#95 Article 248 Posted at 1992/01/16 05:31:44 by 三村 直也 (MAP1829) [T.P.BON]

Subject: Re: Re: 12/28~1/3 /237 /50(#101)

再放送ですが、私は本放送の時に何も書いてないので、この際何がどう気に入らない
のか、思い切って書いてみましょう。

とにかく最初見た時は、苦痛にたえぬいた2時間という感じ。自分の中でガチガチに
イメージが固まっていたので、ショックも大きかった。
何がショックかって、そりゃキャストもショックだけど、やっぱり絵です。
まず顔が全然藤子っぽくないし、表情の許容範囲が非常にせまいデザインに仕上がっ
てしまっている。その結果、能面のようなというか、いつも同じような顔をして、目
はどこを見ているのかよくわからないという、かなり不気味なキャラクターになって
しまった。
それと、見ていても歴史の重みというのが伝わってこない。ちらっと思ったんだけど、
スタッフは「死=悪」とか考えてるのでしょうか? 殺人は悪でしょうけど、死その
ものは自然の摂理であるはず。人間の歴史だって、裏返せば祖先たちの死の積み重ね
の上に成り立っているわけで、そういう厳しさをもっと出してほしかったと思います。
だいたいプロデューサーが「3、4年前から、ずっとやりたかった作品。“究極の学
習マンガ”を楽しんでほしい」なんてコメントしてるようじゃ、面白くなるわけない
やな。時代考証はあくまで味付けであって、描くべきは凡やリームの冒険なのだから。


で、まず話の発端となる鉄男の死だが、ベランダから落ちた時に死体を映さなかった
のは、時間帯を考えればわからなくもないけど、どうせ後で生き返るんだし、もう少
しショッキングな表現でもよかったと思う。ガサガサッと木の上に落ちただけでは、
死んだことがすぐにはわからなかった。(アニメでは、高い所から落ちても木に引っ
掛かって助かることがよくあるので。)
死んだ鉄男を元に戻す時の、逆流時間の扱いも変だった。時間を戻したのだから、鉄
男が落ちた時点から後の出来事は全て無かった事になるはずなのに、時間そのものは
全く戻っておらず、鉄男だけが突然生き返っていた。

装備面では、フォゲッターの設定がなくなった。だがこれはT・Pの活動を考えた場
合、非常にまずいと思う。これでは本当に幽霊のようにひたすら姿を隠すか、現地人
に化けて潜り込むかのどちらかしかできない。
あらゆる装備にハイテクを駆使したタイムパトロール隊で、出動指令だけが今風に紙
にプリントされてカタカタ…と出てくるシーンは、何か妙に浮いてた。あの程度のこ
とはペーパーレス化しちゃっていいと思う。

つづく。           三村 直也(MAP1829)