#13 Article 9760 Posted at 1995/03/18 00:15:31 by WAK (MAP5274) [SYNTAX]

Subject: Re:*15 タイトル… /9753 ..... /16414(#148) /16322(#148)

Art 9753  MSP-Iris さん
> いや、つまり、現代においてそれが使われているか、ということが問題
>なんです。現代において、明らかに分離可能な2語の連続による連濁の場
>合、「ぢ・づ」を使用する、ということで良いと思います。

 「ミチ」「チマタ」の「チ」は、これらの語が使われている時点で、「現在
でも使われている」とみて良いと思います。
 とは言っても、言葉の意味はけっこう変化・展開するものですから、現代に
おいては、複合語と意識できないのもかなり多いです。
 となると、なおのこと、内閣告示を参照しつつ(つまり、現代仮名を使って
ということです)文章を書くとなると、「これは複合語かしら。連濁かしら」
と、どう書いてよいのやら解らなくなります。だったら、「表記は旧来のまま
でよい」としてくれた方がどれだけ助かるか…。

> 多いかどうかはともかく、「つま」が現代の「妻」(あるいは転じて動
>物の異性など)に使われるのは、万葉集から見られますよ。

 これは私の言葉が足りなかったんですが、「現代の用法で」と書いたのは、
「自分の結婚相手という意味で」と解釈して下さい。万葉では、単なる結婚相
手という意味だけでなく、「はらむ者」という意味が多分に込められている筈
ですから。つまり、結婚制度の変遷も考慮にいれないと、ニュアンスが違って
くるんス。言語の使われ方は、実生活に密着する、ということで。

>  かな漢字変換を利用するFEPだからこそ、仮名遣いを意識するんだと
> 思います。

 あっ、これも言葉が足りなかった(^^;
 私の場合ですね、例えば[DIMEN]と入力しますよね。すると「地面」
に変換されないんです。で、「あっ、この綴りではないんだな」ということで
「ぢ」でなければ「じ」で入力し直し、と。こう使っているんです。
 「ウナヅク」も、「鵜名付く」になります。「づ」を「ず」にすると、かろ
うじて「肯く」が出てきます。だから、そういう意味で深くは考えないで済む
と、そういうことです。

 ただ、仮名で表記するときは、結構歴史的仮名遣いでやっちゃうことがある
んですけど。「あぢさゐ」とか。<この語感、好きなんだけどなぁ。

>  もし日本語がローマ字化されてたら、それは表意文字を失うことですか
> ら、日本語では致命的なことで、わかりにくいものになったことでしょう。
> そうであったらかえって日本語は難しくなり、今でも文語体が残っていた
> ことでしょうね。

 うんうん、納得。それもとびきり難解な、曖昧な用語だらけの悪文でしょう
ね。ローマ字で文語…、考えただけでも恐ろしい。

     でも、 森鴎外の文語は解りやすいです。明晰で。WAK(MAP5274)

以下、追伸です。
 で、ちょっと整理をば。

 MSP-Irisさんは、学校で「五段」と教えているのだから、そこへいきなり根
拠も示さずに「四段」では筋が通らない。とお考えになったんですよね。

 以上は承知しました。

 そして、私の方は、そもそもダイレクトな認識としての「五段」が欠けてい
たと。それでよろしいでしょうか。

 で、これは私が振ってしまった話題なのですが、今度は仮名遣いの方に移っ
てきたと考えてよろしいですか。というのは、上記の点を了解しちゃうと、あ
とは文部省とか国語審議会とか、そっちの方への愚痴になってしまうもので、
私は。けど愚痴では発展がないですから。