#148 Article 13987 Posted at 1994/12/02 10:41:50 by サメくん (MAP5059) [B.CHACHA]
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『聖なる光のもとに』 --チャチャ VS B.チャチャ 宿命の対決-- その11 ・・・ピー助、死んじゃったよ・・・ うるうる目で金髪の少女を見上げるチャチャ。 そっとその髪を撫でながら、少女はつぶやいた。 「いいえ、この子は死んではいません。眠っているだけよ・・・」 ぱあっとチャチャの顔が明るくなる。 ・・・起きる?・・・ こくっとうなづきながら、少女はそっと魔法の言葉をチャチャに耳打ちした。 「復活はさせない!!」 リーヤとしいねちゃんが放った金色の閃光を食い止めんと、カオティックプリンセスは ブラッディシールドを最大限に展開した。 しかし、金の閃光は彼女の存在など無かったかのように氷柱へとまっすぐ突き刺さる。 「そ、そんなばかな!?」 振り返るカオティックプリンセスの眼前で、チャチャを封印していた氷柱が金色に輝い ていた。みるみるうちに、その表面にひび割れが走る。 「もったいつけてないで、早くなんとかしなさいよー!!」 焦れたやっこちゃんがそう叫んだ時、金の光が中からあふれ出るように氷柱が砕けた。 「・・・おはようっ! ピー助!!」 吹き散るダイアモンドダストの中、チャチャの明るい声が弾け、光の塊がぽーんと放り 投げられる。 きらっ! 輝く閃光に、ダイアモンドダストが虹色にきらめいた。 「ピーーーッ!!」 透きとおった鳴き声が喜びに震え、降り注ぐ陽光が眩むほどの金色の閃光がほとばしっ た。くーんと旋回しつつ、大チャチャの差し出す右手に舞い降りたのは、まぎれもなく ピー助、否、セントフェアリーバードである。 どことなく精悍さを増した彼を見つめる大チャチャの瞳が、涙にうるんだ。 「ピーッ!」 青白色の冠毛を震わせ、ピー助が唄う。 「これで対等・・・チャチャ、最後の決着をつけましょう!」 微笑みながら、カオティックプリンセスがスティングクリスを上段にかまえた。 (あの人の想いを浄化してあげて・・・) 優しき少女の言葉が耳に響く。 うなづく大チャチャの目に、カオティックプリンセスの髪にある黒炎のタリスマンが とまった。 「行くよ! ピー助!!」 蒼い閃光があふれ、みるみるうちに不死鳥の姿がウィングクリスへと変わっていく。 きっと構えるクリスから、今までにない大きな力が流れこんでくる。 (・・・心の力。愛と勇気と希望の聖戦士達が、貴方にもたらしてくれる光の想い・・・) 一人じゃない、みんながいるんだ。 チャチャの胸が熱いもので満たされていく。 「スティングクリス!・・・」 ずざっと地を蹴って、カオティックプリンセスが飛んだ! 「フリージングフラーッシュ!!」 躊躇無く撃ち下ろされる白銀の凍撃に、大チャチャは一歩も引かない。 「聖なる鳥よ、その翼で光の道を示したまえ! セントフレア!・・・」 高々と掲げるウィングクリスから、青白色の炎が噴き上がり大チャチャをとりまく。 轟然と燃えさかる炎の翼が、フリージングフラッシュの白銀の奔流を吹き散らした! 「!?」 「・・・バーニングフラーーッシュ!!」 大チャチャの全身から、青白色の炎をまとった不死鳥が飛ぶ!! 「ブラッディシールド!!」 カオティックプリンセスが必死にエナジーシールドを展開する。 しかし、青白色の炎の翼を何とか受け切ったと思ったのも束の間、ウィングクリスから 直接放たれた光の矢がシールドを貫通し、黒炎のタリスマンを撃ち抜いた! 「きゃあぁぁぁぁーっ!」 全身から銀の閃光を放ちながら、カオティックプリンセスが地上へと落ちてきた。 かくっと膝をつくその姿は、いつものB.チャチャだ。 「大丈夫? ブランデーチャチャちゃん」 変身を解いて駆け寄るチャチャに、かばっと顔を起こすB・チャチャ。 「私の名前はブラッディ・チャチャ。何度言ったらわかるのよ、もう!」 びしっとチャチャを指さす。 「・・・いいこと、チャチャ。今日は引いてあげるけど、いつか必ず私の名前をちゃんと 呼ばせてみせるからね!!」 ふんっと鼻を鳴らしながら、B.チャチャはずかずか歩いていった。 いつの間に帰ってきたのか、いつもの(ただしボロボロだが)お付の二人が彼女の後を しきりに恐縮しながらついていく。 「なんだ、ありゃ?」 「それより、チャチャさん。ケガは大丈夫ですか」 心配そうにチャチャの顔をのぞきこむしいねちゃん。 「うん、もう平気! ブランデーちゃんも元に戻ってよかったね」 チャチャの笑顔に、リーヤもしいねちゃんもつられて笑った。 その11終わり、サメくん