#148 Article 16596 Posted at 1995/03/12 10:05:25 by しっぽ☆ (MAP2611) [ANIMAGE]
Subject: Re:*4 アニメージュ4月号 /16574 ... /16518 /16514
> 辻監督曰く「どういう性格だとか分からないほうが、見ている側が勝手に思い
> 入れを作れていいかなと。まあ、憧れの対象は解らないままのほうがいい」
これをみて、「ライジンオー」における「ラブ(島田愛子)」というキャラクターの
事を思い出しました。
ラブは、途中で事情があって声優が替わるというアクシデントがありまして、
その結果作品中で喋らせづらくなってしまい「ならばいっそ滅多に喋らない
謎のキャラクターにしてしまえ、そうしたほうが人気が出るだろう」という
製作側の目論見の元、全51話中喋ったのは全部足してもせいぜい2分程度
という惨い扱いを受ることになります。
しかし製作側の意図どおり、ラブは妙にカルト的な人気を集めることになります。
#91 にも熱狂的なファンが二人ばかりいますし。
けれども、それで良かったのかどうか? ラブはその少ない登場回数から察する
限りでは、クラスをある意味別の方向から支えているような役割を持ったキャラ
でした。ならばそれを主題に置いて「いい話」を2つ3つ作れたのではないだ
ろうか? その方が作品作りとしては正しいやり方なのではないだろうか?
同じ事がマジカルプリンセスにも言えると思います。登場させるのだったらきちんと
その内面を描くようにしてほしい。それが出来ないなら、最初からそんなキャラは
登場させるべきではない。しかし実際のところマジカルプリンセスというキャラクター
は、番組としてのウケを狙った「いま流行っているアニメにはこういうキャラが登場
しているから、こっちもそういうキャラを登場させれば数字が取れるだろう」という
打算の元に付け加えられたに過ぎないキャラクターですから、下手に内面を描き出す
なんてことをしてしまうと作品そのものが別の方向に動きだしかねない、破綻し始め
かねない、それを防ぐためにあえて内面を見せず全くの無個性なキャラクターとして
描くという窮余の策を取らざるを得なかったのでしょう。
そう考えると悲劇のキャラクターですね。私なんかは「ならばいっそ最初から登場
しなければよかった」なんて思ってしまいますが、ある程度マジカルプリンセスに
思い入れのある人にとっては、自分の好きなキャラクターがそんなふうに言われる
事はとても辛い事だと思います。まあ、退場してしまった今となってはもう如何とも
しがたいことですが。
しっぽ☆