#67 Article 798 Posted at 1994/05/03 19:13:04 by HIDE (MAP3950) [F1]

Subject: Re:*7 サンマリノGP /796 ... /790 /785

今回のサンマリノGPは、本当に不幸な事になってしまいました。

バリッチェロの大クラッシュに始まり、ラッツェンバーガー、そしてセナ・・。
何故これ程の大事故が、立て続けに起こってしまったのか?
12年間、死亡事故が起きなかったF1において、
同じGPで、二人も・・
しかも、それが同じ事故でではなく、別々の事故によるものだったということに、
単なる偶然ではない何かを感じます。

・・・あるいは、偶然を呼び込んでしまうような原因が、
あったのではないかと感じてしまうのです。
そこで、これについて考えてみたい。

要因1:ドライバー
どんなドライバーであれ、ミスは有り得る。
逆に言えば「ミス=死」では、問題外。
2人のドライバーが、
そろって死んでも仕方がないほどのミスをしたとは考えにくい。

要因2:サーキット
悲劇の舞台となったイモラのこのサーキットは、歴史の古いコースで、
これそのものに、決定的な欠陥があるとは思いにくい。
ただし、高速サーキットであるわりには、
ランオフエリア(スピード吸収帯)が狭いという指摘はあった。
またコースそのものの痛みが激しく、セナのクラッシュした手前では、
大きな傷があったらしい。

要因3:車
今年から、大きなレギュレーションの変更があったせいもあり、
これが、もっとも疑われている。
その中で、ハイテク装備禁止に問題があったのではないか?
との論調が強いが、これが、即危険に繋がるとは言えない。
というのは、アクティブなどの、ハイテク装備車は、
路面からのキックバックを補正するため、ドライバーは限界点を見出しにくくなり、
また、ハイテク装備そのものの故障による事故も多発しているからだ。

要因4:複合的要素
ラッツェンバーガーの情報はあまりないので、
セナの情報に関する限り、上記2と3の複合的な要因が、浮かび上がっている。
ハイテク装備車が安全とは限らないのは上記の通りだが、
セナのドライブする、FW16に、問題を生じたのは確からしい。
この車の空力は「ある条件下」で大変優れていて、
巨大なダウンフォースを発生する割に、空気抵抗が少ない・・。
この「ある条件下」とは、要するに理想的な・・ということで、
それを外れると極端な話し、急激にダウンフォースを失ってしまう。
昨年までは、アクティブによって、理想的な条件を維持されていたという訳だ。
それが外された今年の車は、非常に神経質な挙動を示していたらしい。
さらに痛んだ路面の傷という要素が、加わると?
第一戦でのセナのスピンもあるいは・・。

これらは、今までの情報をまとめたもので、真実は他にあるのかもしれない。
ともあれ、これらの事故の原因を究明し、今後のGP運営に役立てて欲しい。
彼らの死を無駄にしないためにも。

                       ・・By HIDE(MAP3950)