#68 Article 770 Posted at 1992/07/23 13:29:29 by M.M. (MAP1416) [NEW.PC98]
Subject: Re:*8 NECから新機種 /761 .... /752 /750
>RISCって、
>「中身は全然違うのに、マシン語レベルで互換性」でしたっけ?
>くわしくおしえてください。
RISC(reduced instruction set computer)とは、
いままでのCPUは命令体系が複雑化・高度化しすぎて、せっかく用意した高
度なマシン語命令がほとんど使われていないということから、これを見直して単
純なマシン語命令(ロード/ストア/レジスタ演算)の組み合わせでCPUを使
うようにしよう、というものです。
RISCはマシン語が単純になったので、複雑な命令解析部や中間コードが不
要になり、1命令あたりの実行スピードが上がりました。
また命令解析部をとりのぞいて空いたスペースをレジスタやキャッシュにたく
さんまわせるようになり、
・レジスタをたくさん使えるようになったので、メモリアクセスを減らせる
・CPU内にキャッシュを積んで高速化
・1サイクル1命令なので、効率のよい並列処理が可能
ただしRISCは、いままでのCPUでは1つのマシン語命令で済んでいたと
ころが2~5命令使わなければ表現できなかったりするので、プログラムサイズ
も2~5倍、メモリもそれだけ必要になります。
またいままでCPUにまかせていた機能をプログラム側でやらなくてはならな
いので、RISCのパワーを100%引き出せるかどうかはコンパイラの出来い
かんにかかってきます。
というわけで、RISCといままでのCPUの間にマシン語レベルの互換性は
まったくありません。互換性があるとすれば、高級言語レベルです。
たとえばCやFORTRANのソースがあれば、RISCマシン上のコンパイ
ラで再コンパイルすれば走らすことができます。
M.M.