#74 Article 2666 Posted at 1994/05/16 23:30:01 by W.M. (MAP009) [PCE]
Subject: Re: Re: SCD「プリンセス・ミネルバ」 /2613 /2464
「プリンセス・ミネルバ」、ようやく終わりました。
このゲームは、それほど話題になっていないようですが、実は掘り出し物
のゲームだと思います。
一応 RPG風の作りになっているのですが、全然 RPGではありません。主人
公もパーティも、やるべきことは場面ごとにほぼ決まっています。そして、
それを成し遂げると、目が点になるような(私は原作を知らなかったので、
なおさら)、とんでもないギャグ・パロディの凝集されたスペシャルイベン
トが、PC-Engine的全画面ビジュアルで展開されるという、デジタルコミッ
クの傑作となっています。
(これを RPGとして売るなんて、そりゃ損ですよ > NEC-HEさん)
よく見ると、普段出て来る敵の中にも、妙なのが少なくありません。砂漠
に出てくる軍服を着たキツネが「ロンメル」とか、サッカーボールを蹴って
いるカッパなど、一癖も二癖もあるような敵キャラクタが満載です。
さらに、主人公側(当然みんな女の子)は、突然○○するは、○○するは、
さらには着替えて○○○○など、次の面に行くのが楽しくなってしまいます。
そして、(ちゃんとした?)RPGゲームにありがちな、「お金が足りない・経
験値が足りない」という我慢のプレイ時間が、このゲームではまったく出て
きません。お金はじゃんじゃん、レベルはどんどん、といった具合で、とに
かく「さぁ、用意してあるこの画面・このギャグを見てくれ!」といった、
製作者の心意気が伝わってくるようです。
もちろんエンディングは、ちゃ~んと仕組んであります(まぁお約束?)。
最後の最後の闘いで、誰を戦闘メンバーに選ぶか、これは各キャラクタに
対する思い入れが表れてきそうですね。ちなみに私はオーリンで戦いました
(マニュアルなどのイラストではちょっとキツそうな子ですが、正面を向い
たあの目が好きなんです キャッ)。
そうそう、主人公側が最初から 9人もいるので、「これ全部使い慣れるかな」
と最初は不安になったのですが、全然問題ありませんでした。各キャラクタに
それぞれ性格付けやエピソードがあって、自然に慣れ親しめます。
(ブルーモリス、実は可愛い! とか、トゥアが大人になるのは…とか、
ミズノ信頼してるよ、とか、ラクロアお前はいったい…などなどなど)
性格付けについては、夏のこたつさんも、
> 壊れた橋を渡る時に、「エルフの羽衣」を使うのですが、
> 全キャラが装備していないと画面上で注意されます。それが結構面白いです。
こ、これは気がつきませんでした…ううむ、3人しか試してなかったのが
敗因かな(エランが特別なのは賢いからかな?)。
とまぁ、こういうお楽しみが随所に散りばめられていて、本格派RPGゲーム
を求める方には全然お勧めできませんが、あのミネルバ姫が画面一杯にウイ
ンクするオープニングを見て、「こ、これは…」と何かを感じる人ならば、
絶対に楽しめると思います。
PC-Engine CD-ROMは、こういうゲームがあるから好き
MAP009 / W.M. (ダブレムと発音してください)
P.S. 戦闘時(や着替える時)に必ず CD-ROMを回すので待たされますが…
人間、辛抱です。私は慣れました(^^;)。