#210 Article 14804 Posted at 2000/07/07 06:52:35 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]
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9月のテレビアニメ。
『銀河鉄道999』(1978/9/14~フジ)東映
'77年から「少年キング」に連載された松本零士原作『銀河鉄道999』は
当初10回連載の予定だったが、予想外の人気で、220回の長期連載になった。
テレビシリーズも2年半に114話放映され、その他スペシャルとして3回放映
された。
着想の原点は宮沢賢治『銀河鉄道の夜』だが、そこに“限りある命の人間”
と“永遠の命を持つ機械人間”の対比によって人間讃歌とでも呼べるテーマを
持ち込んでいる辺りが独壇場で、松本は「非常に馬鹿らしくロマンチックで、
それでいて激しい感情を持った作品になったと思います」という。
企画の小湊洋市は「二年余にわたる製作の中で、特に忘れられない思い出は、
スペシャル番組のオープニングを新作する際に、山口県の津和野まで実写ロケ
に出掛けたことでしょう。驀進するSL“山口号”にワゴン車で併走しながら、
ルーフに設置したカメラで撮影した時などには、監督の西澤信孝氏を始め、我
々スタッフ一同は、何度もヒヤリとする場面に遭遇しました。そんな危険も意
に介さなかったのは、その当時が、私を含むスタッフ一同にとって、アニメ製
作の青春時代だったからに違いありません。“我が青春の999”は、今も私
の思い出の中を驀進し続けています…。」と書いている。
演出の井内秀治は「演出で注意するのは、一話一話のヤマ場をどう表現する
か、ということです。同時に苦労する点でもありますね。」と語っている。
作画のOHプロの小松原一男は「僕個人にとって、銀河鉄道999はやり易
い仕事ですね。まあ個人差はありますが、絵柄が自分に向いているということ
です。この作品には独特な雰囲気というのがあるので、それを壊さないように
心がけています。鉄郎が主人公なんですが、メーテルというのが大事なんです。
メーテルはブスではダメだから。」と述べている。
美術のムクオスタジオの窪田忠雄は「美術設定は浦田さん(東映動画)がな
さるわけで、こちらはそのイメージを表現するわけです。999は、一話一話
新しい星へ行く話なので、毎回新しいイメージが要求されますね。ただそれは
どんなイメージでも使えるという利点でもあります。ともかく、その点が他の
仕事との違いです。」と語っている。
『大雪山の勇者 牙王』(1978/9/23フジ)日本アニメ
日本アニメーションの名作路線では、外国の名作ばかり制作されてきたが、
秋分の日の『ファミリースペシャル』では75分の長編アニメとして単発ながら
初めて日本の動物文学がテレビアニメ化された。戸川幸夫原作『牙王物語』の
アニメ化で北海道を舞台に狼と犬の混血タキと人間の交流をドキュメンタリー
タッチで描いた。
『宇宙海賊キャプテンハーロック』『SF西遊記スタージンガー』が放映され
『さらば宇宙戦艦ヤマト』が上映される中、さらに『銀河鉄道999』の放映
が始まって、世はまさに松本零士ブームとなります。
1998年に『999』の新シリーズが劇場版映画になったり、最近も松本零士
アニメはOVAなどで作られているようですが、私は全然見てません。
先日、テレビ埼玉で『ダナサイト』というのが放映されたけど、なんか今更
…って感じでした。
21世紀まで、あと178日 高木志郎アオ