#70 Article 5530 Posted at 1996/07/17 23:10:28 by WAKA-ZO (MAP6018) [MAISON]

Subject: Re:*4 めぞん一刻 /5515 ... /5509 /5457

引き続きいきます。(^^)

>キャスティングに関しては、正直私は今でも疑問を持っています。
            ↓
>いいまわしのクセなども含む「個性」の要素を問題にするのだと思います。

>さて、ここで技術的に一流であるということは、とりも直さずどんな役を
>演じたとしてもある一定以上の水準が確保されうるということが結果として
>言えるのだと思いますが、それでもある程度経験年数は必要です。

   え~、ちょっと論点がズレますので、手短にしますが、この一流であるから、
  どんな役をやっても一定以上の水準という結果は成り立たないと僕は考えてい
  ます。
   ある役で、一流の実力を発揮しようとも、まったく違うタイプの役(その人
  にないタイプの役)というのは、そうそう出来るものではありません。
   中には、タイプの違う役をやってみて、不発に終わる人もいます。僕の見た
  中でも(えらそーですが ^^;)、新人以下といかないまでも、それ位にしか取
  れないという場合も時としてありました。(いくら、今までのキャリアから培
  った表現方法を駆使しても、声の性質上、どうしても、そのキャラにある迫力
  が出せないという事もあるんです)

   特に劇中、舞台や実写映像と違い、声だけでしかその存在をアピール出来な
  い声優(この呼び方、あまり好きではありませんが ^^;)にとって、個性を活
  かせるというのは、とても大事な事なんです。逆を言えば、個性だけで乗りき
  ってしまう場合もあります(まぁ、あまり良い傾向とは言えませんが ^^;)。
   それだけに、一歩間違えば、命取りにすらつながりかねない事もあります。

   つまりは、適材適所。自分の力が十二分に発揮できる場所が与えられてこそ
  初めて正当な評価が下されるのです。

   ……すいません。長くなりました。(^_^;;;;;

>ミスキャストというと表現は強いですが、「最高の組み合わせ」という言葉では
                 ↓
>感じ取っていたからではないかと想像しております。

   まずは、五代の件についてですが、夏のこたつさんが言う事を理解した上で
  敢えて発言しますと、

   個性に関しては、上で申し上げた通りの考えですので省きますが(念の為、
  申し挙げておきますと、二又さんの個性は実力を伴った上での個性です)、こ
  の五代が持つ「情けなさ」という点は確かに男性一般を指している部分も多々
  ある事と思います。
   しかし、これは五代裕作という一人の人間を表現し尽くす上では、邪魔なモ
  ノとなります。なぜかというと、いくら男性一般を指そうとも、それはあくま
  で、男性一般でしかなく、この表現から一人のぼやけた人間像を写し出す事は
  できますが、それはあくまで「ぼやけた」ものでしかなく、一人の人間という
  観点からすると、それを形成する上では、とても曖昧なモノとなります。

   逆に男性一般を表すのには、その表現は曖昧なモノでも、充分に人に伝える
  事が出来ます。つまりは、顔のない存在(影のようなモノと考えるといいかも
  知れないですね ^_^)であるモノ(あえて、人間という表現はしません)に、
  そこまでの個性を与える必要はない訳です。要は、偶像という事ですよね。

   その点を考慮した上で、二又さんの強すぎる個性が、五代に反映して、それ
  がより、人間臭くなったとしても、五代裕作に生命を与えるという点で於いて
  は文句なく実行し得たのではないかと思います。(役者は役になりきり、その
  役に命を持たせる事が役割ですから ^_^)


>響子さんの場合も同様、若干の違和感を感じました。
                 ↓
>あらずか、という思いは残ります。

   えー、これは、五代の事をあげた手前、こちらを手放しに絶賛すると、矛盾
  が生じる訳ですが、この辺り僕が「ベストキャスト(ミスキャストは無し)」
  と書いた心上を理解して頂けると幸いです。(^_^;) カッコガキシタ リユウネ。

   しかし、まぁ、以前書きましたように、「このキャストが誰一人抜けても…」
  といった思いは、変わりありませんです。はい。

   えー、また、母親との言い合いに関してですが、これはこのままでいいのでは
  ないかと思います。なぜならば、ここの表現に於いて、ここまで喜劇化するのは
  何故か?という事に起因するのですが、思うにここの表現において、原作に於い
  も、アニメに於いても、ここに広がる思惑は、「家族の愛情の表現」に於いて、
  関わる処が大きいのではないかという気がするのです。

   いや、もちろん本気で言い争いをしている部分もあると思われますが、普段、
  可憐な響子さんが、なぜ親に対して、ああも攻撃的になるのか?という思いが隠
  されいるのではないのかなと。

   そういった処、一ノ瀬婦人との会話に於いても、「あまやかすとつけあがる」
  等の発言が、作中全体を通してみた時に時折見られます。(^_^)

   …そうですね、…言う成れば「家族のじゃれあい」や「親に対する甘え」とい
  った処でしょうか。(^^;

      そういった思いの介在があるからこそ、あそこまで喜劇化しているのではない
  かなと思ったりするわけです。

   また、それ意外の面において、島本さんの演じる響子は大抵に於いて、見事に
  表現されているのではないかと思います。(^_^)

   そして、夏のこたつさん自らも言われている様に、この響子さんというキャラ
  クターが多面性を持ち、一人で演じ切ることの出来ないキャラクターであれば、
  なおさらの事、ここまで演じる事の出来る島本さんを評価しても良いのではない
  かと思います。(^_^)

   ま、多少、五代と響子の演じる処の意志の間に、ちぐはぐな部分が見え隠れす
  る処もあるかとは思いますが。(^^;


>ま、結局はそれなりになかなかの表現を見せてくれたわけですが、
>例えば「ルパン=山田康夫氏」のような何か絶対的な境地と比較すると
>それなりに差があるのは否めないかと思っております。

   むー。(^^;)

   その部分に関していえば、反論の余地はございませんです。はい。(^^;;;;



                       ……すいません、引き続き次に行かせて頂きます。(^^;

                              わかぞ。