#70 Article 6093 Posted at 1997/09/05 07:46:34 by みりす (MAP6909) [PORINFANO]
Subject: Re: 読書日記です(児童文学とファンタジー中心) /6003
コロボックル物語2「豆つぶほどの小さないぬ」 佐藤さとる/作 村上勉/絵(講談社) コロボックルシリーズ第2作目。 鬼門山あらためコロボックル山に住む小さな人たちの一族は、か つてマメイヌと呼ばれる小さな犬を飼っていた。しかし、コロボッ クルたちが人間の目から逃れて地下で暮らすようになると、マメイ ヌはいつしか姿を消し、今では絶滅してしまったと思われている。 ところが、人間の味方であるセイタカさんは、人間も昔マメイヌを 飼っていたらしいと言うのだった。そこでコロボックルたちはマメ イヌ捕獲作戦を開始する…… 1作目が人間のセイタカさんが小人のコロボックルたちに近づく 様子を描いてるのに対して、この話はコロボックルたちの活躍のほ うに重点がおかれています。 マメイヌとは、その名の通り豆粒ほどの小さな犬ですが、人間は この小さな犬をクダギツネなどと呼び、ごく限られた家系で守神の ようにして飼っていたという設定になっています。つまり、狐憑き や犬憑きと呼ばれるのはマメイヌを飼っている家だったというわけ。 普通は憑き物のクダギツネというのはイタチやテンのような生き 物のことを言うようですが、この話ではマメイヌがたいへん小さい ので竹の管の中に入れて飼っていたため「管狐」と言うことになっ ています。 そもそも「コロボックル」というのもアイヌの伝説に出てくる小 人の伝説にヒントを得ているわけですが、佐藤さとるは人間の世界 に残っている昔話の中から、小人たちの世界を探し出すのが得意み たいですね。 ところで、マメイヌをおびき寄せるために魚の肝からとった油が 必要になり、代用品として肝油を使うんですよね。コロボックルた ちは、今ではセイタカさんの奥さんになったオチビ先生にたのんで、 薬屋さんで「なるべく生臭い肝油」を買うんですが、わたしは小さ い頃、この本を読んで肝油をなめてみたくて仕方ありませんでした。 大人になってから、ふとその場面を思い出して、薬屋で「肝油下 さい」と言ったら、ただ甘いだけの柔らかいドロップが出てきてひ どくがっかりした記憶があります。 みりす ★スクナヒコナの神はガガイモの船にのり、蛾の皮でつくった着物を 着ていた。体は小さくとも知恵があり、オオクニヌシの神を補佐し て国を豊かにする仕事をしていたが、ある日穀物の穂につかまって、 バネのようにしなわせると、その反動を利用してどこか遠くへ飛ん で行ってしまったという…… 全世界こびとさん友の会会報・秋の増刊号より ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ ↑ 嘘なんだったら ..