#70 Article 6131 Posted at 1997/10/31 05:35:43 by (み) (MAP6909) [PORINFANO]

Subject: Re: 読書日記です(児童文学とファンタジー中心) /6003

こそあどの森の物語3「森の中の海賊船」岡田淳・文と絵(理論社)

	 こそあどの森シリーズの3作目。

	 海賊フラフラは元魔術師で、催眠術とトリックを駆使して人々に
	夢を見せては見物料を稼いでいた。もっとも見物料はお金持ちから
	取ることに決めていたし、その芸があまりに見事だったので、お金
	を盗まれた人でさえ「自分は見物料を払っただけ」と言うほどの人
	気者だった。
	 そのフラフラが海賊家業から足を洗って、それまでに貯めた財産
	をどこかに隠しているという噂があった。笛吹きのマサカとナルホ
	ドは海賊フラフラの宝を探して旅をしてたが、それがこそあど森に
	隠されたとわかり森の人たちの協力でついに宝を発見!
	 しかし海賊フラフラの宝は金銀財宝ではなく……

	 物語の大半が海賊フラフラの生涯を駆け足で説明しているだけな
	のが寂しいかな、という気もしますが、こそあど森の人たちはあい
	かわらず元気なようで何よりです。
	 取り立てて何かを訴えかけるような話じゃないのに(といってテ
	ーマがまるでないというわけでもないんだけど……)、読み終わる
	と登場人物にもういちど会いたくなるような懐かしさがあるのはい
	いですね。

みりす