#68 Article 3762 Posted at 1994/05/18 23:49:17 by きつねりす (MAP542) [ATM]
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ATM技術について考えてみましょう。 ATMとは、Asynchronous Transfer Modeの略で日本語に訳すと「非同期転送モード」 でB-ISDNやセルリレーの根幹を成す技術です。 OSI参照モデルではデータリンクレイヤ(層)以下の技術になります。みなさん ご存知のEthernetやFDDI、トークンリングなどと同じレイアです。 ・最初に「線」の話から ATMは公衆網(WAN)からと構内網(LAN)からのアプローチがされている ので物理媒体として光ケーブルのほかにツイストペア線、同軸ケーブルなども接続で きるようになっています。 自民党から政権が変わったときにFTTH構想 ( Fiber To The Home :家庭まで光ファイバー を敷設。)を時の郵政大臣が公言したとき業界は大きく揺れたものです。それまでは、 光ファイバーケーブルは企業や公共施設までとし、家庭はいままで同様に銅線を使お うというものでした。光ファイバーを家庭まで引くとしてその資金源はどうするんだ ろうか。と・・・・。 ・「線」に乗せる情報は・・・ ATMではいかなる情報もATMセルと呼ばれる53バイト固定長小さなブロック (パケットの様なもの)に分解して転送します。利用する媒体にもよりますが、基本 的に1回線のビットレートは155.52Mbpsです。このうち物理レイヤで使用する情報を 除く高位レイヤのOAMセルやATMセルのためのビットレートは149.76Mbpsです。 また、高速化の為に4回線まとめて1回線とするインタフェースも用意されていて、 そのビットレートは622.08Mbpsです。(みんなが使ってるモデムだと14.4Kbpsや28.8 Kbps、INS64で64Kbps(B)~144Kbps(2B+D) ) ・線の中に線が。 物理線の中に仮想線を引いて使います。いま、みなさんが使っているような公衆電 話回線も1本のケーブルの中に複数の通話回線が多重化されていますが、おなじよう にATMでも多重します。その方法は公衆網でもみられるような帯域を占有する方式 に加え帯域を独占しない方式も用います。 帯域を占有する方式だと100Mbpsの回線に10Mbpsの回線は10本しか通せませんが 帯域占有率を10%とすると100本通すことができます。(10Mbpsで転送す るが、ずっと10Mbpsのデータが流れるわけではない場合に帯域占有率を設定す ることで回線を有効に使える) ・お値段は? いまの電話網のようなスター型の接続形態になるので3台以上の端末の相互接続に は回線交換ようのスイッチが必要になる。公衆回線ようのもの資料が手元にないので LANようのHUBで我慢して欲しいが、国内ではNECがATOMIS5を最近発表した。 155Mbpsの回線を16ぽーと内蔵して1040万円だそうだ。Fore System, NET, New- bridge Networks, Synoptis Communications などからも発売されているが、どれも 5万ドル以上である。 ・補正予算でATM 文部省の補正予算で12の大学がATM-LANを導入することになったが予算は 高々300億円。他の大学の分も含まれているので実際に大学に導入されるATMは 1校4台ほどだろう。 さて、あと何が知りたい? きつねりす