#110 Article 1638 Posted at 1994/11/23 22:02:20 by よしゆき (MAP3848) [VHS]
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続き。メカクリーニングの方法。 画や音がきれいに出ない、ノイズが出る、安定しない等の症状が出たら、まずクリー ニングテープで改善できないか試して下さい。よけいな手をかけないのが一番です。だ めだったら、しかたないのでデッキを引き出して、上蓋をあけます。 ※注)デッキのふたを開けてのクリーニングはかなり危険です。かえって壊すことにな りかねません。十分注意して下さい。自信がない場合はサービスに持っていきましょう その状態で、テープを走らせてみます。テープの接触するメカ部品と接触する方向を 全部リストアップします。テープのローディング(出し入れ)や、ポーズ、待機状態な どの時に当たり方が変わるところもあるので、何度かみましょう。この時機種により 光が当たるとセンサーが誤動作しますので、直射光を当てないように注意です。メカエ ラーになることがあります。ベータは光センサーじゃないのでダイジョブ。 テープパスの状態を見ます。ドラムにテープを巻き付けるピンなどが、テープをロ ーディングした状態でぐらぐら揺れないか、チェックします。ドラムを囲むように並ん だピンです。VHSのメカは構造的にこのピンがやわい取り付けになっていることがよ くあります。固定ヘッド;ノーマル音声(コントロール)ヘッド、イレースヘッド;も 同様。 またテープが斜めにずれて走っていないかもチェックします。正常なパスは、テープ が適度にぴんと張ってまっすぐ走行します。もし歪みや弛み、端だけ波打つよう なら、テープパスに異常があります。(どこかが傾いている、ゆるんでいるなど。) これは直せません。サービスに出しましょう。 どこにも機械的な異常が無ければクリーニングを始めます。テープとメカ部品の接触 部分を見ます。汚れている、磁性体やほこりが筋状にこびり付いているなどと思います ので、この辺を、走行方向に沿って無水アルコールを染み込ませた綿棒で丁寧に拭き ます。(ヘッド、ドラムはまだ触らない) あまり力は入れないで下さい。傷や出っ張 り、変にすり減っている部分を見つけたら、注意して下さい。出っ張りは何かが付着し ている場合が多いので、溶かしながらふき取れるか試します。傷やすり減りは、場合に よっては部品交換になります。これは諦めて下さい。 一通りのところをくり返し丁寧に拭きます。ここで一度メカを充分乾かします。乾い たら、テープを録再して画と音を見ます。綺麗になればいいですが、だめならヘッドの 掃除です。前にも書きましたが、せーむ皮などの柔らかい屑のでない物にアルコールを つけて、軽くドラムヘッドに当てます。ヘッドチップのところは微かにふれる程度に して下さい。そのまま、ドラムの方をヘッドの回転方向と逆回転に、手でゆっくり回し ます。全部のヘッドを均等に、まあ好きなだけ拭いて下さい。(^^ゞ 10回転もさせれば充分でしょう。(βはドラム固定ですから、ドラムの上に付いて いる基板を持って動かします。または中心の軸を。中でヘッドとつながっています。) すべての処理で、不用意によけいな部分に触らないよう注意します。特に回転軸に塗 布してある潤滑剤やスライド部分のグリスを、アルコール剤で溶かしたり、別の部分へ 転移させるとやっかいです。以上に注意して作業して下さい。 オートヘッドクリーナーがついている場合は、ローラーがかなり黒く汚れているで しょうが、このローラーには手を触れない方が良いでしょう。引き続きヘッドに触れ続 けるものなので、溶剤などに触れてローラーが溶けたり、変形するとかえって悪影響で すから。同じく染み付いている汚れも、溶けて再び固まると厄介です。せいぜい軽く 乾いた刷毛で表面のゴミを落とすくらいでしょう。 すべての作業が終わったら、できれば2~30分かけてメカを乾燥させます。ここは 焦らないでじっくり乾燥を待ちます。焦ってテープが張り付いたり、メカに巻き込んだ りしたらかなしいですね。結露センサーなんてのもついています。水分が付着すると エマージェンシー信号をだしてメカが動作しないように制御します。こいつがonにな ると3時間ぐらい動作しなくなります。のでしっかり乾燥させましょう。 テープを入れて画をみます。改善効果があるか見ましょう。特に不都合が無い状態で クリーニングをしている場合は、別に変化は見られないと思います。それで普通です。 不具合があった場合は、上記の作業で改善していればおめでとうございます。だめな 場合は、壊さない程度に気の済むまで掃除して見ても良いですが、なるたけ追い撃ちを かけないうちにサービスに出すことをお進めします。 ギャップに深く入り込んだほこりなどは、専門のクリーナーや、バキュームで吸い出 すことが必要になりますので。 間違っても自分でヘッドを取り寄せて交換するとか考えるのは、止めましょう。精度 が出せません。ヘッドのトラブル修理はやはりプロの方が後々安心です。保証面でも。 たまたま同じ系統のメカが手元にあって、ドラムごとヘッドの交換をする手段がとれ たとしても、(ないって (^^ゞ)やっぱり修理はプロに任せましょう。交換後の調整 は自分では不可能ですからね。むかし8mmビデオカメラとデッキのヘッドを交換して 失敗し、カメラの方を潰した経験から付け加えます。 @ちなみにその時あたしはプロでした。(爆)修理じゃないけど。 長くてごめん。 よしゆき (MAP3848) 0094/11/23(Wed)