#74 Article 18069 Posted at 1999/12/11 01:10:35 by Nekojira! (MAP6997) [MYBEST.99]
Subject: Re: 99年オレ的ゲーム /18062
どもども、ネコジラです。
今年のマイブームは Kanon & ONE でほぼ決定のオイラですが、
> 第1位 加奈~いもうと~
>これほどまでに「大切な人を失う気持ち」を実感させてくれたものは
>これまでありませんでした。
今日、「 加奈 」の小説をたまたま見つけたので、チラッと立ち読みで
読んでみましたが・・・、これ、かなりきますね。ハイ(^_^;
なんていうか、最初から衝撃的なプロローグからお話がスタートして
かなりショックを受ける内容でした。
でも、同時に演出が上手いなぁ、とも感じました。
まぁ、小説とゲームでは受けるインパクトも微妙に違うと思いますが、
「 妹 」という"存在感"、つまりリアリティを上手く表現できる設定
だと思います。
最初の方を少し読んだだけで読むのを止めましたが、それでも名作と
言われる所以は何となく分かりました。
う~む、ゲームの方がやりたくなるなぁ、コレ(^^;;
ちなみに Kanon で最も泣けたシナリオは「 栞 」だったりします(^^;
「 加奈 」では冒頭からいかにも加奈が病人らしい描写があったりする
ようですが、栞は逆に「病人らしくない」振る舞いが多かったりします。
でもそこが「この子は何も言って(語って)くれない」という不安をあおり、
栞の「笑顔」の向こうに、真実が見え隠れしているようで、とても切なく
させなれました。
ラスト近くの「最後の一週間への望み」は、栞の日常の「綻び」が見えて
こない分だけ不安にさせられます。
栞の日常は人知れずに「壊れ始めて」いて、そして人知れずに「壊れる」
かもしれない。「壊れる」瞬間を主人公も栞も知らない。
もう、辛い日常は当たり前だから、だから今もそうやって笑っていられるのか?
#それは、もう彼女が「泣けない」ほど、彼女の日常は「壊れかけている」。
#辛いのが当たり前、という現実が今の彼女の笑顔への真実だとしたら・・・。
#彼女の笑顔はどこへ向かうのだろうか。
最後の瞬間、栞の体調が急変して、彼女にとって歩くための「たった一歩」の
距離さえ彼女の"残り人生"の距離と等しくなり、簡単な言葉を紡ぐことさえ
「命の灯火」と引き換えになってしまう瞬間、「壊れ始めた彼女の時間」に
追いつく事さえ不可能になった主人公は、ただただ見守ることしかできなくて、
ついさっきまで同じ時間を生きてたはずなのに、今は遥か遠くに決して自分が
追いつく事ができない所に行こうとしている・・・
心と心を決して通わすことができない、果てしなく遠いところに。
# 栞は「幸せ」だったんだろうか?
# 栞にとっての「奇跡」は何だったのだろうか?
# それとも、今までの全てが「奇跡」であって、それが終わろうとしている?
# それは「栞」にとっての「奇跡」だったのだろうか?
# それとも・・・。
# それとも本当は、「奇跡」を見てみたかったのではないだろうか。
# 自分の目で「生きて」見たかったはずなんだ、栞は・・・
# それが彼女にとっての本当の「奇跡」のはずだったんだ。
という感じで、最初はあのまま終わると思っていました(^_^;
「 加奈 」なら設定のリアリティを重視して、そういう結末になるんでしょうね。
ただ Kanon の場合は作品のカタルシスの方を重視したので、最後にビックな
プレゼントがやってくる。だから思いっきり泣いてしもうた(T_T)
本当に貰って嬉しい「プレゼント」というものは、こういうものなのかも知れない。
う~む、オイラってこういう設定ものには弱いのもしれないなぁ(^-^;;
でわでわ、長文にて失礼しましたです。ハイ(^_-ゞ
Nekojira!
E-mail: neko2@hotmail.com