#210 Article 14529 Posted at 2000/02/11 06:45:53 by 高木志郎アオ (MAP3887) [ACE]

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手塚治虫の『鉄腕アトム』に刺激された漫画家の吉田竜夫、吉田健二、九里
一平の三兄弟は、手塚の弟子の笹川ひろしと出会ってアニメの話をし、竜の子
プロダクションを設立した。東映動画から声がかかり九里一平の『Zボーイ』
を元にキャラクターを作っていったが、共同制作でいろいろ人の手を経るうち
にどんどんキャラが変わっていくことに納得出来ず、また話が進んでいくうち
に作品の買い切りが決定して、折り合いがつかずに中断。
 そして、自分たちでやってみようということで再スタートした。

『宇宙エース』(1965/5/1~フジ)竜の子プロ
 東映、TCJ、虫プロと違い、それ以前アニメを手がけたことのない竜の子
プロダクションがテレビアニメの製作に踏み切ったのは驚くべきことだった。
第1話が完成してもまだスポンサーが付かなかったが、代理店の読売広告社が
必死でスポンサーを探し、前渡金というより借金して作り続けた。家も土地も
担保に入れ、ようやくカネボウがスポンサーに付き放映が決まったそうだ。

 タツノコ博士、アサリちゃん、ヤドカリ記者などのネーミングのセンスや、
シリアスな話からコメディまで盛り込まれているところが、いかにもタツノコ
らしい感じで、竜の子プロ作品って最初から他社と違う独特の雰囲気があった
と思います。

「♪宇宙の果てで 燃えている 星の炎に 照らされて~」
 いずみたくは、後に「ぼくはアニメーションの音楽が大好きである。やなせ
たかしさんと一緒にシリーズで映画作りもやった。今の子供たちに本物の文化
を知らせてやるために迎合的でない作品作りが必用である。そして、その音楽
から、スタンダードな曲が生まれなくてはいけない。その場だけの急場しのぎ
の作品や音楽は一番恥ずかしいことである。ぼくは子供が最高の批評家である
と信じている。」と書いてますが、その真摯な姿勢が伝わってくるような素敵
な曲だと思います。
                        21世紀まで、あと325日   高木志郎アオ