#7 Article 299 Posted at 1988/10/11 22:26:52 by オータム (MAP799) [URUSEI]

Subject: Re: Re: Re: Re:アーティクル285 /297 /289 /287

SIROさんへ、
 「どうして、『うる星やつら』だと話にリキがはいるんでしょうか」って?
 あなたのような人が次から次へと、参加して来るからつい論争が過熱してしまうので
す。(私も、アーティクルの283で、この話に横から入り込んでいます。)

 まあ、冗談はさておいて。
 うる星は我々アニメファンの(あるいは現代日本の若者の)心の中の現実を映し出し
ているからだと思います。

 この世の中には、目でみて手で触って、確かめることが出来る世界があります。たと
えば、この世界は、バイクと言ったら地面を走るバイクしか許しません。宇宙へ飛んで
行けるバイクはどこにも存在しません。(いつかは存在するかも知れませんが、現代に
はありません)

 もう一つの種類の世界があります。
 それは、心の中の世界です。

 私達の心の中には、何があるでしょうか。
 現実の生活の中から受けた印象、苦労して父さんが立てた一戸建てのマイホームや、
制服や規律の中に押し込められた学校生活。ほのかにあこがれるクラスメートのマドン
ナ、でもとうてい恋人にはできない。アニメから受けた印象、宇宙の彼方まで飛び回る
宇宙船に、無敵のロボット、そこでは自分がヒーローだ。そして小さい頃に聞いた不思
議な民話や童謡の世界、たぬきが化けて魔法が人を変身させる。etc.etc.
 私達の心の中では、意識、無意識を問わず、こういうものが、絶望と希望と願望によ
って形を変えながら混ざりあって渦巻いています。

 「うる星」とは、私達の心の中の、この渦巻そのものを映像化したものだと言えませ
んか?

 だから、うる星の議論をするとき、その議論は誰かが作ったアニメのことを論じてい
るのではなく、みんな、自分の心の問題として議論しているのではないでしょうか。

 これが私の考えた理由です。

      by 私はコミケに行かないのでよく分からないけれどきっと誰かが同人
誌でとっくにこういう議論をし尽くしているのだろうなと思いながらつい書いてしまっ
たオータム/MAP799


 (実は、その先の話がまだあります。上の議論を読んで腹の立った人がきっといるで
しょう。それは正解です。上の議論は、若者を理解しているつもりの「大人達」の論法
です。そんな論法で「うる星」の全てを捉えることが出来るわけがありません。では、
この先の議論はと言うと、また今度の機会に書き込みます。ごめんなさい)