#72 Article 982 Posted at 1991/03/19 01:40:59 by 根本 剛志 (MAP1144) []
Subject: Re:*6 愛と真実の道徳シリーズ(じゃないよ!(笑)) /912 ... /829 /828
第6話 『 ママのキャンディー 』 エリちゃんにはママがいません。 このまえこうつうじこで しんでしまったのです。 パパはいるのですが いつもしごとでいそがしくて うちにもろくにかえって きませんでした。 ママはこんなエリちゃんをみて てんごくのかみさまにたのんで エリちゃん のところにかえしてくださいと たのみました。でも そんなことはできません。 それでもママはいっしょうけんめい かみさまにたのみました。 このママのこころにうたれたかみさまは ママにほんのすこしのじかんと あるキャンディーをてわたしました。 エリちゃんはいつものように さみしくてないていました。 ママ 『・・・エリ・・・』 どこからともなく ママのこえがきこえてきました。 まわりをきょろきょろみまわすと やがてめのまえがあかるくなり ママの すがたがあらわれました・・・ エリ 『・・・ママ! ママなのね!?』 ママ 『そうよエリ かみさまにほんのちょっとじかんをいただいて エリの ところへあいにきたのよ・・・』 こうしてエリちゃんはママと しばらくおしゃべりしていました。 やがてママはじかんがきたと エリちゃんにいいました。 ママ 『エリ ママはかえらなくてはいけないの・・・』 エリ 『いや! ずっとここにいてぇ!!』 ママ 『むりをいうものではありません。かわりにこれをおいていくわ・・・』 それはビンにはいったキャンディーでした。 ママのはなしでは あかいのは「わかがえり」のキャンディーで あおいのは 「としをとる」キャンディーだということでした。 こうして ママとわかれたエリちゃんは さみしいときはこのキャンディーで おとなになったり ちいさくなったりして さみしさをまぎらわしました。 そんなあるひ エリちゃんはおもいました・・・ エリ 『もしこのキャンディーを ちいさくわってなめたら どうなるの かしら・・・?』 エリちゃんはこうきしんおうせいなこです。 さっそくためしてみることにしました。 あかいキャンディーをはんぶん。あおいキャンディーをもうすこしあかより ちいさくして それをなめてみました・・・ すると・・・・・・ エリちゃんはちいさなネズミになってしまいました。 エリ 『こまったなぁ どうしよう・・・? そうだわ! いまなめたのと ちょうどはんたいのキャンディーをなめればいいんだわ!』 そんなとき ちょうどパパがかえってきました。 エリちゃんはうれしくなって パパのまえにネズミのままとびだしました。 パパ 『な! なんなんだこのネズミはぁ!!』 あしもとでチュウチュウなくネズミがエリちゃんだとは パパはとうぜん きづくはずはありませんでした。 パパ 『このネズミめぇ! こうしてやるぅ!!』 パパはネズミ(エリちゃん)を ふみつぶそうとしました・・・ しかしネズミ(エリちゃん)はすばやくかわして そとににげていきました。 パパはくやしそうに げんかんのドアをしめました。 エリ 『どうしよう・・・ このままじゃいえにはいれないわ・・・』 にわでエリちゃん(ネズミ)はあかるいいえのなかを みあげていました。 パパがエリちゃんをさがしているようでした。 やがてあかりがきえ しばらくたったよなか・・・ ガサゴソというおとがきこえました・・・ げんかんさきでねていた エリ ちゃん(ネズミ)がふとみあげると くろいおおきなかげがありました。 『にゃぁおぉぉぉぉぉ!!』 ・・・以上、マール星左寄公論社「エリさま昔話 第*巻」より抜粋。 好奇心も程々に(^_^;) 根本 剛志(MAP1144)