#124 Article 5806 Posted at 1999/09/12 05:43:42 by ばんだあ (MAP5431) [U7.24]

Subject: 北へ還れ!

数ヶ月前よりDVD化が進んでいる「ウルトラセブン」ですが、御他聞に漏れ
ず私も購入しております。で、遅れ馳せながらDVD版の感想などをまず。

 一番心配していたのはエンコードのアラがどの程度出るか、ということでした
が、ほとんど気になりませんでした。発売前に店頭で流していたデモDVDの本
編部分では明らかにエンコードによる歪みと見られる所が何ヶ所か目についたの
で気になっていたのですが、発売されたものははるかに良くなっていました。

 ネガの傷、色調の変化等の修正はとてもうまくいっていると思います。LDと
比較すると明らかに発色(もっとも同じ素材をつかってもDVDの方が発色は良
いけど)、コントラストが良くなっています。(DVDとLDをシンクロ再生し
た映像をセレクタで切り替えて観て比較してみました。)

 音声の疑似ステレオ化はあまりうまくいっていないと思います。確かにクリア
な音になっていて、特にSEはまったく別物に聴こえるものもあります。でも、
台詞、BGM、SEが一体化しておらず、バラバラに聴こえてきます。シーンに
よってはものすごい違和感を覚える事も。でもこれはオリジナル音声が別にちゃ
んと収録されているので良しとしましょう。

 音声5.1chは環境が無いので試していません。

 あと、LD-BOX版ではカットされていた音声がしっかり復活していたのは
嬉しかったです。

 と、いう訳でDVD版「ウルトラセブン」、総合的にみればLD版に比べると
相当に良くなっています(当然か)。まぁ、買いである、と言ってもよいでしょ
う。

 「ウルトラセブン」のDVDも現時点でVOL.8まで出ているのですが、最
近は晩御飯を食べながら1話づつ観るのがマイブームになっています。今日、よ
うやく第26話「超兵器R1号」(VOL.7)まで観進める事ができました。

 改めて観ても流石に「ウルトラセブン」、展開に隙が無いですね。そりゃ細か
いところでは幾らでも突っ込めますが(例えば「赤々と燃える原子炉」っていう
台詞とか)、大きな齟齬はほとんど無いです。

 ところが1エピソード、観る度に気になるシーンが私にはあります。このシー
ンをどう解釈するとすっきりするのか、何か頓智の利いた良い考えがありました
ら教えて下さい。(単に私の見方が根本的に間違っているだけだったら大笑い。)

 ここでようやくサブジェクトにある「北へ還れ!」に話が振れるのでありまし
た。問題のシーンとはラスト近く、ウルトラセブンがカナン星人の灯台を破壊し
た後、カナン星人の遠隔操作から開放されたフルハシ隊員のとった一連の行動の
部分。
 いまさら内容を詳しく説明しなくてもここまで言えば何が言いたいのか、ほと
んどの方がもう解っていらっしゃると思いますが、念の為にどういうシーンだっ
たのかを説明します。

 フルハシ隊員は北極で起こった謎の飛行機衝突事故の原因を調べる為にウルト
ラホーク3号で北極へ出かけます。実は事故はカナン星人の陰謀で、件の飛行機
達はカナン星人の基地となっている灯台から遠隔操作をされた挙げ句、正面衝突
をさせられていたのでした。フルハシ隊員のウルトラホーク3号もカナン星人に
より遠隔操作され、同じく遠隔操作されている民間旅客機との正面衝突コースに
のせられてしまいます。
 ここでキリヤマ隊長はウルトラホーク3号の自爆を決定、時限爆破装置をセッ
トし、ウルトラホーク3号から脱出するようにフルハシ隊員に命令します。とこ
ろがウルトラホーク3号の脱出装置は故障(これも当然、カナン星人の陰謀だと
私は思っているんですが、如何なもんでしょ?)、フルハシ隊員はウルトラホー
ク3号に缶詰状態となります。
 このまま飛行を続ければ、いずれはウルトラホーク3号と旅客機は正面衝突し
てしまう、ウルトラホーク3号が自爆してもしなくても、いずれにしろフルハシ
隊員は助からない、同じ助からないのならばせめて旅客機の乗員乗客は助けよう、
ということで、フルハシ隊員を乗せた状態でウルトラホーク3号の爆破をする事
になります。その決定を受けていれ、フルハシ隊員は自爆装置をセット、静かに
その時が来るのを待ちます。

 結局はウルトラセブンの活躍でカナン星人の遠隔操作から解き放たれたウルト
ラホーク3号は旅客機とのクラッシュポイント直前で軌道変更、事無きを得る、
ということになるのですが、問題なのはこの辺のシーン。フルハシ隊員は軌道変
更により旅客機をかわした後、あろうことかその旅客機を後方に見た辺りで時限
装置を解除するんですねぇ。要するに自爆するタイミングが全く間に合っていな
い・・・、ように私には見えてしまうんです(この見方、間違ってます?)。こ
う見てしまうと、このエピソードってある意味、根本的なところで破綻してしま
うと思うんです。なまじここまでのドラマが良かっただけにこの齟齬がとても気
になって仕方がありません。

 この件について、何か良い考えがありましたら御教授下さい。いや、真面目な
意見でなくても良いです。何か頓智が利いていて、思わず、う~んなるほど、と
唸ってしまうようなものであれば。ま、真面目に私の解釈ミスを指摘してくださ
るのが一番嬉しいんですけど。とても好きなエピソードなもので。

 ま、おばかな意見なら私も幾つか思い付いているので御参考までに書きますと、

  1.ウルトラホーク3号がかなりの高速で飛行していたために、意地悪なア
    インシュタインの陰謀にはまった。

  2.クラッシュポイントまでの時間を計算した電子計算器の浮動小数点演算
    ロジックにバグがあったため計算結果に誤差が生じた。

  3.たまたま事件が起こったのが1999年12月31日のことだったため、
    日付変更と同時に所謂2000年問題が発生、この影響により何等かの
    異常が発生、結果的に時間誤差が生じた。

  4.やっぱりカナン星人の陰謀。ぶつかってもらわにゃ意味が無いから時限
    装置のタイマも遠隔操作で細工した。(ちょっと真面目な意見(笑))

 以上でございます。

(長文になりました。ここまでお付き合い下さった方、ありがとうございます。)


                      MAP5431 ばんだあ


PS1 引っ越しのためPCをとっぱらってから、約3ヶ月ほど放置。
  2、3日前にようやく通信環境を復活させました。

PS2 視聴環境悪化のため頓挫していた「検盤OFF」、その気になれば開けるん
  ですが(実はまだAV環境は仮組状態)、まだ需要はあるんでしょうか?
  今やほとんどCSで観られるからなぁ・・・。あ、ちなみに今は西川口駅
  (埼玉県)から徒歩20分くらいのところに住んでます。