#68 Article 2194 Posted at 1993/08/10 00:17:37 by 水町 嘉秀 (MAP1352) [DOSV.FAN]
Subject: Re: DOS/V FAN 9月号 /2177
続き > >>DOS/V FAN9月号のノート > 1993年8月9日 > > > > 9月号付録ディスクについて > > > > 「DOS/V FAN 9月情報号」をお買い求めいただきました皆様 >にお詫びとお願いがございます。 > > すでに、私共が8月6日、8日付けでご報告した文書をご覧になった方 >も多いかと存じますが、9月情報号の付録ディスクで不都合な部分があり >ました。付録ディスクのパッケージ裏面にある記事通りにご使用いただけ >れば問題は生じませんが、付録ディスクから立ち上げようとすると、バグ >が発生し、ハードが再び立ち上がらなくなります。 > > ご迷惑、ご心配をおかけして誠に申し訳ありませんが、以下にあります >ような簡単な操作で、付録ディスクのバグは除去できますし、万一立ち上 >がらなくなった場合も、本体内のハードディスクの内容は保存されていま >すので、回復は可能です。 > >●付録ディスクを正常にする方法 > いつも通りにハードディスクからコンピュータを立ちあげてから、付録 >ディスクのライトプロテクトタブを書き込み可能な状態(穴が閉まってい >る)にして、3.5インチドライブに挿入します。続いて、 > >C: >CD C:\DOS >SYS A: > >として、付録ディスクにシステムを転送して、付録ディスクを正常に戻し >てからお使いください。 > >●ハードディスクが起動できなくなった場合の対処方法 > 起動できなくなっても、ハードディスクの内容(ファイル)は使用でき >ます。ハードディスクの中身は破壊されません! > DOS/Vの日本語モードの起動フロッピーディスク(IBM DOS J5.02/VのDisk1 >など)で立ち上げて(書き込み不可にすること)、インストール画面になっ >たら[F3]キーを押してDOSのプロンプト「>」を出して、 > >C: >CD C:\DOS >と入力して、ハードディスクのDOSディレクトリに移動し、 > >FDISK /MBR >とすれば修復されて、ハードディスクから起動できるようになります。 > > なお、上の方法は編集部にある下記マシンで確認しました。 >・PS/V モデル2405-WAW(日本アイ・ビー・エム) >・PC DIRECT PCD486dx2-66VMT(ステップ) >・Procima TL-1(クラスター) >・AUVAMEDIA480/66(オーバーコンピュータ) >・VL-STATiON・DP4466-243-8(マイタックジャパン) > >●バグの内容について > このバグは、『Anti-Telefonica』というウイルスの残骸です。このウイル >スは、フロッピーディスクだとセクタ0とディレクトリエントリの最後から >2セクタに感染するものです(最後の1セクタには感染前のセクタ0の内容 >がコピーされます)。 > 付録ディスクの場合、『Anti-Telefonica』本体(2セクタぶん)のうち、 >最初の1セクタだけが混入しています。この部分は後ろのセクタに入って >いる『Anti-Telefonica』本体を感染させる働きを持っています。しかし、 >感染させるべき本体がないので、潜伏したり二次感染させたりすることが >ないのです。 > > 付録ディスクから起動できなくなるのは、ハードディスクのパーティショ >ンテーブル(マスターブートレコード)に感染しようとして、オリジナルの >パーティションテーブルをリードディスクのシリンダ0、ヘッド0、セクタ7 >にコピーし、セクタ6に本体、パーティションテーブルに感染プログラムを >書き込もうとするからです(通常セクタ6、7はPC/AT互換機では使われて >いない部分です)。『Anti-Telefonica』の本体がいないため、そこで止ま >るのです。本体がある場合は、セクタ6の本体がメモリに常駐し、セクタ7 >のパーティションテーブルのコピーを使ってみると、なにごともなかったよ >うに起動します。 > > 付録ディスクでは、ハードディスクから立ち上がらないため『Anti-Telef >onica』がメモリに常駐しません。このため、二次感染が起こらないのです。 >冒頭にもある「FDISK /MBR」は、感染プログラムにより壊されたパーティシ >ョンテーブルを修復コマンドでこれを行うことにより、セクタ中のパーティ >ションテーブルが直り、ハードディスクが復活します。セクタ7にオリジナ >ルのパーティションテーブルのコピーが残りますが、何も影響はありません。 > >●『Anti-Telefonica』について > フロッピーディスクのブートセクタかハードディスクのパーティションテ >ーブルに感染するウイルスです。感染したフロッピーディスクやハードディ >スクから起動した場合、メモリに常駐し、その後アクセスしたフロッピーデ >ィスクに二次感染していきます。感染はフロッピーディスクのブートセクタ >とハードディスクのパーティションテーブルにしていき、個別のファイルに >感染したりはしません。ハードディスクに感染している状態で、リセットや >電源のON/OFFが400回繰り返された時、潜伏していたウイルスが発病し、ハー >ドディスクの内容をランダムなデータで初期化してしまいます。 > > 本物の『Anti-Telefonica』にかかった場合は、付録ディスクのやり方では >除去できません。『ANTIAVIR』(ニフティサーブのFGALSVかFAGALBTにアップ >ロードされています)などのワクチン・プログラムを使用します。 > > また、メジャーなウイルス・スキャン・プログラムで表示されるこのウイ >ルスの名前を下に表示しておきます。同じウイルスでもウイルス・スキャン・ >プログラムによって名前が違います。これは、ウイルス自体に正式名称があ >るわけではなく、俗称でしかないからなのです。 > >ウイルス・スキャン・プログラム名 :ウイルス名 >SCAN(McAfee) :Anti-Tel >PCCSCAN(リンク) :Spantroj >バスターシリーズ(リンク) :3445 >VIRSCAN(IBM) :Campana virus >MSAV(Central Point) :Telecom PT1 virus >スキャンワクチン 4.101(JADE) :Anti-Telefonica(破壊) >スキャンワクチン 4.089B(JADE):Anti-Telefonica(破壊) >NortonAntiVirus(シマンテック) :strain of Spanish Telecom > > > 今回、このウイルスが、なぜ壊れた状態で付録ディスクに入ったのかは >わかっていませんが、マスターディスクを作成した時に編集部で感染した >ことは間違いありません。 > あらためまして、読者の皆様には、ご迷惑をおかけしましたことをお詫 >び申し上げます。 > 今後は二度とこのようなことが起こらないよう、万全の体制で望むこと >をお誓いして、皆様のお許しを願うばかりです。 > > なお、今回の付録ディスクは編集部にお送りいただければ、送料分 >を同封しまして、新しいフロッピーディスクをご送付いたします。 > > また、この文書はできる限り多くの読者に速やかにご覧いただきた >いため、DOS/V FANの読者がいるBBS等に転載していただ >きますよう、甚だ勝手なィ願いとは存じますが、よろしくお願いいた >します。 > > 最後になりましたが、調査協力いただきました、コンピュータ・セキュ >リティ・メーカーの株式会社ジェード(JADE)、株式会社リンクには >深く感謝いたします。 > > 徳間書店インターメディア株式会社 > DOS/V FAN編集部 > 電話03-3431-1627 > X便番号105 > 東京都港区新橋4-10-7 > ニフティサーブID:KFH00323 > アスキーネットID:msx07001 > PC-VAN ID:GWH17233 >