#148 Article 13985 Posted at 1994/12/02 10:40:14 by サメくん (MAP5059) [B.CHACHA]

Subject: Re:*4 私を忘れないでよね /12722 ... /12669 /6715

スレッド関係
元スレッド #148/6715 — 「私を忘れないでよね」 1994/06/24 04:44:09 · 星野みっく · MAP4329
B.チャチャ「チャチャがウイングクリスなら私は『ブラッディ・ウイング』よ。 負けないからね・・・・チャチャ。」 「ぶらんでー.ちゃちゃ」
     参照 #148/12669 — 「Re: 私を忘れないでよね /6715」 1994/11/03 09:59:10 · 利根 · MAP4995
B.チャチャ「チャチャがバードシールドなら私は『ブラッディ・シールド』よ。 負けないからね・・・・チャチャ。」 すみません(_o_)>ALL
         返信元 #148/12722 — 「Re: Re: Re: 私を忘れないでよね /12711 /12669 /6715」 1994/11/04 12:16:54 · サメくん · MAP5059
初めてのB.チャチャネタです。ただし、長文ですので、お気をつけください。 >> B.チャチャ「チャチャがバードシールドなら私は『ブラッディ・シールド』よ。 >> 負けないからね・・・・チャチャ。」 > これよこれっ! > こうでなくっちゃ、B.チャチャは(笑) > ウイングクリスに相当する武器も必要だなぁ・・・・・そうすると。 > 何かいいネーミングはないかなぁ? ということで、考えてみました。 「ふっふっふ・・・今日こそ、貴方の最期よ…
             現在 #148/13985 — 「Re:*4 私を忘れないでよね /12722 ... /12669 /6715」 1994/12/02 10:40:14 · サメくん · MAP5059
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『聖なる光のもとに』 --チャチャ VS B.チャチャ 宿命の対決-- その9

 ギリッぎりぎりぎりっ
「あ・・・ううぅぅ・・・」
 もはや、声も出ないしいねちゃん。
 腕もあばらも限界まで締め上げられる苦痛が、耐え難い圧迫感とともに彼の意識を、
思考を奪っていく。
 紫色に変色し、飛び出さんほどに目を見開いたその顔には、既にいつもの愛らしい少
年の面影はない。
 ついに、しいねちゃんはカクッと白目をむいてしまった。
「・・・笑止、このまま食らってやるわ(ボソボソ)」
 ダーク・死ー音の不明瞭な声が、このときばかりは死神のごとき迫力を持って響いた。

「しいねちゃ~~~ん!!」
 どろしーはそう叫ぶと同時に、自らの全魔力を振り絞った。
  バチッ、バチバチバチィ!
 激しい放電と共に輝く両手。その手をどろしーは、結界に叩きつける!!
 強大な魔法力の干渉に、空気がキィィィィンと鳴った。
 だが、結界に跳ね返された魔力は陽炎のごとき炎となって、彼女自身を傷つけていく。
「何をするんですか、どろしーちゃん! そんなことやったって無駄ですっ」
「じゃあ、しいねちゃん達を見殺しにしろっていうの!? そんなこと出来るわけ無い
じゃない!!」
 言い切るなり、どろしーの魔力がさらに膨れ上がる。
 しかし、それは彼女自身を深く傷つけていく両刃の剣だ。
「あの子達はまだほんの子供なのに、あんたでも勝てないような大魔王と戦ってんのよ!
  その上、こんな訳のわかんない戦いに巻きこまれて、怪我して、それで死んじゃうなん
て許せるわけないじゃない!!」
「やめるんです、この結界は破れません! このままじゃ、どろしーちゃんが死んでしま
いますよ!!」
 セラヴィの制止の手を、どろしーは跳ねのけた。
「そんなのやってみなきゃわかんないわよ!! それに、あの子達を見殺しにするくらい
なら死んだ方がましよーっ!!」

「・・・哀しいね、こんなの・・・」
 どろしーの無謀な努力を見やり、カオティックプリンセスはふっとため息をついた。
「・・・もう、終わりにしようよ・・・」
 チャチャが封印された氷柱を振り返り、すっとスティングクリスを振り上げる。
 このまま打ち下ろすだけで、チャチャは氷柱とともに砕け散るだろう。

(・・・起きろー・・・起きろーっ・・・)
 かすかに声が響く。少年のようなソプラノがしいねちゃんの頭の中で響いている。
(・・・起こさないでください。もう、だめなんです。チャチャさんもやられてしまっ
 た。もうどこにも、希望なんか・・・)
(ばっかやろーっ!!)
 カン高い罵声が、しいねちゃんの心をぐらぐらっと揺さぶった。
(何、あきらめてんだ! いいのか、それでいいのかよ! 大事な人も守れずに死んじ
まってそれでも男かよー!!)
 浴びせられる罵倒に、しかし、しいねちゃんの心はますます暗く沈みこむ。
(僕に何ができるというんです? リーヤのような馬鹿力も無い、チャチャさんのよう
に底抜けに明るくもない・・・ただ、少しばかり魔法が使えるだけ・・・)
 唐突に、眼前の暗闇が少しばかり晴れてきた。
 閃く紫電の向こうに、必死の形相のお師匠様が見える。
 小さな手で顔を覆い、うずくまるお鈴ちゃんの涙が見える。
(・・・しいねちゃん・・・!!)
(しいねちゃん!! チャチャー! リーヤ!)
 みんな叫んでいる。
 僕を、リーヤを、チャチャさんの身を案じて。
(これでも、わかんないのかよ。みんな、みんなお前を呼んでるんだ。心配してるんだ
・・・!)
 不思議な少年の声も、涙にかすれていた。
(僕は・・・僕は・・・僕は・・・!)
 わき上がる熱い心。
(僕は!!)

                           その9終わり、サメくん