#70 Article 6060 Posted at 1997/08/28 23:02:07 by みりす (MAP6909) [PORINFANO]

Subject: Re: 読書日記です(児童文学とファンタジー中心) /6003

こそあどの森の物語1「ふしぎな木の実の料理法」岡田淳/文と絵(理論社)

	 「こ」の森でもなければ「そ」の森でもない。
	 「あ」の森でもなければ「ど」の森でもない。
	 それが「こそあど」森……(なんのことやら)。

	 スキッパーは読書や化石をながめてひとりで過ごすのが好きな無
	口な少年。船型でウニのトゲのような煙突がついた家「ウニマル」
	に博物学者のバーバおばさんと一緒に住んでいます。
	 ある冬の日に研究旅行中のバーバさんから小包と手紙が届きます
	が、郵便屋さんがうっかり転んで手紙を雪ににじませてしまいまし
	た。小包の中身は謎の木の実で、手紙はその木の実の料理法だった
	のです。読めなくなった料理法をつきとめるために、こそあど森の
	人たちは頭をひねるのでした。
	
	 スキッパーの「ウニマル」をはじめとして、こそあど森の住人は
	みんなへんてこな形の家に住んでいるし、それぞれが仕草に癖があ
	りそうで、絵本ではないものの絵本にしてもいいような映像的なイ
	メージが豊富な本です。それもそのはず、作者自身が挿し絵も描い
	てました。絵心のある人が書いたお話だったんですね。
	 内容はひとことで言って可愛いです。どういうジャンルの本かと
	いうと、強いていえばメイプルタウン物語みたいな感じかなあ。無
	国籍な舞台でほのぼのドラマが繰り広げられるのです。登場人物の
	ひとりひとりが生きてて愛着がもてて◎!シリーズもので続いてる
	ので本当にアニメにしても面白そう。

みりす