#9 Article 529 Posted at 1989/12/07 21:48:48 by MUK (MAP1480) [AMATEUR]
Subject: 自主制作 in MATSUYAMA(1)
もう2週間近く前になるんですけど、松山大の学祭(11/25・26)に行ってきて 主に中国・四国地方の自主制作アニメを観ましたので、ご報告いたします。 事の発端は、今年の9月ぐらいに「彗星フィルム」という自主制作の 上映会が、徳島・静岡・水戸・仙台の4ヶ所で開催されて、私も観に行ったんです。 その中で、松山商大アニ研作品の制作ポテンシャルの高さを感じて、どんな活動を してるのかなぁ と、駒場祭を蹴って(ご、ごめん)覗きに行ったという訳です。 (松山商大は今年から松山大と名前が変わりまして、名称変更後 初の学祭ということです) アニ研の上映会は、全国から自主制作作品を公募して、それを上映する形式 でしたが、集まったのは彗星フィルムがらみのが多かったようです。 あと、中川さんという 四国アマチュアアニメ界 重鎮のかたのコレクションから、 いくつかビデオ上映がありました。 印象深かった作品について ちょっと書き連ねてみます。 ●樵 須國めげる・工房静岡 (1988) 須國さんは確か京大アニ研出身で、社会人になってからも精力的に作品を作られて いる方です。この方の作品の透過光のような手法は、どうやって撮影しているのか いまもって判りません。影絵アニメ的な手法なんですけど、淡く色付いた光が すごくきれいです。 自然と人間の相克を、画面のポエティックな雰囲気でやわらかくつつんだ佳作。 作者はラストが不満とのことですが、湖を前景として木が倒れるシーンは 印象的でした。 ●第4回静岡8ミリ映画祭OPフィルム 須國めげる・工房静岡 (1987) 絵と音の一致がすばらしい。某TV映画劇場の和田誠さんのOPアニメに似た感じ。 ●ライス・ゲーム 小林秀昭・アトリエあずま (1988) 小林さんは静大アニ同出身で、現在 淡路島で中学校の先生をやりながら アニメーションを作っています。この作品はイシュ・パテルの、似たような題名の 作品をヒントに、日本人のアイデンティティを深く追究した(笑)ものです。 音楽はカナダ作品のだよなぁ。どーやって手に入れたんだぁ? ●アニメーションの作り方 小林秀昭・アトリエあずま (1987) 作者が静大時代に作ったアニメーション入門の作品。バービー(現在ジェニー)の 人形アニメで説明をする。内容は確かに片寄っています。でも基本でもあるかな。 バービーに編集させるシーンはよく撮ったもんだ。拍手。 ●TEA TIME 高知大アニメーション制作研究同好会 セル作品。女の子とピンクのペンギンさんが、車で夢幻の街をお散歩。 内容はかなり散漫、断片的。最後の実写は笑った。 ●(無題) こだまなおき (1985) 作者は愛媛大漫研OB。会社に入ってから作った作品だそうです。 噂によると勤務時間にも描いていたとか・・・ 24コマだと、せっかく たくさん描いたのがあっという間に終わってしまうので、わざわざ18コマに したそうです。動きのメリハリが気持ちいい。 ●まんがせえる4 OPアニメ 演出:中川和倫 作監:寺下徹弥 (1982) 愛媛大漫研有志が地元の同人誌即売会用に作ったOPアニメ。絵と動きがすっごく まとまっていて、演出も充分練られている秀作。三菱の色鉛筆の着色がきれい! 色塗りでリテイクが出たそうです。 ●我ら、地球防衛隊 ドーン・ムーヴィー (1984) 愛媛大漫研がらみの作品。同会の同人誌「月刊ドーン」(ぬぁんと ワラ半紙・ガリ版 刷り)に掲載された作品のアニメ化。ロボットの重圧感(笑)が妙にアホらしくて よい。 ●DRAGON QUEST 松山大アニ研 監督:鈴木陽子 (1989) TV放映開始はまるで意識していなかったんでしょうが、OPの雰囲気をもった作品。 松山大最新作。動きはまだいまいち迫力不足のところがあるけど、熱意が素直に 伝わってくる。僧侶が かあいいんだよぉ♪♪♪ ●手のひらの気球船 松山商大アニ研 監督:三宅正弘 作監:高須義春 (1987) これがもう一度観たいがために松山まで行ったようなもんだにゃあ。「みんなのうた」 をコンセプトににした作品だそうです。誰の歌なのか私は知りません。だれかおせーて これについては、思いっきり みぃはぁ なので評価できましぇぇぇぇん。 それにつけても、ロングヘアで うさぎさん耳の(もちろん片方の耳がおれてる) かあいい女の子が、エプロンドレス姿で 泣きじゃくったり にっこりほほえんだり する なんてっ なんてっ! こんなの作るなんてずるぅぅぅぅぅい! 惜しむらくは色がないことです。 ●流氷ペンギンの冒険 松山商大アニ研 (1988) 不思議にすっとぼけた作品です。「ぼのぼの」の世界すら感じさせる、奇妙な作風。 動きがスローテンポなのも見事にはまってる。どっからこんな作品を作ろうと 思い付いたんだろぉなー ビデオ上映では、清瀬東高1985年度作品の The HINSYUKU Theaterが観られて嬉しかったぁ。 恥ずかしながら観たことなかったんです。聞いていた通りとにかく動きまわる 作品でした。また動きがいいんだ!これがっ。自主制作の醍醐味ですね。 こんな パワーを持ってた女子高生たちは 今どうしてるんだろにゃあ。 ってなわけで つづくっ!