#70 Article 6134 Posted at 1997/10/31 16:37:44 by (み) (MAP6909) [PORINFANO]
Subject: Re: 読書日記です(児童文学とファンタジー中心) /6003
「月の神話」たつみや章・作/かなり泰三・絵(講談社) マサミチのパパは原子力発電所の技師だったが、パパは突然、発 電所のある街から田舎へ引っ越そうと言い出した。都会の学校では 優等生だったマサミチは、勉強の遅れている田舎に転校させられて ご機嫌ななめだった。 そんなある日、マサミチは神社でかっこいいお兄さんと出会い、 サトリ饅頭を食べさせられて家霊や動物たちと話せる不思議な能力 を身につけた。かっこいいお兄さんとは神社に祭られているツクヨ ミ様だったのだ。 その晩マサミチの家には、パパの友達のスイッチョさんがやって きた。サトリ饅頭のおかげで不思議な力を身につけたマサミチには、 スイッチョさんの体から青い火がほとばしっているのが見えた。ス イッチョさんは発電所の事故をくい止めるために被爆していたのだ った。 しかし、発電所の事故はそれで終わってはいなかった。再び大事 故の兆候を見せはじめた発電所の様子に、天の神、地の神たちは大 騒ぎ。はたしてマサミチたちに発電所の事故をくい止めることはで きるのか?! いや、もう、一気に読んでしまったという感じ。たつみや章、な かなかイケてるなあ。 家霊っていうのは神様じゃなく座敷わらしの類らしいんですが、 田舎の古い家ばかりじゃなく原子力発電所の一号炉にまでいるのが、 これまたミスマッチでいい感じ。しかし、さすがの家霊さんもいく ら自分の家の中とはいえ原発のことまでわからなかったみたい。現 代で神様やるのも苦労しそうですね。 みりす