
しっぽ☆