#210 Article 14796 Posted at 2000/06/29 06:27:34 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]

Subject: Re:*8 1978 /14795 .... /14789 /14787

春の特撮番組。

『UFO大戦争 戦え!レッドタイガー』(1978/4/8~TX12)創英舎
 後楽園遊園地が大野剣友会らとともに企画した異色のヒーロー番組。脚本に
上原正三、長坂秀佳らが参加し、母探しの旅、生き別れの兄・銀河の存在など
ドラマチックな要素が盛り込まれ、ランボルジャイアントを宇宙に飛ばすため
に必要なランボルスペース回路をめぐる謎とともに作品のイメージを豊かな物
にした。
 後楽園野外劇場ショーは、代理店が大広だったが、東映の『ゴレンジャー』
ショーなどに比べてヒーローが一人だけで、人気は今一つだった。

『スパイダーマン』(1978/5/17~TX12)東映
 原作はマーヴルコミックスの人気ヒーロー漫画。この企画が立てられたのは
東映がマーヴルのヒーローを3年間自由に使用できるという契約が締結された
ことに起因しており、同時期マーヴルの『SHOGUN WARRIORS』
でライディーンやコンバトラーやダンガードAといった日本のアニメロボット
が活躍していたことを考えると興味深い。
 渡邊亮徳は商品化をにらみロボットを登場させ、スパイダーマンのヒーロー
性を強調すべきだと考えた。マーヴルコミックス社のスタッフはほとんど全員
が原作のイメージが変わると、ロボットを登場させることに反対した。東映は
とりあえずラッシュフィルムを作り、マーヴルの出版責任者のスタン・リー、
社長のジェームス・ゴールトンを日本に招きフィルムを見せた。スタン・リー
は、来日前にコロムビアが原作に忠実に作った劇場用映画『スパイダーマン』
を見ていたが「『スパイダーマン』に変身し、すでに超能力を身につけている
主人公が、十五分から二十分も退屈なアクションシーンをつづける。『スパイ
ダーマン』の動きが、機敏でない。それにひきかえ、東映製作の『スパイダー
マン』はちがう。東映のアクションは、まさに原作のアクションのスピード感
と同じだ。ロボットも、おもしろい。アメリカの『スパイダーマン』より、ず
っとできがいい」と反応した。東映の『スパイダーマン』には千葉真一率いる
JAC(ジャパンアクションクラブ)のメンバーが出演し、その機敏な動きが
スタン・リーの目をひいたのである。
 レオパルドンはポピーの村上克司がデザインした。日本の子どもは、曲線の
柔らかさより直線の冷たさを格好いいと感じることが多いという、渡邊亮徳の
サジェスチョンが生き、村上の線は直線を中心に構成された。
 東京12チャンネルの水曜夜7時半という地味な枠にしては平均視聴率13%と
健闘し、レオパルドンのデラックス超合金もテレビと同じ変形ギミックが好評
で売れた。

 東京12チャンネル作品って何ともいえないマイナーな雰囲気をかもし出して
いますね。最近のテレビ東京って、この味わいが無くて寂しいです(笑)。
                        21世紀まで、あと186日   高木志郎アオ