#7 Article 407 Posted at 1988/12/29 15:34:29 by 赤間 信幸 (MAP641) [URUSEI]
Subject: ホントにうるさいうる星のアーティクル4
その23 あたるにとってのラム あたるにとってラムの存在とは一体何なんであろうか。あたるが129話で語ってい るように「ラムに縛られるのはいやだがラムを取られるのは我慢ならない」ということ である。これであるからこそうる星にラブストーリーというものが存在する。あたるに とってラムが何であるかは129話に限らずいろいろなストーリーで語られている。 ここでそれがどこであるかは書かない。がしかしそれははっきりと描かれているのは 確かだろう。 あたるのガールハントのクセ、こういう人物もはっきり言ってまれだが(アニメだか らこそ存在する。)このクセゆえにあたるのラムに対する想いがはっきりしてくる。数 あるあたるの好きな女の子、この中での一番は言うまでもなくラムであるがこの想いを あたるはきちんとした形にして表すことが出来ない。この一つの表れがガールハントな のではないだろうか。あたるは「ラムに縛られているのが迷惑」と言っているが実際は そうではなくラムに縛られたいが故にガールハントを続けるのであろう。 つまりラムが来る前と後ではガールハントの目的は確かに変わっていないが(変わり ようが無いが)意味が違うのである。 マニアでないとあまりこのあたりのことを考えずに見てしまうようだがこれは重要で はなかろうか。あたるの愛情表現の手段の一つがガールハントなのであろう。 さてあたるの愛情表現にはもう一つ重要なものがある。それは「走ること」である。 第1話や完結編での鬼ごっこ、そしてLTFではラムを取り戻すためのRunningなど。 愛情を言葉であらわせないからこそLTFや完結編では「走った」のである。この辺り はなかなか感動的であった。特にLTFなどはドタッと倒れながらも走った。自分の体 力が尽き果てるまで・・・・ その24 ラムにとってのあたる これは案外単純かもしれない。一言で言えばあたるはラムの「夫」なのである。(ラ ムが思っているだけ、とも言い切れないだろう。)しかしなぜラムはあたるを選んだの であろうか。これについてはまだ少々疑問が残る。単純な話、ラムはあたるを選ぶ必要 は何もないのである。(選択を変えなかったことではない。一番最初である。)私には ドタバタのみでそれを解決してしまったような気がする。 しかしその選択を変えなかったのはラムがあたるの優しさを知ったからであろう。メ ガネはラムの選択を「誤った選択」と言った。確かにあたるはラムの「凶運のパートナ ー」であるがそれと同時に「自分を優しく包んでくれるような人」なのであろう。それ が形として表されなくてもラムは十分満足であっただろう。 あたるのラムに対する優しさは本当にいろいろな所で表されている。その一回ごとに ラムはあたるにさらに魅せられていったのである。 今更こんなことを書いてもマニアの方々には「んなこと当たり前だろ」と言われそう ですが・・・・・ その25 映画としてのうる星やつら 劇場版はたくさんあるが私はそれを2つに分類した。一つは分かりやすさを追及し、 うる星の持つドタバタを表したもの、もう一つは分かりやすさを犠牲にしてそのかわり 完璧なまでラムとあたるの愛の強さを描いた作品、こう分類した。 後者の代表としては当然BDとLTFであろう。それ以外はすべて前者とできる。 さてこう分類したとき、前者のボロが出てくる。 単純な話、こういった長編アニメは成功させる手段としては2つある。映画で成功さ せるか、ビデオで成功させるか、である。前者の場合は大変簡単で、要するにストーリ ーを単純にして感動的なシーンをいくつかたたきこめばいいのである。完結編などはそ の点だけをみれば確かに成功であったかもしれない。しかしビデオとしては最悪としか 言いようがない。RMLもOYも、結局は見るシーンがかたよってしまうのである。ビ デオを持っている方は調べてみるといいかもしれない。テープが傷んでいるところが実 にかたよっていることが分かると思う。(私のテープもそうである。) 逆に後者の場合、映画版としては大失敗と評価されることが多い。一度で分からない というのははっきり言って頭にくるだろう。しかし、ビデオなどで繰り返し見ることが 出来るようになるとこの完成度がしだいに表れてくる。BDやLTF、一回だけではと ても理解出来るような作品ではない。(BDは最後の1シーンだけで感動できるかもし れないが)LTFなどに至っては繰り返し見ただけではまるで分からない。プログラム ・パンフレット・準備稿、このあたりを読まない限りは意味不明の作品だろうと思う。 しかしその完成度は想像を絶するものがある。私はこの作品一つでその人なりの「うる 星論」が出来るだろうと思っている。BDとLTF、言い過ぎかもしれないがこれらが うる星のすべてかもしれない。 その26 うる星の見せ場 先程「見るシーンがかたよる」と書いたが何故かたよるかと言えば「見せ場を良く見 る」からである。(当然ですけど)さてうる星の場合その「見せ場」はどこに存在する のだろうか。 あたるとラムのシーンは論外として(当たり前ですから)他の部分を見てみたい。 うる星の場合どういうわけか大体において空中戦が入っている。(BDは夜の校舎、 RMLはルウとラム、LTFは戦闘開始、完結編はFXR-7000タコ、 '87は無 いが '88は弁天とシャーベット)これは一つの見せ場である。(見せ場、というより は面白いシーン、と言ったほうが正しいかもしれない。)そのシーンのBGMもアップ テンポのノリのいい曲が使われ、カメラワークもかっこいいものが多い。 ただこういったものにも当然難点がある。繰り返し見ているとカメラワークその他を すべて暗記してしまう点である。劇場版としては成功、かもしれないが・・・・ LTFの場合は後半全部が見せ場、といえるかもしれない。(どこを取ってもさまに なる。) その他の見せ場としてはOYはラムたちが地球に帰る時のエル、BDはBGMで「池 のほとり」が流れるシーンや友引前史序説第3章など、RMLではラーラのエアーバイ ク、BMGでは・・・・・あまりない、 '87ではしのぶがオリを壊すシーン、 '88 ではテンが空に浮いているシーン、といったところだろう。 ホントにうるさいうる星アーティクルは来年に持ち越されるのでした・・・・ MAP641 赤間 PS.ここまで読んでくれた方、何人いらっしゃるでしょうか・・・・