#148 Article 2802 Posted at 1994/02/28 03:17:53 by ゆ~さく (MAP1754) [SLEEP.CHR]
Subject: Re: すりーぴんぐぷりんせす /2771
>大チャチャ様編 > ベットの中でうつ伏せるように眠っている少女がいる。 > #126な自称小説家 速水 明 おおッ!これは素晴らしいっッ!! 絵が、情景が、はっきり浮かんできます! こ~ゆ~の見ると、思わず通信をやっていて良かった~~と思いますです。 寝姿……寝顔……かァ………い、いい、いいなァ………!! わ~ッまたもや触発されちまった!(笑) _____________________________________ 朝霧を通して差し込んでくる、白く柔らかい陽光が、リーヤの目を射った。 全ての生き物に投げかけられる、目覚めを促す優しい母の呼び声のように。 「うん………どこだココは……俺んちの天井はこんなにキレイじゃねぇ…… 布団だってこんなに上等じゃねぇぞ…………わぁ、チャチャがいるッッ!!」 自分のすぐ隣り、同じ布団の中にチャチャが寝ている。 同じ一つの温もりの中で、ヒゲが柔らかな頬っぺたに触れてしまいそうなくらい すぐ間近で、いとしい少女が安らかな寝息をたてている。 ヒゲ…? 「あ……変身したまま寝ちまったのか…………」 リーヤは白い毛に包まれた自分の身体に気付き、そしてモヤがかかった頭の中 で、足りない脳みそをふり絞って夕べの出来事を思い出そうと頑張った。 「夕べ遅く、チャチャに借りた絵本を返しに来たんだよな…それで立ち話も なんだからって窓から忍び込んで、…遊んでる内に……寝ちまったのか…」 爺っちゃん心配してるかな。いや、うちは兄弟の数多いから、案外気が付いて ねぇんじゃねぇかな。…などと思いながらも、リーヤの瞳は目の前のチャチャ の寝顔に吸い寄せられていく。……体温が伝わってきそうな間近で、呼吸を… すこやかな生命のリズムを刻んでいる、優しい女の子。 ふんわりとした金色の前髪が、朝日の中を陽炎のようにたゆたう。 「チャ…チャチャ……」 思わず愛しさにたまらなくなって、胸が苦しくなって、リーヤは濡れた鼻先を 彼女の頬っぺたに押しつけた。 ぷよん。 神様が作ったクリームのような、天使がくれたマシュマロのような感触。 リーヤは自分でも何だか判らない衝動に駆られて、チャチャの頬っぺたを舐め回す。 つるん…つるん…つるん…。 「あ…くすぐったぁい。あ。リーヤ、ふわふわのもこもこぉぉ…」 寝ぼけ声でチャチャが、それでも大好きな、慣れ親しんだ毛皮の感触が両腕の中に ある事に気づいて抱きしめてきた。 「わぁ。よせチャチャ!苦しい」 じたばた暴れるリーヤ。しかし、それでもふと、はずみで彼は思った。 『いま俺は変身しているから別に何でも無いけど、もし夜のうちに変身が解け ちゃっていたとしたら…今の…このじょーたいはどうなんだろう…これって…』 どきっっ☆!! 突然、心臓が跳ね上がる。どきどきどきどきどきどき!! 身体中の血が逆流し、毛皮の下の皮膚がカッと燃えるように熱くなる。 「リ…リーヤ、どうしたの…?」 チャチャがリーヤの異常に気が付いて、身を起こした。 そのとき。 「チャチャ、起きなさい。食事にしないと、学校に遅刻しますよ」 ドアが叩かれる。セラヴィの声だ。 「やばいっ、怒られる!」 「あ、リーヤぁ」 リーヤはジャンプ一発、窓から飛び出していた。 朝もやの中に身を踊らすと、そのまま全力で駆け出していく。走る。走る。 いつしか輝く日光が霧を追い払い、緑に包まれた山々が、生命でいっぱいの 世界が、リーヤの目前に現れてきた。 木々が輝く。木漏れ日が舞い踊る。小鳥が歌う。 自分でも気が付かない内に少年の姿に戻っていたリーヤは、岡の頂上まで 一気に駆け上がると、思いのたけを込めて数10mもジャンプし、胸の中の 思いを叫びにして吐き出した。 「わおぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~んっっっ!!!」 『ちょっと長くなっちゃってスイマセン』ゆ~さく! P,S。みっく☆さんのも良かったです!本編のドタバタした雰囲気が出ていて。 しっかし偶然、同じようなシーンのある話になっちゃいましたね。 考える事は皆同じなのね(笑)!