#95 Article 386 Posted at 1993/03/19 06:44:04 by TAGAWA (MAP2292) [DORAEMON]

Subject: 大人だけのドラえもんオールナイト PART7

がるがりさんに券の手配をお願いして、初めて行って参りました。
忘れないうちに感想など…
三村さんのレポート、お待ちしております(^^;)

ジーンズ姿の芝山監督とは対象的に、富永貞義さんはパリっとしていて
あのカチッとした絵作りそのままの印象だなーとか、勝手に思っていました(^^;)


>>新作長編「のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)」<<

 前半の、ブリキンホテルの部分のミステリアスな展開は
 今までに無い雰囲気で、おおっこれは(^^)と期待が高まった分…
 後半の種明かしは今一つ凡庸で腰砕けの印象になってしまい、残念です。

 魔法めいた謎に科学的?なオチを持って来るのは黄金パターンだと思いますが
 《人間が怠けるために機械を作り、その機械に支配される…》
 ちょっと手アカがつき過ぎのネタではないかと。
 子供達にはそうでは無いかも知れませんし、描き方次第でしょうが
 前半で魅力を出していた「ブリキ」や「迷宮」のイメージと、関係がなさ過ぎて
 唐突な感じが否めません。

 前半と後半がどうもギクシャクしていると言うか。

 個人的には、「ブリキ」のイメージで最後まで一貫させて欲しかったです。
 「ブリキ」が観客の子供に通じないのでは?との不安も出ますが
 そもそも「ドラえもん」自体が時代を越えた作品な訳ですから(^^)

 オチの部分に就いても、芝山監督が
 「(F先生の漫画より)俺達が考えていた物の方が面白かった」と
 問題発言(^^;)をされてましたが、是非そちらのオチを見たかったですね(^^;)

 全体がどうなるか分からないまま、原作をなぞって逐次仕上げて行くと言うのは
 やはり映画の作り方としては問題多いのではと思います。

 前回に続いて「ドラえもんの不在」状況を作る事でテンションを上げると言うのも
 このシリーズも曲がり角か?な印象が…  あるいは「反抗期」!?(^^;)

 ともあれ、色々文句が出るのも、安定した作画と演出があるからこそですね。
 F先生もお元気だそうで、何よりです(^^)

 最近朝日新聞で読んだ記事によると、アジアを席捲(^^;)している「ドラえもん」は
 今ベトナムでも人気になっているそうで、「貧しい子供達にも買える様に、
 本の値段を下げるべきだ」と論説を出した新聞も有るとか。

 ロシアにも文化交流の一環か何かで、TVシリーズを1~2クール分(?)無償で提供
 したと言う記事も読んだ記憶が(^^;)

 待っているのは日本の子供たちだけでは無いんですね。
 小さい頃に毎年「ドラえもん」の新しい世界を体験出来る今の子供達が、
 何とも羨ましいです(^^)



>>ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!<<

 オリジナルと言う事でフットワークの軽い中編の方は、ここ数年
 佳作力作続出で、楽しませて頂いていますが…
 今回はちょっとネタが地味でしたかね(^^;)

 恐竜の子を育てる件がどうも「フツーの話」で、飛躍が無いのが残念です。
 恐竜の作画は力が入っていたと思いますが、
 そこでエネルギーを使い果たしてしまった様な…(^^;)

 「ひょうたん島」のダンディーみたいな(^^;)恐竜保護官は
 良い味出してましたね。もっと本筋にからんで来て欲しかったです。



>>太陽は友だち がんばれ!ソラえもん号<<

アニメの中にいきなり35mmの実写が入ると、風景が写っているだけで
ひろびろと感じますね(^^;)フィルムはいいなあ。

移動撮影が多くて気持ちいいです(^^;)
空撮もしていたみたいですが、ソラえもん号にトラックらしき影が
映り込んでいたカットも有った様な。

そう言えば、着ぐるみの演劇も有った様な >ドラえもん




>>ドラミちゃん ミニドラSOS!!<<
>>エスパー魔美 星空のダンシングドール<<

35mmでは初めて見ました(^^)やっぱり良いなあ…
最近の私の心の支えとも言うべき、ふぇいばれいとふぃるむです(^^;)ォィォィ


>>パーマン バードマンがやって来た<<

TV放映で見て以来ですが、ホントに鈴木伸一さんの絵ですねー。
丁寧な作画で、好きな1本です(^^)


>>21エモン 宇宙へいらっしゃい<<
SF入門的な雰囲気が有って、辻真先さんと聞いて思わず納得しちゃうシナリオですね。
今では「アンパンマン」の、山田道代さんのキャラクタ-…Aプロ系は良いなあ(^^)
TVシリーズより、こちらのエモンの方が小気味良い性格ですね。


>>ドラえもん のび太の宇宙開拓史<<
シリーズベスト1の呼び声高い作品ですね。

私個人は、福富博監督、本多敏行作監と、
作り手の個性が強く出ている「のび太の恐竜」が、更に好きです(^^;)

座談会の中で芝山監督が、大意
 「のび太達の言葉が、現実の子供の会話と会話とかけはなれていると言われるけれど
 これは意識してやっている」と言った意味の事を仰言っていましたが、
 この作品ではしずかちゃんが《まだ》「のび太くん」と言ってましたね。
                      ・・

今後ですが、芝山氏の作画で「ドラえもん」長編を見てみたいなーとか思います(^^;)
「のび太の恐竜」ではレイアウトを担当されてましたね。


                長くなってしまった…すいません(^^;)

             シリーズの更なる長命とF先生の御健康を祈念しつつ  
                 TAGAWA(MAP2292)でした。