#210 Article 14748 Posted at 2000/05/30 06:53:10 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]

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また、'76年10月にスタートした野球アニメがヒットした。

『ドカベン』(1976/10/6~フジ)日本アニメ
 水島新司原作の野球漫画『ドカベン』は「少年チャンピオン」に1972年5月
から連載。'69年に秋田書店が創刊した後発の少年漫画誌「チャンピオン」は
『ドカベン』、手塚治虫『ブラック・ジャック』、つのだじろう『恐怖新聞』
に加えて、山上たつひこ『がきデカ』が連載された'74年頃から人気を博する
ようになり、'75年には石井いさみ『750ライダー』も始まり、'77年の鴨川
つばめ『マカロニほうれん草』連載でピークに達することになる。

 水島は「『男どアホウ甲子園』の三年目に『いまだッ、いまやらなければダ
メだ!』って思ったですよ。それで、仕事をパーッとふやしたんです。そして
生まれたのが『あぶさん』『ドカベン』『野球狂の詩』ですよ。」「量産の中
にこそ良質があるんですよ。仕事を減らしてこの1本にかけようといったって
ダメ。一番忙しい時はあれも描きたい、これも描きたいと次々にキャラクター
が浮かんできて、どうしようもなかったもんなあ。連載の本数なんて、まった
く考えなかったよ。野球のポジションには、それぞれ適している性格というも
のがあるわけ。『ドカベン』の山田太郎はキャッチャーだから、あまり目立た
ないほうがいい。ピンチでまわりの連中があたふたしている時でも、常に冷静
にモノを見ることができるキャラクター。ピッチャーの里中は負けず嫌いな性
格で、あまり人の意見なんかには耳をかたむけないキャラクター。岩鬼はサー
ドだから、長島のように目立って、いざチャンスという時は、必ず期待に応え
てくれるそんなヤツだ。山田や里中や岩鬼みたいなヤツは、どこにでもいる。
クラスや仲間の中には、ボクが作ったキャラクターそっくりの人間がいるんで
すよ。『ドカベン』の場合だったら、それぞれ性格の異なる身近なキャラクタ
ーが、甲子園という目標に向かってひとつになろうとする。ひとつになるため
にはお互いに助け合わなきゃならないし、相手の立場になってものを考えなき
ゃいけない。そんな中で一人一人が人間として大きくなっていく。野球を通し
て人間の和を作っていくまんがなわけでしょ。人間の和を作ろうとすれば、ね
たみやひがみや、ほとんどの人間関係のトラブルはまるく収まるとボクは思う
んだ。野球まんがは、生きていく上で何が一番大切なのかを、子供達に伝えや
すいんですよ。」と述べている。

 アニメは、キャラの魅力もさることながら、声優の田中秀幸(山田太郎)、
玄田哲章(岩鬼)、森功至(土井垣)、神谷明(里中)、肝付兼太(殿間)ら
が“はまり役”の演技を見せ、人気を獲得して息の長いシリーズとなった。
 田中は「山田太郎の吹き替えが終わると、毎回オン・エアされる度に一応番
組を見るんです。何かやっぱり、ああすれば良かったとかいろいろと考えちゃ
いますね。ホントは自分の声聞くの嫌なんですけど、一応ね、見ますよ」「そ
の人物になりきるっていうのは難しいですよ。たとえば山田太郎なんかは、本
当のやさしさを持った人物なんです。そういう点をいかにうまく表現するかで
すね問題は」と語っている。

 原作は『大甲子園』『ドカベン・プロ野球編』と描き継がれて、すごい長編
のシリーズになりましたが、私はあんまり読んでません。
                        21世紀まで、あと216日   高木志郎アオ