#185 Article 695 Posted at 1996/12/11 20:57:50 by 北小路あきほ (MAP4011) [NO.23]

Subject: Re: Re: たいへん!交換日記が終わっちゃう /694 /163

今回の勇之助、なんだかとってもよく知ってる人物のような気がする。
 会ったことあるような、それもとても親しかったような。それとも自分自身の幻影
なのだろうか。ごく近くから体温のぬくもりを感じるような、旧知の親友が出演して
いるような錯覚が・・・。

 感覚的にいつものあずきじゃないと気付いて繊細な一面が表わされ、それで
スカートめくりの陰謀であずきを元気にして、強引に2人きりになって、勇之助は
あずきが隣の席だからと言って緊張しないで、元気になるよう肩の力を抜いてと言う。

 このお話は勇之助の魅力つまり恋愛の才能のお話で、恋の偏差値が高くて感心。
本当に、背伸びしているあずきちゃんの危機を考えているから。精神医学的にも感心。
長期にわたる精神的な無理がたたると、学校不適応症=心身症(登校時体が動かない
などヒステリー発作)につながりません。知らず知らずにストレスが蓄積されてきて、
しなった青竹が折れるように発作がおきるのです。

 証拠に、スカートめくりされた時、「最近むしゃくしゃしてるんだから」(溜まっ
てるんだから)といってあずきちゃんは怒って追いかけていましたね。
 秋元康は著書で背伸びせず「自然」で付き合うべきだと述べてます。恋愛に極端に
負担を感じるようでは長続きしないのは自明でしょう。

 ただ、愛情と言うより深謀遠慮に満ちた深い友情に近いかも知れません。

 女の子って、水色時代みてたらわかるけど(あっちは徹底したリアリズムだから)
平均的な女の子は小中高大って進むごとに現実的なファクターが絡んできて、性格が
歪んでくるんだよね。
 その点、あずきちゃんはいやみが無くて、一途でお人好しだから、稀少価値。
 平凡に見えても実際にいればレベル高いです。
 いや、意外と近くにいるものです。(ほら、そこにも)見る目がある人が見れば
の話だけど。

 秋元康が受けるのは、この性格の醜い一面、歪んだいやみがないから。それを
リアルに描いて好評を博したやぶうち優ちゃんとは一種正反対なんです。
 醜い面のある世界から逃げ回っている私にとっては砂漠の中のオアシスのよう。

 交換日記にさようならと書かれる夢は逆夢、愛されている証拠。でもマイペースの
勇之助のことだから。押されたら引く、引かれたらどうしよう、もちろん押す。
 その間のプロセスがなんともいえない恋愛感情。もう誰にも止められまい。

 好きな人のことは全人格を見ているという久々に感激したお話でした。
 それに、両想いであることが初めてはっきりしたお話でした。

			おひさしうございます MAP4011 あきほ