#82 Article 4008 Posted at 1999/07/01 06:34:53 by カモチャン (MAP4413) [MOVIE]
Subject: リバイバル上映2
先回は「機動戦士ガンダム」「機動戦士ガンダム2 哀戦士編」 で、今回は「機動戦士ガンダム3 めぐりあい宇宙」と「機動戦士 ガンダム 逆襲のシャア」でした。 「めぐりあい宇宙」を観て思ったのは、ファースト「ガンダム」 とは「嘘から出た誠なのでは」ということです。「ニュータイプ」 とはこの後言われるジャンル「リアルロボット」において、それま でのジャンルである「ヒーローロボット」で訓練を受けていない人 間がロボットを乗りこなしてしまう当たり前だったことに、新たに 理由付が必要になりました。そこで生まれたのが「ニュータイプ」 というハッタリの設定だったのでしょう。 ところが作品を進めていくうちに富野氏は、自分が作り上げた設 定を本気で信じ込んでしまったのではないでしょうか。だからアム ロが人間的に成長してしまった後の「めぐりあい」では、それまで の人間ドラマだけではなく富野氏の観念を繰り広げていく結果にな った。しかしまだこの段階ではあくまで人間ドラマが主体であり、 多くの人がついてこれたから多くの人気を得ることが出来たのでしょ う。「ガンダムX」では打ち切られた腹いせとはいえ、見事に「ニュ ータイプ」の本質を視聴者に伝えてしまいました。 「哀戦士」は男の話で熱かったけど、「めぐりあい」は「僕には かえるところがまだあったんだ」にホロリとするものがありました。 以前にはここまでの感情は起こらなかったのになぁ~。 さて「逆襲のシャア」。SF設定はファーストに比べてだいぶ緻 密になりましたが、内容は富野氏の理論が前面に出たモノで、これ にはついてこれる人が多くなく、ファーストに比べて盛り上がりに 欠けた結果になった。「Z」「ZZ」を見ていないと分からないの も一因でしょう。劇場内の反応はまさにこれでした。Zガンダムを 「ガンダム擬き」と言った台詞があったのには笑いました。富野氏 は、本心ではあれをガンダムだとは認めていなかったのだ。 この作品も30才を超えてようやく解ったような気がしました。 結局のところ、この作品は自分の拡げた風呂敷に収拾をつけるため と、自分の手に余るようになりコントロール出来なくなった「シャ ア」と「アムロ」というキャラを葬るためだった。特にシャアを嫌 ったのではないでしょうか。あれだけ格好良く、女の子ファンに「坊 やだからさ」と叫ばしてしまったぐらいのキャラをただのマザコン 男に、しかもララをアムロに取られた嫉妬心で隕石落としをしてし まったとんでもねー性格だったことにしてしまいましたから。 それにしてもブライトとミライとカムランに白目があったのは今 観ても衝撃だな。それから画面サイズから察するとファーストは1 6ミリフィルムで劇場公開されたようですね。 カモチャン