#210 Article 14799 Posted at 2000/07/02 07:23:42 by 高木志郎アオ (MAP3887) [MOVIE]
Subject: Re:*11 1978 /14798 .... /14789 /14787
前年アメリカで大ヒットして、SFブームを起こした映画が、'78年6月に
ようやく日本で公開されました。
『スター・ウォーズ』(1978/6/24)20世紀FOX、ジョージ・ルーカス監督
少年時代に親しんだ連続活劇やパルプ雑誌の楽しさを映像化したいと考えた
ジョージ・ルーカスは最初『フラッシュ・ゴードン』の再映画化を企画するが
権利金が高くて断念した。かわりに冒険、ユーモア、ロマンス、アクション、
師弟愛など様々な要素を盛り込んだストーリーを創造し、ユナイト映画、ユニ
バーサルに売りこんだが、いずれも断られてしまった。
20世紀フォックスのアラン・ラッド・ジュニア社長はルーカスが持ってきた
12ページのあらすじに可能性を見て、脚本完成のための費用を出し、ルーカス
は、すぐに4種類の脚本を書き上げて渡した。4本とも、結末は完成した映画
『スター・ウォーズ』と同じである。プロットは“善VS悪”というシンプル
なもので、それを様々な映画的趣向で味付けして、観客を退屈させないように
した。
ラルフ・マッカリーの描いたデザインを参考にミニチュアやセットが作られ
た。惑星タトゥーインの場面などは、チュニジアでロケ撮影され、インテリア
場面はイギリスのシェパートン撮影所で、特殊効果はカリフォルニアのILM
で撮影された。ILMは“光と魔法工業社”の略で、『スター・ウォーズ』の
ために特撮監督ジョン・ダイクストラが創立した。
ミニチュアの特撮ではダイクストラフレックスと名付けられたコンピュータ
内臓のカメラによって完璧な合成がなされた。宇宙船の模型は、上から針金で
吊るしたり後ろから支柱で固定して動かさず、カメラの方を動かした。カメラ
の動きは、事前に航空映画などから飛行機の動きを詳しく研究し、その動きを
コンピュータに記憶させる。すると、本物の飛行機のように自然な動きが撮影
できるのである。
アメリカでは'77年6月第1週(5月27日)に公開、興行的には他を圧して
完全に独走し、製作費950万ドル(23億円)のこの映画は'77年だけで興行収入
2億ドルをあげた。スティーブン・スピルバーグ監督『JAWSジョーズ』が
1年間で作った1億2千30万ドルの記録を、5ヵ月で破った。
ルーカスは「こいつはゆかいだ(It's a lot of fun)―というのがこの映画
にぴったりのことばさ」「いまの子どもたちはとても退屈な幼年時代を送って
いるみたいだね。で、ぼくは、その退屈から解放してあげられるようななにか
を作りたかったんだよ。子どもたちは、むかしよりもずっと世間を知っている
かもしれない。でもね、なお彼らは、なにか率直で清潔なものを求めたがって
いるように…つまり、彼らは、映画を見に行ったら、なにかいいものが見られ
るべきなんだ。ぼくが『スター・ウォーズ』を作った理由は、子どもたちに、
なにか彼らのイマジネーションを解放することができるような、はるか遠い、
エキゾチックな世界を与えたかったからなのさ」と述べている。
はじめ『スター・ウォーズ』は全9作と言われてましたが、ルーカスが歳を
とって6作で終わりになったようですね。するとエピソード3で「アナキンは
ダース・ヴェーダーになりました。めでたしめでたし!」という終わり方なの
だろうか?
21世紀まで、あと183日 高木志郎アオ