#210 Article 14713 Posted at 2000/05/14 07:27:24 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]

Subject: Re: Re: Re: 1975 /14712 /14710 /14708

1975年春のテレビ番組。

『冒険ロックバット』(1975/3/31~フジ)ピープロ
 現時点でのピープロ最後の特撮テレビ作品。『電人ザボーガー』製作終了後
フジテレビより月~土曜夜6時55分からの幼児向け5分番組の製作を依頼され
たピープロは特撮ギャグアクション『冒険ロックバット』を企画した。
 擬人化された動物のかぶりものばかりが登場し素顔の人間が一切出てこない
いかにも幼児向け番組だが、アニメーション合成やミニチュア撮影など特撮が
多用され、ミニ番組としては手の込んだ作りとなっている。
 しかし、番組改変によって幼児向けミニ番組の枠自体が消えることとなり、
『ロックバット』は半年で終了した。

『正義のシンボル コンドールマン』(1975/3/31~NET)東映テレビプロ
 川内康範原作で、普段は人間の姿であっても、心は無垢な正義の化身という
独特なヒーロー像が描かれている。そして、モンスター一族の作戦行動は食糧
危機の誘発や公害の助長など、社会の人々を切実に苦しめるものが多かった。
「♪どこの どこの どこの誰からたのまれた いのちをかける価値もない
それほど汚れたニッポンの~」という主題歌で始まり、こんな汚い国のどこに
守る価値があるのか?という究極の疑問に、川内康範は、だからこそ守らねば
ならない!と全26話を通し訴えた。
 人間の醜い欲望が生んだモンスター一族の設定にあるように、人間は弱く、
すぐ過ちを犯す救いのない生き物だ。でも、だからこそ逆に救わなければなら
ない。過ちを正し、より良い未来を作らねばならない。川内はそんな仏教的、
アジア的精神を示したのだった。

『欽ちゃんのドンとやってみよう!』(1975/4/5~フジ)
Art.14625 by かくた さん
>そして75年4月に正式スタートした『欽ちゃんのドンとやってみよう!』は、視聴者
>のハガキと非お笑い系タレントの導入というドリフと対局にある笑いで、あっとい
>うまに『全員集合』を追い抜いたのであった。
 視聴者から送られてくるハガキのアイデアでコントを展開したり、萩本欽一
が街頭で素人相手に掛け合い漫才をするなど、視聴者参加番組として新生面を
開いたお笑い番組が『欽ちゃんのドンとやってみよう!』である。歌手前川清
がコメディアンとして活躍したり、アマチュアの欽ドン劇団で、ひどい音痴の
気仙沼ちゃんが人気絶頂になったりした。
 集英社『欽ドン』の本もベストセラーになった。

『真田十勇士』(1975/4/7~NHK)
 柴田錬三郎は、人形劇『新八犬伝』を見て感動し、全く新しい構想で初めて
人形劇に取り組んだ。戦国時代、織田信長によって滅亡した武田勝頼の遺児が
忍者の戸沢白雲斎に育てられて猿飛佐助となり、智将真田幸村のもとに集った
異国生まれの超能力者・霧隠才蔵ら十勇士とからんで活躍するという奇想天外
な書き下ろしの意欲作。人形製作は『新八犬伝』に続いて辻村ジュサブロー。

『赤外音楽』(1975/4~NHK)
 NHK少年ドラマシリーズ。推理作家・佐野洋の同名小説のテレビ化。脚本
は鎌田敏夫。
 ラジオの深夜放送で法夫は番組にない「青きドナウ」のメロディーが流れる
のを聞いた。特殊な人間にしか聴こえない音楽でメッセージを伝えてくる謎の
存在をミステリアスに描いた作品で、その正体は、近い将来滅亡する地球から
優秀な人間を救出しようとする超存在(天本英世)だった。最後は地球が滅亡
しようというところで終わった。

 なんだか全然脈絡のない番組が並びました。それだけバラエティ豊かな時代
だったといえる…のかな?
                        21世紀まで、あと232日   高木志郎アオ