#210 Article 14689 Posted at 2000/04/29 06:56:44 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]
Subject: Re:*13 1973 /14688 ..... /14650 /14646
'73年秋の東宝のテレビ番組。
『ダイヤモンド・アイ』(1973/10/5~NET)東宝
川内康範が『レインボーマン』の後番組として発表したヒーロー作品。7つ
に変身するヒーローの次は変身しないヒーローだった。正義感あふれる「週刊
ジャパン」の記者、雷光太郎と、彼を助ける“アラビアの王”というダイヤの
精霊ダイヤモンド・アイが、人間に姿を変えてアジア圏の支配を目論む“前世
魔人”の一味と戦う。アジア支配というのは独特だが、川内康範のアジアへの
こだわりの結果だ。彼の願いは“宇宙の平和”でも“地球の平和”でもなく、
祖国ニッポン、そしてそのための“アジアの平和”で川内は右派とは違う立場
から“祖国愛”をうたいあげた。
雷光太郎がアイリングを光にかざし「アイよぉ~」と叫ぶとアイが駆けつけ
る。アイの目から放たれる外道照身霊波光線によって、魔人は正体を暴かれ、
アイが「汝の正体見たり、前世魔人…!」と言うと「バァれぇたぁかぁ~」と
歌舞伎のように大見得を切る。当時、このシーンは子どもの間で話題となり、
イタズラなどをして先生に叱られ「バァれぇたぁかぁ~」と、この真似をして
さらに怒られた子もいたらしい。
『クレクレタコラ』(1973/10/1~フジ)東宝企画
アニメ『カバトット』『かいけつタマゴン』に続く、フジテレビ夜6時55分
からの一話完結の帯番組。東宝企画が制作した異色のぬいぐるみ怪獣コメディ
である。木の上にいるタコラは、欲しい物を見つけると、そこから飛び出し、
ねだったり脅したりして、お目当ての物を奪い取る。だが最後に戦利品は奪還
され、無念のタコラは目を回しながら「クレクレッ!」と泣き叫ぶ。
クレージーキャッツ映画の坪島孝らが演出し、舞台劇を思わせる簡素な背景
美術の中で展開される、シュールでナンセンスなストーリーは突出したものが
あり、ミニ番組中でも異彩を放った。
『行け!グリーンマン』(1973/11/12~NTV)東宝企画
『レッドマン』『ゴッドマン』に続き、『おはよう!こどもショー』内で放映
されたヒーローシリーズ第3弾で、『おはよう!こどもショー』の3代目総合
司会が海老名みどりになり、みどり=グリーンということからグリーンマンに
なった。前2作はアトラクションショーという感じだったが、今回は月~土曜
の帯番組で連続ストーリーを作って、怪獣群を組織化し、被害者の子どもたち
も登場させ、やっと普通の作品になった。
グリーンマンは地球の緑を公害から守るために金河系のグリーン星から来た
正義の使者だ。地底に潜む魔王の命を受けた分身のトンチキは怪獣を指揮して
子どもを襲う。子供たちのグリーンコールに応えグリーンマンは駆けつける。
東宝の特撮って劇場版映画では王道という感じですが、テレビ番組だと妙に
マイナーなノリがあると思います。ゼネプロからタコラ人形が発売されたとか
オタク好みの作品ではあるのでしょうが…。
21世紀まで、あと247日 高木志郎アオ