#84 Article 1741 Posted at 1992/08/25 21:19:12 by MASAMI KUN (MAP1400) [PLOT.01]

Subject: クレア学院って大嫌い

おちゃめなふたご テレビあらすじ

★第1話 クレア学院って大嫌い

ここは レッドルーフス学園 どうやらテニスの試合をしているようです
「たのんだわよぉ パット」
「まかせてぇ イザベル」
髪の毛は栗色 目はきれいなブルー まるで鏡をみているようです そう これからお話する おちゃめなふたご クレア学院物語 の主人公 パトリシア・サリバンとイザベル・サリバンは かわいいふたごの女の子だったのです。
テニスの対抗試合で パットとイザベルは優勝します。応援しているふたごの友達はおおはしゃぎです。 そうそうパトリシアは みんなから パットと呼ばれているんですね。その時、嬉しそうに友達が駆け寄ってきます
「たいへんよぉ パットね 選ばれたのぉ レッドルーフス学園最優秀選手に!」
「ほんとう?」パットが手を組んでよろこびます
「自信あったんでしょう!?」イザベルがちゃかします
「えへへへ」
パットとイザベルはふたり揃って生徒会長 パットはスポーツ万能でホッケー部のキャプテン イザベルは卒業試験で地理以外はすべてトップをとり学園名誉賞に選ばれたのです えっ? 地理? それはパットがトップだったのです。
夕陽の差し込む教室で ふたりは今までの楽しかった学園生活を振り返ります おやぁ?でもぉ なんだか落ち込んでいるみたいです なぜでしょう?
「もうこの教室で勉強する事もないのね」
「精いっぱいスポーツして」
「精いっぱい勉強して」
「すばらしい学園生活だったわぁ」
「うん」
「そして・・・これからも最高のはずだったのに」
「だったのに・・・」
「どうしてなのぉ!!」パットが腰掛けていた机から飛び降りて大声を出します
「私たちがよりにもよって」
「あんな学校に入学しなくちゃならないなんてぇぇぇ!!」
「クレア学院!」
「最低の学校だわぁぁ」
「そんなのって あるぅ?」
「許せなぁぁぁい!」
「行かないったら 行かないわぁぁあ! あんな学校!!」
どうやら パットとイザベルはレッドルーフス学園を卒業したあと 友達と別れて クレア学院に入学させられるみたいです。とっても嫌がっていますね クレア学院って どんな学校なんでしょう!?

どうしてもクレア学院にいく事が納得できないふたりは、おとうさんとおかあさんに考え直してもらおうと居間の前までいきます ドアの前でちょっと深呼吸です だって おとうさんは ちょっぴり恐いのです
「おとうさん!」「お話があります!」
「どうした?イザベル パット?」
「取り消して欲しいの わたしたちがクレア学院にいく事を・・・」
「お願い!」
「はっはっは そんな事か・・・」おとうさんは相手にしてくれません
ふたりは、自分達がいまの学園でたいへん勉強が出来て、どんなに人気者だったかを自慢げに話します。それどころがクレア学院は、貧乏な家の子でもいけるとか地味で野暮ったいと興奮気味に訴えます。パットとイザベルは今の友達ほとんどが行くリングメア学園に行きたいみたいですね。ふたりの剣幕をあきれながら聞いていたおかあさんが
「ふたりとも! いままで一生懸命勉強してきたのは そういうわがままな口のきき方だったのかしらぁ?」
「あかぁさぁぁん・・・」
おかあさんは味方をしてくれません。なんとかおかあさんを説得しようとふたりは必死です
その時です
「赤ん坊のように叫んで! おまえたち いったいいくつだと思っている!?」
おとうさんが怒りました ふたりはびっくりします
でもパットは負けていません
「そ、そんなことないわ! だって わたしたち ほんとうに・・・」
おとうさんが怒って立ち上がります
「いいか ふたりとも! わたしが自慢できるような謙虚で優しい娘になりたかったら新しい学校で何もないところからやりなおしなさい!」
「今の二人には それが一番必要だわ さっ 部屋に戻って自分達の言った事を反省しなさい」おかあさんが優しくさとします。
納得できないふたりは庭の芝生に転がって文句を言い合います
「おとうさんもおかあさんもちっともわかってないわ」
「全然 わかってないわよぉ」
「どうして 子供はいつまでも大人の言う事を聞かなければならないのぉ」
「大人より子供の方が正しいときがあるわぁ・・・もう行くしかないのね・・・」
イザベルがあきらめます。
「今日の気持ち! 一生忘れないわ!! クレアなんかぁ」
「クレアなんかぁ」
「絶対 認めないんだからぁ!」
おやおや 困ったものですね 

今日は絶好のひよりです。とうとうおかあさんに連れられてクレア学院へ行く専用列車に乗るためおかあさんといっしょに駅にやってきました。
パットとイザベルは、制服とラクロススティックに文句をつけています。
背の高い女性がパット達の横を通り過ぎました
「あぁぁぁ 綺麗な人ぉ クレアの生徒とは大違い!」ふたりは見とれてそうつぶやくとその女性はふたりのところへやってきて
「あら? あなた達がサリバン家のふたごですね! あなたがパトリシアね」
「は、はい」
「あなたは イザベルね」
「は、はい」
「報告書の通りね」
ふたごはクレア学院の先生と知ってびっくりしました。列車の出発まであと2分です
「クレアの寮にはいったら 当分二人の顔を見れないのねぇ」おかあさんが寂しそうにふたりに言います「さびしくなるわぁ・・・」
「おかあさん!」
「厳しい事も言ったけどあなたたちの心の成長を思ってよ くじけずにしっかりね」
「手紙を書くわぁ・・・」イザベルが泣き出しそうです
「わたしもぉ!」

とうとう列車がクレア学園に向けて発車しました。車内ではレッドルーフスでは有名なふたごの事を誰も知っていません。最上級生に パットがおちびちゃんよばわりされて ふたりはちょっぴり機嫌がわるくなりました。
「イザベル! わたし もう決めたわ!絶対!!」
「パット わたしもそうするぅ」
「わかるのぉ?」
「わかるわぁ! ふたごですものぉ」
「甘くみられないようにするのよ 絶対! 上級生だろうがなんだろうがペコペコしないわぁ!」
「誰ともなじまない」
「笑いかけない」
「クレアの子となんかなかよくならないわぁ! うん!」
たとえクレア学院に入学しても染まらない決心をしたちょうどその時 ふたりの女の子がパットとイザベルに話しかけてきました。
「うっそぉぉ あなたたちってもしかしたら ふたごぉ?」
「冗談みたいにそっくり・・・」
「うれしぃぃ わたし ふたごってはじめてなのぉ よろしくね 冗談みたいなふたごちゃん!」
パット達は聞いていてカチンときた様子です
「クレアの生徒ってみんなあなたたちみたいにおしゃべりなのぉ?」
「おっしゃるとおり 私たちは じょぉぉだんみたいにそっくりなふたごよぉ」
「あなたとお話したくないと言う気持ちも瓜ふたつなのぉ」
「冗談みたいにね」
「あなたたがたと一緒の車内では気分がすぐれませんのぉ ごめんあそばせ」
ふたごはそう言い放つとさっさと違う車両に行ってしまいました。

駅に着くと そこはとんでもなくド田舎でした。でもまだなのです ここからスクールバスに乗り がたがたの田舎道を走ってようやくクレア学院が見えてきました。
「あれが あなたたちが7年間をすごす事になる学院です お友達 先生方 そして校舎 これから長い間ともに考え・悩み・育っていくものすべてがあの学院にあるのですよ」ロバート先生が優しく語りかけます でもふたりは心の中で決心します。絶対におとなしくなんかしていない・・・と。

ロバート先生は、ふたりが入るクラスの委員長を紹介します。
「ヒラリー・ウエントワースよ よろしくね」
「サリバン家のふたごよ よ・ろ・しぃ・くぅ!!」
ヒラリーはふたごに学院を案内してあげます とても綺麗な礼拝堂に案内します
ふたごはちょっぴり見とれてしまいました
「どう? すばらしいでしょう!?」
「ど、どうってことないわよぉ」
ヒラリーは、ふたごがほんとうは悪い子じゃなくって無理している事に気づいたようです。つぎに自習室を案内します。
「ねえ イザベル! さっきからおもっていたのぉ あなたってすこしロバート先生に似ているわぁ」
イザベルは嬉しくなってしまいました「えぇぇ?」
「瞳の明るいところ 優しそうなところ」
「そうかしらぁぁ」イザベルは嬉しくってたまりません
「誓いを忘れたのぉ!」
「ほ、ほっぺの片方がちょっと笑っただけなのよぉ・・・」
気を許してはいけないとパットが注意します
さあ 次は寮の方で寮母さんが新入生の持ち物検査をするようです
寮母さんは、厳しくて優しいお母さんみたいな人なんですって!。
でもぉその寮母さんは、靴下や服がやぶれたら自分で繕うようにと言います。
パットとイザベルはもうびっくりです。いままでそういった雑用は専門のメイドがしていてくれたことなんですから。
「持ち物は自分で大切に! ご両親にお金を払わせているって事を忘れない事ね」
「うちの両親はそんなケチじゃありません! やぶれたらすぐに新しいものを買ってくれます!」
「まあぁぁ!! わたしが我慢できないのは物を大切にしない気持ちです クレアにきたらそれだけはちゃんと覚えてもらいます!!」
ふたごは自分の考えが通じないためご機嫌ななめです
「べぇぇぇぇ!!」なんとふたりはドアの外側であっかんべーをしています。

ヒラリーはふたごを7号室へ案内します でも汽車の中でのやりとりから
みんなはパットとイザベルが来ても しかとして掃除しているふりをしていて ふたりを出迎えてくれません ついにパットが怒りだしてしまいます
「わぁぁ 信じられなぁぁい 8人部屋ぁ!? まるでお芋がごろごろ寝返りうっているみたぁぁい」
「なんですってぇぇ!!」みんなが怒りだします
「前の学校じゃ寝室は2人部屋だったし 掃除はメイドがやってくれたわぁ」
イザベルも言います。まるで自分達がメイドであるかのように言われたみんなは本気で怒り出し パットとイザベルの頭に仕掛けてあったモップをかけてしまいます
みんなはびしょびしょになったパットとイザベルを見て大喜びです
怒ったパットはとうとう院長先生に直談判に行きます。
「お入り・・・あなた達の名前はたずねる必要がありませんね パトリシア そしてイザベル サリバン家のふたごですね」
「はい」
「院長先生! お話があります」
院長先生は微笑みます
「なにがおかしいんですかぁ?」パットがかみつきます
「おとうさまもおかあさまも あなた達の事はなにもかもご承知だわ ふたりを深く愛しているのですね」
「えぇ? どういうことですかぁ?」
「ちょうど ご両親からのお手紙を読んでいたんですよ・・・『パトリシアとイザベルは着いたそうそう院長先生の所に乗り込んでくるかも知れません 言い出したのはパットです 文句を言いはるときあの子の瞳は何倍もキラキラと輝くのです イザベルは少し下がって心の中で考えているでしょう 自分達のしている事がほんとうに正しいのかまつげをしばたたきながら・・・』 さて・・・どうしましょう? ふたりを容赦無く叱って下さいと書いてありますが・・・」パットとイザベルは恥ずかしくなってうつむいてしまいます
院長先生はさらに続けてふたりに語りかけます
「ご両親があなた達を愛し誇りに思っているように わたくしもこの学院の生徒一人一人を深く慈しんでいます 多くの生徒が自分にとっていちばんすばらしいもの 大切な物はなにかを学びとって ここから巣立って行ってくれました かたくなに心を閉ざしていては何一つ見えては来ませんよ・・・・・学院はふたりのために誠意を尽くすでしょう あなたたちもクレア学院の誇りとなれるよう努力して下さい」
「はい!」院長先生の温かい言葉にイザベルはつい素直に返事をしてしまいました でもパットはまだ納得できていないようです
みんなが寝静まった後 パットとイザベルはベットにもぐりこんでひそひそ話をしています
「見てなさい! これからが本番なんだからぁ!」
「私たちの実力を見て まいったって叫ぶわよ」
「クレア学院にふたご旋風をまきおこすの!!」
やれやれ まだ懲りないようですね

第1話おしまい♪♪