#7 Article 385 Posted at 1988/12/19 09:37:53 by 赤間 信幸 (MAP641) [URUSEI]

Subject: ほんとにうるさいうる星のアーティクル

最近うる星に関する面白いアーティクルの書き込みがありません。そこでうる星につ
いての「私的論」を書きたいと思います。ただし私はまだまだうる星については未熟者
ですのでいろいろとおかしな点があると思います。(まだうる星を知ってから1年たっ
ていません。)ですから何かおかしな点があったり反論がありましたらアーティクルで
フォローして下さい。なお、丁寧語は一切使いません。(面倒臭いのとアーティクルが
長くなるのを防ぐためです。)またアーティクルはこれはほんの一部にすぎません。う
る星のファン以外の方にも読んでいただきたいのですが巨大なアーティクルなのでダウ
ンロードしてゆっくり読んで下さい。

    その1  うる星やつらについて
 9年間も続いたという(34巻より)うる星やつら。さらに現在も熱狂的なファンを
維持しているという事実。言ってみればこれは一つの「驚異」であると言える。ドラえ
もんなどのようなマンガならこのくらい続くのは当然であるが「うる星」のようなアニ
メでこれだけ続いているというのはそうそう無いと思う。
 さて、なぜこのアニメの息が長いか、を考えてみたいと思う。当然のことながら「面
白いから」の一言に尽きるのであるが、なぜ「面白い」のか。これになると人それぞれ
色々な意見があると思う。大体として2つに分けられるのではないだろうか。一つはラ
ムとあたるのラブストーリー、もうひとつはうる星が持つ特有のドタバタ(ギャグ)と
いうものである。もちろんその両者を取る人もいるだろうと思う。それはそれで構わな
いが今はこの2点からうる星の面白さを見直してみたい。
 まずラブストーリーとしてだがラブストーリーの話というのは案外少ないと思う。例
えば′87は一部分だけ取ればラブストーリーでもあるが全編がラブストーリーとは言
いがたい。とするとホントにラブストーリーは少ない。映画版はほぼすべてラブストー
リーと言えると思う。(うる星やつら3リメンバーマイラブ(以下RMLと略)などは
タイトルにその言葉を使っているほどである。)しかし実際のところ、ただのラブスト
ーリーであればまだまだ上があっていいはずである。ところがなぜかうる星以外のラブ
ストーリーは面白くない。このあたるとラムのラブストーリー上におけるあたるの言動
が大変面白いのである。今更言うまでもないがいつもはラムに冷たくしているあたるの
本当のやさしさ、これが他のラブストーリーにはなかなかまねの出来ないところなので
あろう。(現実性から考えればこんな二人の関係などあるはずがない。)
 そしてドタバタ面について。これは作者が女性であることも伴い少なくとも下品なネ
タというものは一切出てこない。(初期作品にはある程度はあったようであるが)また
クセのあるたくさんのキャラたち。これらすべてがうる星におけるドタバタの楽しさを
増しているのであろう。(特にこの下品なネタが出てこないというのが結構大きいと思
われる。)
 ラブストーリー、ギャグ、それぞれを取ればまだまだ上があるがこれを完全に近い形
で融合したアニメがうる星と言えると思う。だからこそうる星に魅せられ、この世界に
のめり込んでゆくのであろう。(完結編のあとにも′88、そして現在も製作中のもの
があるというのだから実際これは驚異的だろうと思う。これに近いアニメとしてはオレ
ンジロードや全然関係がないが風の谷のナウシカなどがある。)

    その2  マニアとおたくは紙一重
 うる星の場合はマニアになった場合おたくとなる可能性がなぜか非常に高い。正直な
ところそれはそれで仕方がないと思う。(この場合のおたくについての定義が難しいと
ころではある。例えば33万円のLD50を持っていればおたくかと言えばそんなこと
は決してない。)問題は一般から見て、である。例えば私の友人などはCDシングル2
4枚組を持っているだけでおたくと見られている。だからこれはレベルの問題であるが
実際うる星の趣味を他人に無理に分からせようとするとたいていの場合おたくと呼ばれ
るようになる。特にうる星のマニアはほとんど化け物レベルに達している。これも一つ
の原因であろう。マニアのみなさん、気を付けて下さいね。

    その3  ここからが本命
 さてこれからその4から10までに渡って映画版を見ていこうと思う。(了子のお茶
会などは別記。)まずその前に気をつけていただきたいのは1.私は完結編が好きでは
ないということ。2.うる星やつら4「ラム・ザ・フォーエバー」が一番気に入ってい
ること。の2点である。このため少し意見が偏見に満ちたものとなってしまうがその辺
はご了承いただきたい。(一応は気を付けますが)

    その4  うる星やつら 「オンリーユー」
 劇場用長編アニメーション第一弾!である。このオンリーユー(以下OYと略)は実
際はカットシーンが大量にあり、実に残念であるが最近ノーカット版が出たのでその点
は問題ないと思う。これは古いせいか評価が大変分かれ、聞いた限りでは「エルがかわ
いそうだ」とか「やっぱりオンリーユーがラブストーリーとして面白い」とか、人それ
ぞれのようである。私としてはやはり他の劇場用と比べるとまだまだであり、これは「
長編アニメ」と言うよりは「TV版の90分特別番組」と言ったほうが近いと思う。ラ
ブストーリーとしての完成度は他と比べてもイマイチだしギャグに至ってはしょうがな
いようなものばかりである。(私は初めて見た時、何が起こるかほぼすべて当ててしま
った。)その当時のTV版としてはあることが考えられなかったあたるとラムのキスシ
ーンもこれで使われたわけである。(実際は成功はしていないが)ストーリーとしては
あまり良くないが不変的なキャラ「エル」を作り出したことには違いない。
 さて音楽についてであるがこれは割と「うる星」っぽいBGMだと思う。オーケスト
ラヒットの多用はなかなか効果的のようである。また画面によくマッチしている。(例
をあげるとすればエルの星でのラムの飛行機の空中戦や始めの方の面堂家での郵便配達
のBGMなど。)しかしボーカル入りの曲でいいものは実際は無かったと思う。

    その5  うる星やつら2 「ビューティフル・ドリーマー」
 これになるとストーリーが大変難しくなる。おおざっぱなストーリーは1・2度見れ
ば分かるが細かい点についてとなると自分だけの判断では答えが出せなくなるであろう
と思われる。だっちゃさんいわく「ビューティフル・ドリーマー(以下BDと略)は盲
目的信者が多い」という。確かにそうなってもおかしくない。私もこれを見て一発でう
る星にのめり込んだのであるし、誰が見ても名作と言えると思う。ラムもOYに比べれ
ば比較にならないくらいかわいいしラブストーリーとしても完成している。OYに引き
続きしっかりキスシーンもあったりするし(これは監督の趣味であろうか)クセのある
キャラたちもしっかり描かれている。まさにいたれりつくせり、といったところであろ
う。麦わら帽子の女の子(これは一体誰なのだろう?夢邪鬼?それともラム?それとも
夢邪鬼の作り出したラム?)のセリフ「責任取ってね!」を作り出したストーリーでも
ある。(余談ではあるがテスタメントというアクションゲームではラムが出てきて音声
合成で「責任取ってね!」としゃべるのである。このセリフがゲームを変えた、といっ
たところであろうか。)タイトルが一番最後に出るというのはなかなか効果的であると
思う。(なんといってもシブイ!)あたるの「ランちゃーん、おユキさーん、・・・・
も大変いいのではないだろうか。
 さて音楽についてだがこれはいい曲が多い。特に「ラム・・・In My Dream」はそ
の後のTV版のエンディングに多用されている。またその他でもひとつの「曲」として
(BGMとしてではなく)聞くことの出来る曲ばかりである。(BGM#7というのは
本当に初期バージョンのちんどん屋の曲なのであろうか・・・・)とにかくすばらしい
と言って間違いはないと思う。
 映像面では雰囲気がよく出ているので問題はないと思う。


 さて第一部はこれにておしまい。第二部が完成したらまたアップします。みなさんの
ご意見をお聞かせ下さい。(単なるアホだと言われると元も子もないけど・・・・・)
                        MAP641  赤間