#72 Article 1766 Posted at 1991/08/15 00:19:44 by 天野ハルカ (MAP1903) [NO.R01]

Subject: Re: 「21エモン誕生」 /1765

どうも、はじめまして!☆
 一部の人とはチャットしたことはあるのですが、ボードの書き込みはこれが
 はじめてです☆

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 次界から遠く離れた場所にハスの花の形をした国があった。そこが、聖水で
囲まれたエリア曼聖羅であった。曼聖羅の女王である異聖メディアは、かつて
大洪水を起こして次界を滅ぼそうとした張本人である。しかし、メディアがナ
ディアと和解したいまでは、メディアの表情から憎しみの念は消えていた。そ
の曼聖羅で今・・・。
 「う・・・うぅ・・・・」
 「気がついた? リリン!」
 「あ、あなたはダルーサさん・・・ここは・・・・」
 そのとき、リリンは自分の体が今までとは違う感じがすることにはっと気が
ついた。100年も浮遊霊をやってたリリンにとって、それはとっても懐かし
い感触だった。
 「私・・・・生きてるの?」
 「そう、どうして私とリリンがここへいるのかはわからないけど、私が最初
 に見たときには、あんた浮遊霊で今にも消えてしまいそうだったわよ! で
 も、そんなリリンを復活させて下さったのが、ここにおられる異聖メディア
 様というわけ。」
 「異聖メディア様!! メディア様って、あの神話の・・・」
 そういいながら、リリンはメディアの方へ目を向けた。そこにはマール星の
古代の神殿の中にあるメディア像そっくりの顔をしたメディアが座していたの
である。
 「リリンとやら、その方、気分はどうじゃ?」
 メディアはやさしい口調で問いかけてきた。しかし、リリンは聞きたいこと
がたくさんあって、何から話していいかわからなかった。
 「あなた様がメディア様なのですね。私を生き返らせて下さって、本当にあ
 りがとうございました。」
 「ところで、そなたはラファエルの鎧を身につけることができるようじゃのぉ?
 実は、お前達がここへ迷い込んだ頃、次界にもミカエルの鎧を持つ者が現れ
 たそうじゃ。」
 リリンは、それはエリに違いないと確信した。リリンとダルーサはメディア
に次界へ行かせてくれるように懇願した。
 「よしわかった! 次界へは私の娘に案内させよう。その前にダルーサとや
 らにはこれを与えよう!」
 メディアがスティックをダルーサの方へ向けると、先から光の球が出てダル
ーサの手の上で青いハート型に変形した。
 「これは・・・」
 「そなたにはガブリエルの鎧と聖魔の剣を授ける。次界は戦乱が続いている
 ようじゃから、いずれ役に立つ時がくる!!」
 「メディア様、ありがとうございます。」
 「オリン、この者達を次界まで案内してやるがよい。」
 「はい、お母さま。」
 ダルーサとリリンはオリン姫の案内で、ワープスライダーPのそばまでやっ
てきた。
 「これは・・・」
 「ワッPよ。これで次界まで行くの。さあ、みんなこれに乗って!」
 ダルーサとリリンがワッPに乗り込むと、ワッPは突然象の鳴き声のような
音を出して吠えたのだ。
 「こ、この船、生きているのか?」
 「大丈夫よ、心配しないで。ワッPはバイオバイザーという生きた船なんだ
 けど、未来の世界から来たあなた達にはなかなか理解できないかも知れない
 わ。」
 「ふーん、マール星の科学力をもってしても、こんな船は作れないかも知れ
 ないわね。」
 リリンは、ただワッPに感心していた。
 「さあ、次界を目指して出発よ!」
 ダルーサとリリンは、曼聖羅のオリン姫に案内されてワープスライダーPで
次界へ向かうのであった。

 「リリン、どうしたんだ?」
 出発してから、ずっと何か考えているようなリリンにダルーサが心配そうに
問いかけてきた。
 「うん、ちょっとね・・・。私、ずっと前に聞いたことがあるんだけどマン
 セイラってマールの名前のもとになったんですって。」
 「そうね、私たちマール星人は曼聖羅の人の遠い子孫なのかもね。」
 次界へ向かっているワープスライダーPの前に何やら異様な船が現れた。源
層大魔テーションの魔漆黒船であった。
 「あれは、何!?」
 などといっている場合ではなかった。その次の瞬間には、魔漆黒船が攻撃を
仕掛けてきたのだ。幸い直撃はしなかったもののワッPはダメージを受けたみ
たいである。もともと戦闘用の船ではないワッPには反撃する方法はなかった。
ワッPにダメージを与えたことを認識すると、魔漆黒船から1機の小型飛行メ
カが発進してワッPに取り付いてきた。ワッPに取り付いた小型メカの中から
現れたのは、ダークマターと手を組んだドクターモオとブラック注射軍団だっ
た。
 「あ、あなた達は・・・ドクターモオ!!」
 「ブラック注射軍団!! また来たの!!」
 「そこにいるのはリリン!! 貴様、生きていたのかモォ!!」
 「お生憎様、私はそう簡単には死なないわ!!」
 「曼聖羅のお姫様以外にお前達までいたとは好都合だモォ! みんなまとめ
 て捕まえるモォ!!」
 「いくわよ、リリン!!」
 「わかったわ!」
 ダルーサはガブリエルの鎧をリリンはラファエルの鎧を装着した。ブラック
注射軍団が襲いかかってきたが、科法は使えないものの鎧をつけてパワーアッ
プして堕天使の剣と聖魔の剣を使いこなす2人の敵ではなかった。ダルーサと
リリンはたった二人で、襲いくる十人ほどのブラック注射軍団をあっという間
に全員叩き斬ってしまったのだった。(しかし、そこらは血の海だろうなぁ(^_^;)。)
 「リリン、あなたなかなかやるじゃない!」
 「ダルーサさんこそ、大した腕よ!!」
 自分達が不利になったのを悟ったドクターモオは、レーザーガンを取り出し
てリリンの方へ向けて発砲した。リリンはこれを間一髪でかわすが、そのレー
ザーはワッPを操縦しているオリンの右肩をかすめた。操縦を失ったワッPが
かたむく。
 「天魔覆滅!!」
 ドクターモオが船が傾いたことに気を取られた隙を突いて、ダルーサは聖魔
の剣をドクターモオに投げつけた。剣はモオの右手をかすめて床に落ちた。右
手にダメージを受けたモオは、レーザーガンを手から落とした。
 「き、貴様ら!! 覚えていろ!!」
 捨てゼリフをはいてドクターモオは、右手を押さえながら飛行メカに乗って
魔漆黒船に戻っていった。
 「オリン様!!」
 肩を負傷したオリンのそばにリリンが駆け寄る。
 「私は大丈夫よ・・・うっ!!」
 「無理しちゃだめよ! 操縦は私が代わるわ!」
 「だめよ。ワッPは私にしか操縦できないのよ!」
 「私・・・わかるわ・・・・」
 「えっ・・・!」
 何とリリンはワッPの操縦に慣れているかのようにうまく操縦しているので
ある。これにはダルーサとオリンも驚いたみたいであった。異聖メディアはリ
リンを復活させるときに、あらかじめリリンの頭脳にワッPの操縦方法をイン
プットしていたのであった。一方、あっという間に十人の部下を失ったので体
勢を立て直すためか、魔漆黒船はワッPから逃げるようにして遠ざかっていく。
 リリンの操縦するワッPは、次界へ向かって飛行していた。

 そのころ源層界の聖核神殿では、ルナとモンガーが聖神ナディアと謁見して
いた。ナディアの話によると、聖コアポイントの異変は内木少年が原因らしい。
そしてその異変をおさめるためには、エモンがパワーアップして21エモンに
なって聖コアポイントへ行くしかないという。
 「それでエモン君が21エモンになるには、どうすればいいのでしょう?」
 「モァモァ?」
 「それには、破邪の剣、堕天使の剣、それに聖魔の剣を持つ者の力が必要だ。
 そして、それらの剣は真に聖なる心を持つ者のみが使いこなすことができる。」
 「その人達は、いったいどこに?」
 「モァモァ?」
 「今、それらの3つの剣は次界で1つになろうとしている。また、エモンも
 次界にいる。」
 「エモン君が次界に・・・・?」
 「次界ってどこだモァ?」

                             つづく☆(クスクス)

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 キャラクターの現在位置
   チンプイ、エモン、エリ>次界(時の城)
   ラッピー、ガードチーム>エズフィトの移動要塞内に拘束
   内木>(聖コアポイント)
   ワンダユウ>天聖界
   ダルーサ、リリン>次界へ向かってひこう中のワッPの中
   ドクターモオ、BCG>源層大魔テーション
   ルナ、モンガー>源層界

 というわけで、次は根本あかねさんにお願いします☆(くすくす☆)


                            By 天野ハルカ