#148 Article 17019 Posted at 1995/03/25 10:30:48 by 利根 (MAP4995) [3YEARS.AF]
Subject: Re:*6 3年後・もちもち山 /16835 ... /16583 /16562
忘れた頃にやってくる小説です。フォローリンクしてあるので前のを読
んでない方は辿ってください("J"コマンドのヘルプ参照)。
今回は短いです(50行ほど)。書きあがるの待ってるといつまでたっても
アップできないので。
「チャチャを未来に連れてって」3
生徒たちもほとんど下校した校内を逃げ回るチャチャ。
「ひ、ひえ~。まりんちゃんもやっこちゃんもあいかわらずしつこいよ~!」
ポン☆
チャチャはほうきを出した。
「待ちなさい!チャチャ!」
二人の声がすぐに遠くなる。
「よ~しなんとか逃げられそうね。よし、あの林に入って!」
シュワワワワ~
チャチャはすぐそばの木の方へと逃げ込んだ。
下の方に二人が走り出てくるのが見えた。
「チャチャはどこに逃げたのかしら…?」
「しぇからしかー!」
二人は下を走り回っていたが、やがて遠ざかっていった。
(やっこちゃんはほうき使わないのかな…?)
チャチャはそんなことを考えていたが、普通、ミニスカートでほうきに乗る少女
はいないのではないだろうか?
「とりあえず今のうちに!」
木にずきんがひっかっかっているのに気づかず、出ようとしたものだから、
ビリッ!
「ずきんが・・・・・・・・・!!」
ずきんは破けてしまった。
木に破れたずきんの一部がひっかっかっている。
「どうしよう。あんなの簡単には取れそうにないし、えーとえーと」
と、そこに声をかけたものがいた。
人間ほどの大きさの生き物だった。狼…だろうか?毛が美しい白に輝いているの
でよく分からない。顔つきなかなか精悍と言えよう。その口には鋭い牙が並んで
いたが、凶暴な印象がないのはあくまで目が柔和な雰囲気を醸し出しているため
だろう。
その動物は素早く木に駆け登ると、
「ずきん とってやったぞ」
ずきんの切れ端をくわえておりてきた。
「あ、ありがとう」
チャチャはずきんの切れ端を受け取ると、とりあえずポケットに入れた。
「さぁ、早く逃げろ!」
「え?」
一瞬ためらったチャチャだったが、
「チャチャー!」
二人の足音が近づいてくる。
「どっ どうもありがとっ じゃ―ねっ」
ポン☆
つづくっ!
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