#104 Article 362 Posted at 1992/02/03 02:11:25 by あっぷる (MAP805) [NO.26]
Subject: Re:*7 第26話 「あかし、二人だけの雪」 /361 ... /356 /355
再びサンジュスト様の回想。 雪の中に倒れ込み、蕗子が後を追ってくれるのを待っていたれい。徐々に意識が なくなります。そして気がつくと、そこは病院のベッドの上でした。 結局その事件のせいか、れいは本宅には引き取られず、マンションで別れて住む ことになりました。そこへ蕗子が「プペ」を持ってやってきます。 蕗子「これを、あなたにあげてよ。あなたと一緒に住むことはできないけど、こ れをわたくしと思って、あなたのそばにいつも。そして、これも。」 ブレスレットを手首の傷の所に付ける蕗子。 蕗子「いつか、あなたともう一度必ず、約束を果たします。これはその誓いのブ レスレットです。その時まで、待っていてくれますね?」 れい「はい、待っています。」 ……だからサンジュスト様はこれをはずすことを執拗に拒み続けたのですね。 蕗子「悲しいわね。あなたもわたくしも、こんなに素晴らしい姉妹なのに、本当 は母親が違うなんて、悲しいわ。わたくしたちお互い好きになればなるほ ど、そのことが気になるの。許せなくなるの。だから二人がその悲しさに 負ける前に……、だからその前に……。」 れい「はい。蕗子様。」 蕗子「わたくし、雪がみたい。」 サンジュスト「最初に言ったのは、あなたです。全てを終えようと。それなのに。 それなのにあなたは、私の後を追わなかった。」 15歳の蕗子ちゃんが決心した死の美学は美しい物かも知れないけれど、なぜ途 中でやめて、さらに雪の中れいちゃんかついでを助けようとしたのか……。僕に は死の美学は分かりません(^^;) 廃屋のマンションの屋上。サンジュスト様が悲しみ悩んでいると、いつのまにか 後ろに宮さまがたっています。 宮さま「傷ついているのね、れい。わたくしに、好きな男の人がいたと思いこん で傷ついてるのね。そんなことはないの。わたくしと辺見さんは、何で もありません。わたくし、なんとも思ってないの。わたくしが思ってい るのは、今も昔もあなたのことだけ。本当ですよ。信じなさい。」 サンジュスト「うそです。嘘だったんだ。あなたがあの雪の中で死のうと言った のは、私たちのためじゃなかった。あの人のためだったんだ。彼 のことで傷ついて、それで私を道連れにしようとしたんだ。」 宮さま「違います! それは違うわ。あなたとわbュしのため、それ以外何もあ りません。」 サンジュスト「あなただけを見つめてきました。あなただけを。でも、今のあな たは見ていられない。誇りを捨てたあなたなど、痛々しくて見て いられない。」 宮さま「証しを、見せます。」 と、靴を脱ぎ、屋上の縁に立つ宮さま。 宮さま「今度は、わたくしが先に行きます。あなたは後から付いてらっしゃい。」 驚くサンジュスト様。 宮さま「それとも、一緒に行きますか?」 サンジュスト「ええ、いいですね。今度こそ。鳥のように飛んで、地上に落ちる までのわずかな時間に、あなたのことをきっと、今より100倍 も、1000倍も信じるでしょう。さぁ。」 宮さまの手を握るサンジュスト様。宮さまはおびえながらも、結局は飛び降りる。 ・ ・ ・ しかし、止めるサンジュスト様。 サンジュスト「やめましょう。もうやめましょう。見ました。あなたの証しは見 ました。もういいです。もう十分です。ごめんなさい。ごめんな さい。」 泣くサンジュスト様。狂ったように叫ぶ宮さま。この二人は、今後どうなってし まうのでしょうか(^^;) マンションに帰ってきたサンジュスト様を、シチューを持って迎える奈々子ちゃ ん。帰ろうとする奈々子ちゃんに、 サンジュスト「あなたは、死ねますか?」 驚く奈々子ちゃん。 サンジュスト「もしあなたに好きな人がいて、その人が一緒に死んでくれと言っ たら、あなたは死ねますか? 死ねますか?」 奈々子「私……私、今までそんなこと考えたことありません。絶対に、絶対にあ りません。私……ない、そんなこと……いやだ……だめ……ありません ……私ない……ない……ないない……ない……ない……。いけません… …いけない……だめぇ……。」 泣き崩れる奈々子ちゃん。そんな奈々子ちゃんに、サンジュスト様は一言。 サンジュスト様「ありがとう。」 ……すごい……引き込まれる……。 後半はまだ続く(^^;) あっぷる