#148 Article 23448 Posted at 1996/01/11 17:16:13 by サメくん (MAP5059) [B.CHACHA]

Subject: Re: Re: Re: B・チャチャについて(長文注意) /23437 /23423 /23364

(上記の続きです)

 かつて、ジョアンもメディアも、それぞれが代表するもの。すなわち、人間と魔族の
未来を勝ち得るために、戦う必要がありました。
 さらに、ジョアンの戦いは、その勝利は、魔族のためでもありました。
 戦いの終結。つまり“魔”との決着(それが、永続的ではないにしても)は、世界に
存在する全ての者にとって、等しく「必要な事」だったのです。

 チャチャの戦いは、当初「自己防衛」のための戦いでした。
 降り掛かる火の粉をはらうように、襲いくる魔族との戦いに疑問を感じる暇もなく、
戦い続けていったのです。
 その後、自分の出自を知ったチャチャは、「お父さんとお母さんとおじいちゃん」を
助けるために、戦い続けることになりました。
 そして、大魔王との決戦の時。
 チャチャは初めて「マジカルプリンセス」として、「人々の想いの象徴」として、
戦い、勝利しました。
 その時、彼女が自分のことを「マジカルプリンセス・チャチャ」と呼んだのは、至極
当然の事と言えるかも知れません。

 B・チャチャには、チャチャに張り合う動機はあっても、戦う動機はありませんでし
た。
 そもそも、チャチャの世界の住人は「追究すべきものを持った存在」ではあっても、
「追究するために戦う存在」ではなかったのです。
 戦う事を扇動するのは、“魔”です。
「お前に、戦って勝つための力を与えよう。戦いに勝ちさえすれば、望むものが皆、手
 に入るのだ」と“魔”はそそのかします。
  戦い、勝ち、奪い取る。“魔”の扇動は巧妙を極めます。
  しかし、“魔”は最終的には、その僕たる勝利者から全てを(未来と夢を)奪い去る
 もの。存在を逆行させるベクトル(それは、『悪』とも同義)。
  故に、否定されるべきものなのですが、それがもたらす安易で強力な力は、大いなる
 魅力をもって、人々を誘惑するのです。
  B・チャチャが出会った黒炎のタリスマンは、“魔”そのものとして彼女を誘惑し、
 かつて、メディアが有していた力「シャドウプリンセスへのドゥームアップ」という力
 を授けました。
  それは、力の複製であったのですが、B・チャチャが本来持つ意味性「マジカルプリ
 ンセス・チャチャ」の対極存在としての意味が、彼女を本物のシャドウプリンセスへと
 「ドゥームアップ」させたのです。
 (それは、ある意味「2重にドゥームアップ」するという事かも知れません)。
 
  この異常事態に対し、メダリオンと腕輪と指輪を通じて、ジョアン達は時を超えて
 チャチャ達にメッセージを送り、メディアもまた、黒炎のタリスマンを通じてB・チ
 ャチャと同一化することによって、B・チャチャやチャチャ達を守ったのです。
  またこの戦いを、マジカルプリンセスとしてチャチャが真の力を引き出す試練とし、
 セラヴィー達が介入できないように結界を張ったのは、ジョアンその人だったのです。
 
  以上が、スペシャルエピソード「聖なる光のもとで……」の裏話的設定部分という
 事になります。
  これらは、さらに考察を重ねた後、別巻「戦乙女の序曲」に掲載する予定です。

 長文にて失礼しました。

                                 サメくん