#20 Article 3355 Posted at 1994/09/26 14:23:43 by giji (MAP2218) [ARIHARA]

Subject: Re:*13 うしろの正面だあれ /3319 ..... /3185 /3176

「ライヤンツーリーのうた」の上映会に行ってきました。(2回目の上映)

結構盛況でしたが、来ていたのはほとんどが小学生連れの親子。
学校で整理券を配っていたのかしら?
私のような独り者(^_^;)はほとんどいません。
ちなみに、隣に座っていた2人は会話からすると虫プロ関係者だったようで。

この作品はタイトルのとおり歌(子守唄)が鍵になるのですが、
何と上映の前に作品中でこれを歌った人が登場して歌唱指導。
おかげで私も歌えるようになりました。(^_^;)
その後、上映会実行委員長の挨拶があって上映が始まりました。

内容は、強制連行され終戦直前に北海道の炭鉱から脱走した中国人青年と
言語障害を持つ満州引き上げの少女との出会いをきっかけとするお話。
詳しくは原作の小説(実話を基にしたフィクション)か絵本でどうぞ。
なお、ライヤンツーリー(莱陽慈梨)とは中国梨の一種です。

標準語でしゃべられると違和感があるとか、土を掘る時の背景とセルの質感が
違い過ぎるとか、やたら描き込んだ木があると思ったら山の遠景が雑だとか、
年齢の変化が分からないキャラクターデザインとか、せっかく最初のシーンは
中国語の台詞+字幕なのに後は全部日本語になっているとか、青年の逃亡生活が
余りに断片的でどこにいるのか分からないとか、他にもいろいろ妙な所ばかり
気になってしまう私ですが、基本的には丁寧に作ってあるように思います。
ただ、前半は普通なのですが、後半(10年後)青年を探す絡みで強制連行に
ついて聞いて回るあたりがいきなり説明的になってしまうのが、何だか取って
付けたような感じになってしまって、ちょっと気が抜けました。
さらにクライマックスと思われるイメージのシーンが、妙に浮き上がって
しまっている。一応それまでがリアルに描かれているので、いきなり青年に
翼が生えるのはちょっと。(^_^;)(故郷に帰りたい思いの表現だったらしい)

上映後、有原監督の挨拶がありました。
日本の戦争の加害者という側面をよく知っていて欲しいという話。

終了後ロビーでは、監督と最初に歌唱指導した人のサイン会が行われました。
私もパンフレットにサインしてもらいました。
ところで、このパンフレットにあるストーリー、映画と少し描写が違うのですが
原作を基に書いたのでしょうか、ちょっと気になります。

はたして子供達にはこの作品はどう見えたのでしょうか。

         帰り道、つい都営12号線を1往復してしまった  giji