#104 Article 176 Posted at 1991/11/02 22:50:17 by W.M. (MAP009) [NO.08]

Subject: Re: 借りた 8mmの感想 /162

というわけで、今まで 1つも読んでいなかった「#104 おにいさまへ…」
のボードを全部 downloadしてファイルに落としました。まだ、最初から60
個ぐらい読んだところなのですが、なんと(BSを持っていない)皆さんは、
あっぷるさんその他の方の書き込みを読んで内容を想像していたりしていた
のですね。ううむ…涙が、とまりません。

 ともかく、マリ子三部作(第八話「あなたが欲しい」・第九話「発病、砕
かれた心」・第十話「マリ子…」)についての私の感想です。

---------------------------------------------------------------------
第八話「あなたが欲しい」

 誕生日の前に、マリ子が家庭科に使う布地をもって奈々子の家を尋ねるた
り、仲直りした知子にマリ子が問いつめたりという可哀そうなシーンもある
のですが、それはともかく、まず、マリ子が奈々子を誕生パーティに招待す
るシーン。場所はテニスコート脇(ここでのテニスのシーンは、重要な(?)
心理描写になっていますね)。

 奈々子 「お誕生日?」

 マリ子 「ええ、今度の土曜日なの。それで、ちょっとしたパーティをす
      るつもりなんだけど…。あの、ぜひ、あなたにも、来てもらい
      たくって…」

 奈々子 「あの…」

 マリ子 「いやならいいの、無理には誘いたくないから。そうなの、そう。
      ポルノ作家の娘の誕生会なんかに、好き好んで来る人なんて、
      いないわよね」

 奈々子 「そんな。そんなこと考えたことないわよ」

 マリ子 「じゃあ、来てくれるの?」(このカットでのマリ子の視線)

 奈々子 「えっ。ええ」

 マリ子 「本当?ほんとに来てくれるのね。きっとよ、約束よ、絶対よ、
      あぁ、嬉しい。ママに言わなきゃ」

 このところの、マリ子の心の変化が絶品ですね。

 そういえば、この回には、マリ子が奈々子の耳を噛むシーンもありました。

 さて、誕生会当日。豪華な薔薇の間での寂しい誕生会(昨年まではどんな
誕生会だったのでしょう)。紫色のドレスを着たマリ子。父親でさえ来てく
れない誕生パーティ。そこに来てくれた奈々子。マリ子にとっておそらく最
初の、(同情やお金のためだけで付き合ってくれるのではない)本当の友人。
マリ子が「もし奈々子を逃したら、もう二度と友達ができないかもしれない」
と思ったとしても、しかたないのかもしれません。

 しかし、夜遅くになって奈々子が帰ろうとすると、生涯最初の友達との楽
しさを、最後の幸せにしたくないという思いが。
---------------------------------------------------------------------

 次のアーティクルに続きます。
                        MAP009 / W.M. (ダブレムと発音してください)