#13 Article 8134 Posted at 1994/03/17 17:32:39 by ゆ~さく (MAP1754) [PURUTO]

Subject: 『プルト君』を見てきたぞうぅぅ!!!

『プルトニウム物語 頼れる仲間・プルト君』を観てきました。

あさり氏が「ラヂヲマン」のアイデアにどうしても観たい、どうやら観れる所が
あるらしいと言うので それはそれはと揉み手モンで行ってきました。へっへっへ。

			  凄いぞ。

場所は「テピア」。科学技術企業関連の会館みたいなモンらしい。
地下鉄外苑前から神宮球場の方に歩けば、秩父の宮ラグビー場と球場の間に
建ってますんで すぐ判ります。その2階のライブラリは、科学技術関連の
ドキュメンタリや企業PRビデオが端末にタイトル番号を入力するだけで
次から次へ何百本も観られるという科学好きには宝箱みたいな所です。
興味の有る人はどうぞ。御利用は静粛に。

でも『プルト君』を観ていると、どうしても笑いが漏れちゃうよ。くくくっ。

もしくは、絶句して口をあんぐり開けて何も言えないかの、どちらかですね。
普通、こーゆーモンってのは問題の箇所だけがセンセーショナルに取り上げら
れる傾向があるので実際に本編を観てみたら、案外マトモだった…なんてのは
良く有る事じゃない?

期待以上でした。スゲェ。思った通りだ。やってくれるぞ プルト君ッ!!

声がまず、可愛いぞ!!
真面目な声を出した時のこおろぎさとみにちょっと似てるかな。

でもしょっぱなからイキナリかましてくれます。いやァ流石だなァ。

『ぼくは本当は、そんなに危険な存在じゃないんです。
 でも悪人達は些細な事を拡大して広めてみんなを不安にさせようとするんです』

あ………悪人………………ア………悪人…………………あア………(^o^;)

これは「悪人がプルトニウムを手に入れたらどうなるの?」という問いの関連で
出てきたフレーズで、「テロリストが」(画面ではドロボーみたいな衣装だったが)
プルトニウムの毒性を脅迫に利用するというシーンの台詞ですが、反対団体に
ついでに「悪者」的イメージを刷り着けちゃおうという意図が見えますネ(笑)。

	すげェや。プルト君。さすが僕らの仲間だぜッ!!!

ところで以前こちらの書き込みで、「プルトニウムによる発ガンは実際の発病
まで10数年かかるので、裁判での因果関係の実証は難しい。国と団体は
いざとなったらバックレるつもりなんじゃないのか」と書きましたけど、

「プルトニウムに毒はあるの?」という問いに関したシーンで、プルト君。

『プルトニウムは、開発が始ってから数10年。仮にプルトニウムで発ガン
 するとしても、実際に発病するまで10数年かかると言われています』
と前置きしてから、
『我が国では、これまでに発病したと確定出来る人は、一人も居ないんだ!!』

オイオイ(^^;)。弁護にもなんにもなっていないぞ(笑)。

それどころか何言い出すかと思いきや、

『…そして実際に発病するのは10数年後だから果たしてその時に
 プルトニウムが原因だったのかどうか、実証するのは難しいんだ!』

							   \ワハハハハハハ/
うわ~~~~~~~~~~~ッッ!!自分で言うなアァァァァァァ!!(^○^、)

			ああ、面白ろ(笑)(笑)。

もはや、不安を持っている住民を「騙す」民意操作フィルムにすらなっていねぇ!

嘘でも「プルトニウムによる発ガン性は低い」とか「安全だ」とか言ってくれる
ならばともかく弁護にもなってないどころか間接的に「危険は高いです、ガンに
なります、でも私達の責任を追及するのは困難です」と言ってるようなモンじゃ
ねェかッ!!
バカじゃねぇのか(爆笑)!
あさりの旦那が(またあの旦那らしい、過激な例えで)言ってたけど、
「日航123便の事故は、遺体の欠損が激しくて一体それぞれ何が死因だったのか
 特定出来なかったらしい。それをとって捕まえて「死因が特定できないので
 墜落が死因だったのか判断出来ません。だから責任取りません」と航空会社が
 言ってるようなモンだなァ」と言ってました。あはは。

他にも、四国電力の作った「ガハハ星人現る!原子力発電所SOS」とか
主婦向けの、説明にも何にもなってない謎の怪フィルムとか色々あって、
ホント飽きませんでした(笑)。

主婦向けのフィルムでは、主婦と御主人の会話で こんなのがありました。
「自然界にも放射線はいっぱいある。魚にだって放射性物質は蓄積されているんだ」
「え、大丈夫なの?」
「結構ありふれたもんなんだよ。我々の生活でもレントゲンとか色々あるだろ」
「ああ、そうね!」

X線は危険だバカヤロ(笑)。大体毒物は致死量を飲まなければ死なないのは
当たり前であって、だったら「毒物は安全」ッて事になるのか!!?

そのうち原発の説明を聞いて、主婦がこんな風に納得する場面も。

「そうか~。火力発電所はガスコンロで、原発は電子レンジみたいな物ね」

え? え!? な、なんだぁ!?…比喩にもなんにもなっていねェッ(笑)!!!
主婦に馴染みのあるイメージとすり替えて未知の危険への不安をウヤムヤに
しようとしているだけじゃねェか!!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
総括と致しましては、私はこれまでの考えでは、原子力開発は人類のために
必要である、だから日本の(危なげな)原発も安全対策をしっかりやってくれる
のならばという条件付きで仕方が無い、そしてそれが万全に行われているか
どうかは彼等を信頼する他無いが、彼等だって問題は起こしたくないだろう
からそれなりにやっているのではないか?…という考えを持っていました。

		しかしこれらのフィルムを観せて戴いて、

	『詭弁、すり替え、問題をうやむやにしようとする態度』を

		観せて戴いて、考えが正反対に変わりました。

こんな論拠しか持たないのなら、「本当は危険だ」という事を彼等自身が
喧伝しているのに他ならないではないか。

…ひょっとしたらコレは(ここまでわざわざ隙や矛盾だらけのフィルムを観せて
くれるのは)口を塞がれててはっきりと物事を言えない内部からの自己告発なの
ではないか?(笑) もしかしたら ずさんな運営状態をそれとなく知らせようと
してくれているのではないか!?…とまで思っちゃいます(笑)。
またはコストを下げるための手抜き工事や手抜き運営が行われていて、それを
見過ごすイエスマンばかりを動燃事業部内に揃え過ぎた結果こんなしょ~もない
スカタンフィルムが出たのではないか。
いやいや、原発ッてのはそもそも田中光二の『ダイ・オフ』みたいに、
人口抑制政策の一環なのではないか(笑)。想像は膨らむばかりです(笑)。


いや~~やっぱりフィルムってのは正直だわ。		ゆ~さく!

P,S。このアーテイクル、転載歓迎(笑)。