#72 Article 1765 Posted at 1991/08/15 00:01:50 by 絶対無敵 (MAP1903) [NO.R01]

Subject: 「21エモン誕生」

またまた呼ばれたのでやってきました、謎の絶対無敵です☆

 ここからは、Bパート「21エモン誕生」ですね☆(くすくす☆)

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 遥かな大昔、まだ銀河系が存在しなかったころ、そこにはさまざまな国が存
在していた。その中でも、後の銀河系である新河系の創造を目指す次界、皇帝
内裏ネイロス率いるエズフィト王国、そしてダークマター率いる源層大魔テー
ションは、それぞれの国の存亡をかけて戦っていた。
 この世界と我々の存在する時代との間には、銀河系誕生の時代あたりに存在
する時空間不連続帯のためにタイムマシンや時空転移装置では決して行くこと
はできない。この時空間不連続帯を越えるときに、時空転移装置やタイムマシ
ンの動力は暴走して、一瞬にしてそれらの装置は原子分解して消滅してしまう
のだ。もちろん、エリ達が乗っていたタイムマシンや、ワンダラー星人の母艦
も例外ではなかった。それ故、この銀河誕生以前のことは星間史でも正確では
なく、いくつかの星に神話や伝説として残っているだけである。本来正しい歴
史では次界のアレキサンマルコが新河系を創造して世界は平定されるはずなの
だが、今ここに大きな異変が起きようとしていた。

 エズフィト王国は巨大移動要塞ジャイアントテラトリスを完成させ、次界を
攻撃していた。次界の精鋭達も必死に抵抗するが、エズフィト軍の攻撃はいっ
こうに衰えを見せなかった。その戦場から少し離れたところに万里の長壁があ
る。その長壁のそばにエリ、エモン、チンプイが気を失って倒れていた。最初
に彼らを見つけたのは、お世辞にも人相がいいとはいえないような格好をした
男であった。
 「おい!! お前ら、大丈夫か!? ちっ・・こいつらも、くたばっちまっ
 てるのか!?」
 「うっ・・・うう、チンプイ・・・エモンさん・・・・・」
 「生きているのか? おい、しっかりしろ! 傷は浅いぞ!!」
 「エリちゃん・・・・ここは・・・・」
 「僕たち、どうしたんだ?」
 気を取り戻したエリは、そばに見かけたことのない男がいるのに気がついた。
 「あなた、誰!? ここは、どこなの!?」
 「俺様はディオ・コッキー。お前らこそ見かけねぇ面をしてるが、いったい
 何者なんだ!?」
 「これははじめまして。あたしは春日エリ。それよりここはどこなの?」
 「ぼくチンプイ。マール星人なんだ。」
 「ぼくは、つづれ屋のエモン。僕たちはタイムマシンに乗って過去へ向かっ
 ていたまでは覚えているんだけど、ここはいったいどこなんだ!?」
 「マール星人? つづれ屋? お前ぇら何わけのわからねぇことをいってや
 がるんだ!! ここは次界だぜ。」
 「次界!?」
 それを聞いて驚いたのはチンプイとエモンだった。
 「次界って・・・何それ?」
 「エリちゃん、どうやら僕たちはとんでもないところに来ちゃったみたいだ
 よ。でも、まさかあの時空間不連続帯をどうやって・・・。」
 「ぼくも星間史で少しだけ習ったんだけど、次界って僕たちの銀河系ができ
 る前にあった国でしょう? 次界はやがて地球になったらしいんだけど、伝
 説だとばかり思っていたんだけど本当にあったなんてすごいや!」
 あたりを見回したエリは、一緒にタイムマシンに乗っていたモンガーとルナ、
それにリリンがいないことに気がついた。
 「そういえば、リリンちゃんがいないわ!!」
 「そうだ、モンガーやルナちゃんもどこへいったんだろう?」
 「おうおう、お前ぇら何を訳のわからねぇことばかりいってやがるんだい?」
 コッキーには、エリ達の会話の意味が何のことだかさっぱり理解できなかっ
た。そこへちょうどやってきたのは、5つの飛行メカに乗った5人の女の子で
ある。彼女達はヤマトウォーリア直属の部下である次界警備隊のベイ・ギャル
ズであった。
 「おい、コッキーじゃねぇか!? そこの連中は何者なんだ!?」
 「見かけない連中でございます。」
 「怪しいじゃん!」
 「ひょっとしたら、エズフィトのスパイかも知れないだわさ!」
 「捕まえるでちゅぴー!」
 ベイ・ギャルズ達は、いきなりエリ、チンプイ、エモンに襲ってきた。
 「チンプイ、科法で何とかして!!」
 「チンプイッ!!」
 しかし、何も起きない。科法は科学が前提である以上、科学というもののな
い旧世界においては使うことはできないのである。
 「どうしたのよ!?」
 「チンプイッ!! チンプイッ!! チンプーイッ!!」
 「何にも起きないじゃない!!」
 「どうやら、この世界では科法は使えないみたいだよ!!」
 「えぇ~っ!! とうするのよぉ!!」
 そんなことをしている間に、3人はあっという間にベイ・ギャルズによって
捕らえられてしまった。
 「ねぇ? これから、あたし達いったいどうなるの?」
 「ぼくにもわからないよ。こんなときにモンガーがいてくれたら・・・」
 「ちょっとあんた達、うるさいじゃん!」
 「捕虜は、黙っているだわさ!」

 3人は時の城へと連行され、そこで次界警備隊隊長のヤマトウォーリアと謁
見することとなった。彼は、かつての聖魔大戦の英雄ヤマト爆神の子孫である。
そこで、3人は自分達が住んでいた時代のことや内木少年を追っていること等
これまでの経過をヤマトウォーリアに話した。
 「どっちゃきー! そなた達は、遥かな未来の世界から時を越える船に乗っ
 てこの世界へやってきたと申すのか!? それにそなた達の申すことが真実
 ならば、この次界にとっても大問題だぞ!! 早速対策を考えなければ・・・」
 「あの・・僕たちはこれからどうなるのでしょう?」
 「この時の城の真の力を持ってすれば、そなた達を元の世界へ帰してやるこ
 ともできるのだが、少し前に聖コアポイントに何らかの異常が発生したおか
 げで、時の城の能力を発揮することができなくなっているのだ。我々もサン・
 マルコの新世界創造に賭けるしかないのだ。」
 エリ、チンプイ、エモンの3人は相談の結果、自分達が変わりつつある歴史
を正しい方向へ導き、マルコの新河系創造を成功させて、時の城の力を使って
元の世界へ帰るしかないという結論に行き着いたのであった。そして、3人は
次界への協力をヤマトウォーリアに約束するのであった。

 エズフィト王国の巨大移動要塞ジャイアントテラトリスでは、皇帝の内裏ネ
イロスが直々にエズフィト軍の指揮をとっていた。その要塞内部に突然出現し
たのが、ラッピーとガードチームの宇宙警備隊だった。
 「うぅ・・・ったくひどい目にあったぜ!!」
 「みんな大丈夫ですか?」
 「それよりここはワンダラー星人の母艦の中なのか?」
 「そういえば、マール星の女の子はどうした?」
 彼らを発見したのは、エズフィトの王子の魔子クレオクフであった。宇宙警
備隊の連中はその姿からしても目立つのである(^_^;)。
 「その方達、いったい何者でおじゃる!」
 まったく状況を把握していない宇宙警備隊の連中は、クレオクフをワンダ�
ー星人の仲間と勘違いしていきなり襲いかかろうとした。
 「だ、誰か、くせ者でおじゃる!!」
 いくらガードチームであっても、多勢に無勢では不利であった。乱戦の末、
ラッピーとガードチームはエズフィト軍に捕らえられてしまった(^_^;)。
 「ほほほほほほ! 貴様ら、どうせ次界か大魔テーションのスパイであろう
 が!? 牢屋に閉じ込めておけ!」
 「待って下さい! 私たちの話も聞いて下さ・・・」
 内裏ネイロスは、彼らの言うことには聞く耳持たないのであった(^_^;)。

 そして、聖コアポイントに発生した異変は天魔界にも影響を及ぼしていた。
聖魔大決戦のあとの永きに渡る眠りの末、今再び天魔界が復活しようとしてい
た。そこで天魔界のすべての悪魔を指揮しているのが、スーパーデビルであっ
た。
 「天魔界の悪魔達よ! ここに強力な悪魔ヘッドと助っ人を紹介する。ブラ
 ックゼウス先生とドーベル先生だ!! 先生、ここでお言葉を一つ・・・」
 「力こそパワァー!!」
 「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
 悪魔達が歓声をあげる。
 「力こそ正義!!」
 「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
 「もう、こればっかり・・・本当に二人とも力ばかりなんだから・・・・」
 どうやら、ドーベルは天魔界と手を結んだみたいである。彼の場合は頭が単
純なところがあるから、ブラックゼウス同様でスーパーデビルに使われること
になろう。

 また、大魔テーションではダークマターとドクターモオが盟約を結んでいた。
 「私がこの世界へ導かれたのは、歴史を最初から作り直しこの私に歴史を支
 配せよという神の導きなのだ! 私は運がいいぞ!!」
 「モオ様、彼について歴史を変えようとは正気でございますか!? 歴史を
 変えることなど、そう簡単にできようはずがございません! それにもし歴
 史を変えることに成功したとしても、私たちはどうやって元の時代へ帰るの
 ですか?」
 「黙れ!! これは我々に与えられたチャンスなのだ!! 歴史を変えるこ
 とが本当に不可能かどうかはやってみないとわからん。それに我々が歴史を
 変え支配することに対して、歴史の自動修復能力があるのならば我々をこの
 時代から排除しようとするはずだ。すなわち、それこそが我々が元の世界に
 帰る方法なのだ!!」
 ドクターモオとブラック注射軍団は、ダークマターのもとに身を寄せ歴史の
変革を狙っている。

 天魔界と天聖界は表裏一体というわけで、天魔界の復活に対して天聖界も動
きを開始していた。
 「本当に、わしはいったいどうしたというんじゃ・・・」
 ワンダユウは一人、科法も使えずに天聖界をあてもなくさまよっていた。そ
こへ何やらパタパタと飛んでくる者がいた。白アンジーである。
 「はらぁ・・・悪い子ちゃんはいませんの? 私がよい子ちゃんにしてあげ
 ますのよ!」
 白アンジーは、久々の出番なので矢を射ちたくて仕方がないみたいである。
たぶん、彼女が誰かを見れば相手が何者であろうと矢を射つに違いない。そん
なところに、たまたまワンダユウが疲れ果てた居合わせたのだチた。
 「うぅん・・・何じゃ、お前は? 天使!? ひょっとして、わしはもう死
 んだのか?」
 「見つけましたの! 悪い子ちゃんはいけませんの!!」
 そういうと、白アンジーは十字架の矢を弓に番えてワンダユウの方向を狙っ
た。
 「あわわわ・・・な、何をするんじゃ!?」
 ワンダユウは慌てて逃げようとしたが、疲れきっている上に科法も使えない
のでは逃げることはできなかった(^_^;)。
 「問答無用、おとなしくするんですの!」
 その瞬間、白アンジーはワンダユウに向けて矢を射ったのであった。ここで、
白アンジーの矢がワンダユウに命中したかどうかダイスチェックです。…コロコロ。
はい、ちょっと危ない目が出ましたけど問題ありませんね。白アンジーの射っ
た矢は見事ワンダユウに命中しました。
 「よく考えたら、わしはこれまでに何と多くの悪いことをしてきたのだ・・・」
 ワンダユウは、目をウルウルさせながら自分を反省していた。
 「やりましたの! 成功ですの!!」
 白アンジーはワンダユウに矢を命中させたことで一応満足したみたいで、ま
たパタパタとどこかへ飛んでいってしまった。

                          つづく☆(くすくす☆)

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 キャラクターの現在位置
   チンプイ、エモン、エリ>次界(時の城)
   ラッピー、ガードチーム>エズフィトの移動要塞内に拘束
   内木>(聖コアポイント)
   ワンダユウ>天聖界
   ダルーサ、リリン>曼聖羅
   ドクターモオ、BCG>源層大魔テーション
   ルナ、モンガー>源層界

 というわけで、この続きは天野ハルカさんにお願いします!☆(くすくす☆)


                           By 絶対無敵